≪ 未来の 新しい価値を 創り出す≫ 研究開発・R&D部門が主導する新価値創造メソッド


~ 今の時代に必要な3視点からのアプローチ ~


<価値づくり特集セミナー>

 「これまでのやり方では上手くいかなくなった」という時に、見直すべき価値創造の本質や、新しく取り入れたい価値創造の手法を、3名の演者がそれぞれの視点で解説します。

★ 近年急速に発展をしている、人工知能・IoTを取り入れたイノベーション創出法

★ 既成概念に捉われず新市場を開拓するために、立ち戻るべき「人間」の見方
★ 未来のトレンド分析と自社技術の強みとのマッチング  など

 顕在化したニーズを拾っていくだけでは企業の行く末に不安を覚えるような成熟した市場へと移り行く現代に、研究開発・R&D部門を中心に、技術的な裁量を任される人間が考え・取り組むべき新価値とは何なのか。イノベーションおよび企業の利益創出に重要となる新価値を皆様自身が創り出していくためにぜひご活用下さい。  



講師


■第1部:(10:30~12:30)
研究開発/R&D部門が行うべき新価値創造法 
~未来トレンド分析 / 技術棚卸し / 技術ポートフォリオマップ~

(株)日本能率協会コンサルティング 経営コンサルティングカンパニー 
  技術戦略センター チーフコンサルタント 高橋 儀光 氏

【専門】MOT/新事業開発、プロジェクトマネジメント教育、技術戦略策定
 新規事業テーマ探索を専門とし、エレクトロニクス・半導体・情報通信・素材・製薬・食品まで、幅広い業種において、新事業テーマの創出をてがける。会社の持つ技術の強み・固有技術に深く踏み込んだリサーチを行い、固有解を出すことをポリシーとしている。最近では、製造業、サービス業の垣根を越えたIoT/ビジネスモデル創出の研究や、自社技術と外部の異分野技術の組合せによる新価値創造に関する研究を行っている。
<主要論文・著書など>
・第65回 全国能率大会論文「異分野からの技術的発想の導入による新価値創造マネジメント」
  経済産業大臣賞受賞(2014年3月)
・日経SYTSEMS「技術者も必見! ビジネス立ち上げの成功法則」(2016年3月・株式会社 日経BP)
・研究開発リーダー「研究成果をスムーズに事業化するための出口戦略」
 (2017年9月・株式会社 技術情報協会) 等、専門誌への寄稿多数



■第2部:(13:15~15:15)
「人」を中心に据えた新価値創造のメソッド 
~ 人間の見方と新価値創造までの3ステップ ~

   (株)デコム 代表取締役 大松 孝弘 氏
 
【専門】インサイトリサーチによるアイデア開発支援
 1970年生まれ、広告会社を経て2004年デコムを設立。インサイトやアイデア開発支援に関する著書、講演は、海外も含め多数。日本初のインサイトリサーチに関する書籍「図解やさしくわかるインサイトマーケティング」(共著、日本能率協会マネジメントセンター) 「マーケティングリサーチの基本」(共著、日本実業出版社)株式会社デコムは、2004年の設立以来、一貫してインサイトリサーチによるアイデア開発支援を提供している。医薬品・食品・飲料・化粧品・日用品・通信・自動車・エレクトロニクス・メディアなどの領域において、心理学や文化人類学からのアプローチによる独自の調査手法で、アイデアとイノベーションを導きだしている。



