~プラスチックの成形加工にいかせるレオロジーの基礎知識~


「プラスチック成形加工性を向上させる」という観点からレオロジーを学ぼう!
レオロジーの基礎、測定方法、プラスチック材料の流動挙動とその改質例等などを解説



講師


山形大学 有機材料システム研究科 准教授 杉本 昌隆 氏

【その他 活動】

プラスチック成形加工学会理事
プラスチック成形加工学会東北・北海道支部幹事


受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


【キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額 の24,300円)】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


趣旨


 プラスチック成形加工は、単純化すれば「流す」「形にする」「固める」工程からなります。望まれる形状を賦与するためには、粘弾性体である高分子溶融体の挙動を把握し、理解することが必要です。これらの工程は重要な最終的な製品の物性や機能にも大きな影響を与えるものです。
 本セミナーでは、はじめにレオロジーの基本概念、次にレオロジー測定方法、データの見方、代表的なプラスチック材料の流動挙動、最後はプラスチック成形加工性を理解し向上させるための具体的なレオロジー研究例を紹介します。


プログラム


1.はじめに 
 1.1 プラスチック成形加工の特徴
 1.2 レオロジーとは?なぜ必要?プラスチック成形加工との密接な関係
 
2.レオロジーの基本的な考え
 2.1 ひずみ、応力、弾性率、粘度
 2.2 変形の様式:せん断、伸長変形
 2.3 純弾性体(フックの法則)、純粘性体(ニュートンの法則)、粘弾性体のレオロジー的振る舞い
 2.4 粘弾性模型(マクスウェルモデル)と緩和時間
 ・貯蔵弾性率G’、損失弾性率G”、緩和時間とは?
 ・G’とG”から複素粘度を求める
 2.5 身近なレオロジー ~動画で見る粘弾性~
 
3.溶融プラスチックのレオロジー測定方法とデータの見方(何が分かるか)
 3.1 からみ合い系プラスチックのレオロジーの特徴
 ・低分子と高分子の違いは?
 ・ゴム弾性
 ・単分散ポリスチレンのレオロジー、分子量の影響
 ・擬ゴム状弾性率とからみ合い点間分子量
 ・マクスウェルモデルとの違い
 3.2 線形粘弾性(動的粘弾性)
 ・実験方法 条件の決め方、プレート形状の選び方、測定上の注意点
 ・時間スイープ、ひずみスイープ、温度スイープ、周波数スイープ測定
 ・各種データの見方
 ・からみ合いとゴム状平坦弾性率、からみ合い点数の評価
 3.3 温度時間換算則
 ・WLF式、アレニウスプロット、van Gurp-Palmen則
 ・流動の活性化エネルギーと分子構造
 3.4 定常流粘度
 ・測定上の注意点
 ・キャピラリーレオメーター
 ・動的複素粘度と定常流粘度の比較(Cox-Merz則)
 3.5 階段状応力緩和
 ・測定上の注意点
 ・線状、分岐高分子の応力緩和挙動、ダンピング関数
 3.6 伸長粘度
 ・測定方法、測定上の注意点
 ・せん断粘度と伸長粘度の関係
 ・線状・長鎖分岐高分子のひずみ硬化性
 
4.溶融プラスチックのレオロジー挙動、その改質例
 4.1 ポリスチレンのレオロジー改質
 4.2 高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンのレオロジー挙動
 4.3 ポリプロピレンのレオロジー改質
 4.4 ポリマーブレンドのレオロジー
 4.5 ブロック共重合体のレオロジー
 4.6 熱硬化系樹脂のレオロジー
 4.7 物理ゲル(PVC/可塑剤系, PP/ソルビトール核剤)のレオロジー挙動
 4.8 流動履歴がレオロジーに及ぼす影響
 ・押出時の過度な粘度、溶融張力、伸長粘度低下要因
 4.9 粒子充填系の粘弾性、伸長粘度
 ・充填剤添加量、粒径、形状がレオロジー挙動に及ぼす影響
 
5.溶融プラスチックのレオロジーの改質と成形加工性
 5.1 レオロジーと発泡成形
 ・ガス含浸による物性変化 Tg, Tm, 粘度の変化
 ・溶融張力改質ポリプロピレンの発泡成形
 5.2 リサイクルポリエチレンテレフタラートの溶融張力改良とブロー成形性
 5.3 壁面スリップの評価と押出物表面形状(シャークスキン、メルトフラクチャー)
 5.4 急縮小流路における流動(対流、劣化、フィッシュアイ、メルトフラクチャー)
 5.5 異種多層共押出フィルム成形
 ・界面スリップ評価方法
 ・界面スリップと押出物形状
 
6.質疑応答


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂技術

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