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~ナノインプリント用モールド形成と樹脂作成・モスアイ反射防止・超撥水フィルム展開~
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★離形性の問題、加工スピードの問題、製品大型化の課題など、微細加工技術者にとって、問題点を解決できるコンテンツが満載です!
講師
第1部 首都大学東京 都市環境学部 分子応用化学コース
都市環境科学研究科 分子応用化学域 准教授 柳下 崇 氏
第2部 山形大学 大学院 有機材料システム研究科 教授 博士(工学) 伊藤 浩志 氏
第3部 富山県立大学工学部機械システム工学科 材料設計加工学講座 講師 遠藤 洋史 氏
受講料
【1名の場合】43,200円(税込、テキスト費用を含む)
【2名の場合】48,600円(税込、テキスト費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、10,800円加算】(税込、テキスト費用を含む)
※弊社講座は、複数でのご参加を希望される場合、サービスとして1名につき、10,800円で何名でも追加の申し込みができますが、同一部署に限ります。なお、別途でのお申し込みは正規料金になります。ご了承ください。
※AndTechの講習会は、特別割引とポイント割引など、2種類以上の割引は、同時には適用されません。誤って、2種類以上の割引を同時にご利用された方には、後程、事務局より割引選択のための確認連絡をいたします。
対象
ナノインプリント、超撥水フィルム技術に関心・課題のある事業企画担当者、研究者、マーケッターなど
プログラム
第1部 大細孔周期高規則性ポーラスアルミナ製造方法とフィルムへの微細加工適用
【12:30-13:45】
講師:首都大学東京 都市環境学部 分子応用化学コース 都市環境科学研究科 分子応用化学域 准教授 柳下 崇 氏
【講演趣旨】
サイズの均一な細孔が規則配列したナノホールアレー構造である陽極酸化ポーラスアルミナをナノインプリント用モールドに適用し,ポリマーや無機材料からなるナノ規則構造形成フィルムを効率的に形成するプロセス,あるいは,得られた微細構造体形成フィルムの機能的応用について我々の最近の研究成果の紹介を行う。
【プログラム】
1.高規則性ポーラスアルミナの形成
1-1 自己組織化プロセスによる高規則性ポーラスアルミナの形成
1-2 テクスチャリングプロセスにもとづく理想配列ポーラスアルミナの作製
2.高規則性ポーラスアルミナを用いたナノインプリント用モールドの作製
2-1 ポーラスアルミナモールドの作製
2-2 めっきプロセスによるメタルモールドの作製
3.高規則性ポーラスアルミナを用いたナノインプリントによるナノ規則構造の形成
3-1 ポリマーナノ構造の形成
3-2 無機系材料からなるナノ構造の形成
3-3 曲面へのナノ構造の形成
3-4 ロール状モールドを用いた連続賦形
4.ナノインプリントプロセスによる機能デバイスの作製
4-1 反射防止構造の作製と評価
4-2 構造制御にともなう反射防止特性の最適化
4-3 超撥水表面の形成と評価
【質疑応答 名刺交換】
第2部 熱・UVナノインプリントによる新規機能性フィルムの開発
【13:55-15:10】
講師:山形大学 大学院 有機材料システム研究科 教授 博士(工学) 伊藤 浩志 氏
【著作・受賞・経歴】
Society of Plastics Engineers日本支部支部長、繊維学会理事、プラスチック成形加工学会監事、Polymer Processing Society国際評議員、他
プラスチック成形加工学会 第23回論文賞(2013)、Publication-Journal Awards 2011/ Alan Glanvill Award (London, 2011/10)、他
【キーワード】
熱インプリント、UVインプリント、ロールインプリント成形、微細配線化技術
【講演主旨】
本講演では、熱インプリントおよび紫外線(UV)硬化型インプリント法による微細配線または微細構造形成技術の基礎を解説し、そのプロセス条件依存性や得られた機能性フィルムの物性について分かりやすく紹介します。また国内外の最新の研究成果についても紹介します。
【プログラム】
1.熱インプリントおよび熱ロールインプリントの基礎
1-1 熱インプリントの研究背景・プロセス概論
1-2 熱ロールインプリントの研究背景・プロセス概論
2.紫外線(UV)硬化型インプリントおよびロールインプリントの基礎
2-1 UVインプリントの研究背景・プロセス概論
2-2 UVロールインプリントの研究背景・プロセス概論
3.熱インプリントまたはUVインプリントによる微細構造形成
3-1 国内外の研究動向
3-2 研究事例紹介・マイクロ微細配線形成
3-3 研究事例紹介・マイクロニードルアレイ構造形成
4.まとめ
【質疑応答 名刺交換】
第3部 微細リンクル加工技術による機能性材料
【15:20-16:35】
講師:富山県立大学工学部機械システム工学科 材料設計加工学講座 講師 遠藤 洋史 氏
【著作・受賞・経歴】
平成19年3月 東北大学大学院工学研究科 博士後期課程修了 博士(工学)取得
平成19年4月 物質•材料研究機構・博士特別研究員
平成20年12月 名古屋大学工学部物理工学科・特任助教
平成22年4月 東京理科大学工学部第一部工業化学科・助教
平成27年4月〜 現職
【講演キーワード】
微細加工, 超撥水, センサー
【講演主旨】
ナノ・サブマイクロサイズの微細パターンを有する構造体は、光学・磁気材料からバイオセンサー、ドラッグデリバリーシステムへの応用など多岐にわたる分野で研究・開発が進められている。微細加工プロセスにはエネルギー投入型のレーザー加工をはじめ、電子線リソグラフィ、ナノインプリント技術等のトップダウンプロセスが主流となっている。一方で、微粒子配列に代表される自己組織化プロセスからの微細パターン形成は、工具寸法の制約や回折限界といったトップダウンプロセスと比較して有利である。しかしながら、このボトムアッププロセスにおいても大面積化や均質化に課題が残る。これら両プロセスを融合したような技術体系を確立することが良策として考えられる。
本講演では上述した融合技術体系として考えることができる微細リンクル加工技術を紹介する。PDMSフィルムの伸張→表面改質→解放という一連のプロセスにより多彩なリンクル構造形成が可能となる。特に、我々が独自に開発を進めている立体伸張法によるリンクル構造形成と表面増強ラマン散乱(SERS)センサーや種々の超撥水性基板への応用について紹介する。
【プログラム】
1.微細リンクル構造の研究背景
2.微細リンクル構造の形成
2-1 平面伸張法による作製
2-2 立体伸張法による作製
3.微細リンクル構造の応用
3-1 高感度SERSセンサーの開発
3-2 異種超撥水フィルムの開発
3-3 SERSセンシング能を付与した超撥水フィルムの開発
3-4 流体フォールディングを利用した立体光造形技術の開発
4.まとめ
【質疑応答 名刺交換】
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