■第3部:(15:30~17:30)
​人間生活ビッグデータと行動センシング技術を活用した新価値創造のメソッド
~ IoT、AI時代の新価値創造事例 ~

(国研)産業技術総合研究所 人工知能研究ンセンター 首席研究員 西田 佳史 氏
 
【専門】人間情報学、ロボット工学、公衆衛生
 1998年東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻博士課程修了、博士(工学)。1998年通商産業省 工業技術院 電子技術総合研究所入所。2001年独立行政法人 産業技術総合研究所 デジタルヒューマン研究ラボ研究員。2008年、同研究所 サービス工学研究センター研究員兼務。2010年、同研究所 デジタルヒューマン工学研究センター 生活・社会機能デザイン研究チーム長。2011年、同研究所 デジタルヒューマン工学研究センター 上席研究員。2013年、同研究所 デジタルヒューマン工学研究センター 首席研究員。2015年より、同研究所 人工知能研究センター 首席研究員。生活知能研究チーム長兼務。人間の日常生活行動の観察技術とモデリング技術、生活機能構成技術、 傷害予防工学の研究に従事。2012年 情報処理学会論文賞、2012年 ヒューマンインタフェース学会学術奨励賞、2012年 日本科学教育学会第35回年会発表賞、2011年 日本人間工学会 大島賞受賞(ベストペーパー賞)、2011年 情報処理学会 インタラクション2011ベストペーパー賞、2010年ISCAIP2010 Poster Presentation Award、2009年 産業技術総合研究所 理事長賞、2007年 人工知能学会 2007年度全国大会優秀賞、2007年 第6回ドコモ・モバイル・サイエンス賞 社会科学部門 奨励賞などを受賞。


受講料


54,000円 ( S&T会員受講料 51,300円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


【キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額 の27,000円)】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※「価値づくりセミナー専用クーポン」以外の割引は適用できません。


プログラム


第1部(10:30~12:30)
研究開発/R&D部門が行うべき新価値創造法
~未来トレンド分析/技術棚卸し/技術ポートフォリオマップ~

[趣旨]
 「よいモノを沢山つくれば、売れて儲かる」という時代ではなくなってしまった今日では、R&D部門への期待もこれまでと大きく変化をしています。既存の商品(製品、及びサービス)の延長線上の機能・性能の開発競争ではない、新しい顧客価値創出に繋がる事業モデルを構想することがますます求められています。そうした役割期待の高まりとは裏腹に、長年のものづくりの価値観からの脱却は難しく、R&D部門の多くでは、「よいモノ」をつくるための技術開発とその特許化から先の活動は実践が進んでいません。本セミナーでは、従来商品の延長線上にはない、新価値創造の研究開発テーマを構想するための基本的な考え方と、日本能率協会コンサルティングが開発し、多くの企業で事業成果を創出してきた新価値創造の実践手法「シャイニングスター構想法」をご紹介します。

[プログラム]
1.研究開発を取り巻く状況
 1.1 今日の研究開発を取り巻く事業環境
 1.2 「よいモノを沢山つくる」だけでは儲からない。R&D部門が「夢」を見るのが難しい時代へ
 1.3 経営がコーポレートR&D部門に求める役割期待

2.既存の延長線上ではない、新しい顧客価値を見出す「シャイニングスター構想法」
 2.1 潜在ニーズ発見のための基本的考え方
 2.2 将来の価値観の潮目変化:トレンド分析の方法論
 2.3 現状の市場分析ではなく、未来のトレンド分析からお客様の「あったらいいな」を発想する                                                
3.お客様の「あったらいいな」と自社技術の強みとをマッチングさせる「技術棚卸し」
 3.1 自社がよく耕してきた技術の土壌の上に新事業の種を蒔く
 3.2 お客様の「あったらいいな」と、自社技術の強みとをマッチングさせる「技術ポートフォリオマップ」

4.自社にとってリアリティのあるテーマとするバックキャスティング法
 4.1 技術的に飛躍し過ぎた「ありえない」開発テーマには、お客様がついてこられない
 4.2 極端な理想像から、お客様の半歩先をいく開発テーマにするための3つのバックキャスティング法
 4.3 技術ポートフォリオマップから、自社ならではのビジネスのリアリティをチェックする  

  □質疑応答・名刺交換□

[対象]新事業開発のご担当者をはじめ、経営企画、技術戦略策定部門、研究所、商品開発、
営業企画・マーケティング部門のマネジャー、スタッフの皆さま



第2部(13:15~15:15)
「人」を中心に据えた新価値創造のメソッド ~人間の見方と新価値創造までの3ステップ~

[趣旨]
 あらゆるカテゴリーで消費者は「だいたい、いいんじゃないですか?」という状態で、そこにはあからさまな問題やニーズは存在しません。そんな成熟した市場では、技術や市場、ユーザーではなく、人間を見に行くことから始めなければなりません。まず、本人も気づいていない隠れた問題や欲求(=インサイト)を発見することが重要です。そこから見い出した将来価値を次世代技術で実現していくのです。技術起点の思考プロセスでは、既成概念から逃れることができず、イノベーションにつながるような新価値創造は難しいのです。
この講演では、新価値創造のための3つのStepで必要となる手法やフレームワークについて実際の事例も交えて解説します。

