ウェブハンドリングにおけるテンション(張力)コントロール技術

講師

三菱電機(株) 名古屋製作所 ＦＡシステム第二部 クラッチ設計グループ　マネージャー　寺田 要 氏

専門：テンション制御 

受講料

48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)

【2名同時申込みで1名分無料キャンペーン （１名あたり定価半額 の24,300円）】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記１名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書１名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

得られる知識

・テンション制御の原理からシステム構築の基礎的な考え方まで
・機械設計の注意点
・テンション制御におけるフィードバック制御の考え方やボトルネック

趣旨

　本講座ではウェブハンドリングにおけるテンション制御において、テンションとは何かの基礎から応用に至るまで解説いたします。また機械の電気制御関係者ばかりでなく、機械設計、保守関係にいたる方までがテンションコントロール技術の何かをつかんでいただける様な内容にします。

プログラム

１．長尺材とウェブ
　1.1 コンバーティングとロールtoロール制御
　1.2 ロールtoロール制御とは
　1.3 ロールtoロール制御とバッチ制御
　1.4 ロールtoロール制御が使われるもの

２．身のまわりの現象とテンションコントロール
　2.1 引張る力と引張られる力
　2.2 トルクとは？
　2.3 トルクとテンションの関係
　2.4 イナーシャとトルク
　2.5 回転体の物理学

３．テンション制御方式とその特長
　3.1 回転速度とトルク
　3.2 トルク制御と速度制御
　3.3 速度制御の特徴
　3.4 トルク制御の特徴

４．トルク制御
　4.1 手動制御
　4.2 オープンループ制御
　4.3 フィードバック制御

５．速度制御
　5.1 ウェイトダンサ式速度制御
　5.2 ドロー式速度制御

６．テンション検出
　6.1 テンション検出機構
　6.2 スプリングダンサロール
　6.3 テンション検出器の種類と特徴
　6.4 テンション検出器にかかる力と選定
　6.5 テンション検出器の取付けノウハウ

７．テンションコントロール用アクチェータ
　7.1 アクチェータ種類と特徴
　7.2 速度制御用アクチェータ
　7.3 トルク制御用アクチェータ
　7.4 ＡＣサーボタとインバータとの違い
　7.5 テンション制御でのインバータの適用

８．アクチェータの容量選定
　8.1 アクチェータの容量フロー
　8.2 トルク制御用アクチェータの選定
　8.3 速度制御用アクチェータの選定

９．テンションコントロールシステムの構築
　9.1 機械の制御部分と意味
　9.2 主軸の設定
　9.3 制御方式と組合わせ
　9.4 基本のテンション制御システム

１０．テンション制御の問題回避策の例
　10.1 慣性のテンション制御への影響
　10.2 材料の特性とテンション制御
　10.3 メカロスのテンション制御への影響
　10.4 空気の噛み込とテーパテンション制御

１１．三菱電機のテンションコントローラ
　11.1 手動電源装置とパワーアンプ
　11.2 オープンループ式テンションコントローラ
　11.3 フィードバック式テンションコントローラ

１２．ロールtoロールシステム構築の例
　12.1 コータ、ラミネータ－、スリッター

　□質疑応答□