 Step1.Opportunity 機会領域を特定する
 Step2.Insight 消費者インサイトの発見
 Step3.Ideation 価値・アイデア開発    

[プログラム]
はじめに:なぜ成熟した市場で新価値創造が難しいのか理解する

≪Step1.≫ Opportunity 機会領域を特定する
 ~人の興味関心に寄り添い、価値から入って不満を明らかにする
 ~人間を見に行く道しるべ(生活の14分類、社会イシューの25分類など)
 ~マイクロトレンド(新奇事象)に着目し、機会領域を洗い出す
 ~洗い出した機会領域を定量的に評価し、特定する

≪Step2.≫ Insight 消費者インサイトの発見
 ~本人も気づいていない隠れた不満や欲求(インサイト)
 ~インサイトの3分類(価値/不満/未充足)と4要素(シーン/ドライバー/エモーション/バックグラウンド)
 ~人間の表と裏(デビルインサイトとエンジェルインサイト)
 ~インサイトリサーチの手法(心理学・投影法と文化人類学・エスノグラフィからのアプローチ)

≪Step3.≫Ideation 価値・アイデア開発
 ~インサイトから新価値・アイデアを開発するフレームワーク
 ~新価値・アイデアの検証方法

 □質疑応答・名刺交換□



第3部(15:30~17:30)
人間生活ビッグデータと行動センシング技術を活用した新価値創造のメソッド
~IoT、AI時代の新価値創造事例~

[趣旨]
 我が国では高齢化に伴い本格的な多様性社会が到来しつつある。そこでは、従来扱われてきた個人差の問題だけではなく、変わり続ける個人の多様な特性を配慮した新たな価値創造の方法論が強く求められている。本講演では、社会で求められている「価値」とは、いったい何か?、人の特性が多様である一方で、それを科学的に扱うデータが分散して存在していて扱いにくいという矛盾を抱えた課題に対して切り込む方法、ビッグデータ化されたデータから生活の諸問題を、それを変化させ得る粒度で的確に抽出する技術、様々な気づきによって得られたアイデアをイノベーションに繋げ新たな変化を生み出す価値創造の方法などについて具体的に解説する。最近の人工知能技術、ビッグデータ活用技術、IoT技術などの具体的な活用事例を紹介する。

[プログラム]
1.社会と技術
 ・最近の人工知能、IoT技術の潮流
 ・今解くべきグローバルな課題とSDGs 

2.IoT、AI時代の新価値創造
 ・価値創造の「価値」って何?
 ・社会問題解決のための問題構造の「変えられる化」とイノベーション 
 ・社会問題解決型イノベーションの可能性とデータ駆動型の支援技術 

3.人の行動を計測する技術
 ・新たなIoT技術(ウエアラブルセンシング技術とアンドレッサブルセンシング技術)

4.課題に気づかせてくれる技術
 ・生活データと人工知能技術を用いたアウェアネス技術 

5.人の多様性とデータの多機関分散性を扱うスマート・リビングラボ技術とその活用例
 ・IoTや生活データを活用した生活安全技術
 ・IoTや生活データを活用した高精緻ヘルスケア技術
 ・IoTや生活データを活用した社会参加支援技術
 ・IoTや生活データを活用した生活機能低下者のための製品安全技術

6.価値創造のためのいくつかのアプローチ
 ・データと変人の知恵の活用
 ・多職種連携の活用
 ・既存社会システムを活用するクルージ戦略

7.展望

 □質疑応答・名刺交換□

[キーワード] 価値創造、IoT、課題発見、課題解決イノベーション、経済学的アプローチ、変えられる化理論、あるものを使うクルージアプローチ、技術・考え方・社会システムの三位一体的アプローチ、多職種連携アプローチ、ウエアラブルセンシング技術、アンドレッサブルセンシング技術、社会参加支援・介護予防、生活安全・製品安全、子どもや高齢者の安全  


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

54,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

マーケティング   技術マネジメント総合   IoT

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

54,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

マーケティング   技術マネジメント総合   IoT

関連記事

もっと見る