自動車の制振・遮音・吸音材料の基礎・メカニズムとその評価・最適化設計

★車体軽量化の要求に伴うコスト・質量等の厳しい制約の中、最も効率良く・性能が良くなるように検討する方法とは?

★制振材・吸音材・遮音材の評価法から寸法・構造や配置・貼付位置等を適正化する手法について解説!


講師


工学院大学 工学部 機械工学科
准教授 博士(工学) 山本 崇史 先生


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


 自動車の室内や建築構造物内の居室などの室内空間の快適性を向上させるためには,静粛性の確保は欠くことができません.そのために,制振材や遮音材・吸音材といった材料を用いた設計をすることが多いと思います.しかし,実際の設計現場においては、近年の車体軽量化の動きからコストや質量に厳しい制約が課せられることも多く,より効率的な設計が求められています.
 本セミナーでは,静粛性を確保・向上するために重要となる振動および遮音・吸音に関して,まず基礎的な事項について説明いたします.そして,それらの代表的な評価指標である透過損失および吸音率について,それらを予測するための解析手法を解説いたします.さらに,そうした解析手法を用い,与えられた質量の中で,最も性能が良くなる仕様を検討する方法について概説いたします.
 
○受講対象:
 ・製造業で振動や騒音に関する設計開発業務に携わる方.
 ・遮音・吸音にかかわる材料開発に携わる方
 ・今後関連事業に参入をお考えの方・関連の基礎知識習得をお考えの方

○受講後、習得できること:
 振動や騒音に対する制振材や吸音材・遮音材のはたらきとその効果,および制振材・吸遮音材の配置や仕様を適正化する手法についての知識を深めていただくことを目的としています.


セミナー内容


1.音と振動の基礎
 1.1 質点系の振動(1自由度系および2自由度系)
 1.2 連続体の振動(梁および板)
 1.3 開空間における音
 1.4 閉空間における音と共鳴現象

2.制振材料による振動低減
 2.1 物理的な現象の説明
 2.2 損失係数とその同定方法
 2.3 モード損失係数
 2.4 制振材料の貼付位置の適正化

3.ヘルムホルツのレゾネータによる騒音低減
 3.1 物理的な現象の説明
 3.2 ダイナミックダンパーとの比較
 3.3 減衰レベルの予測と評価
 3.4 最適な寸法・構造

4.遮音材料による騒音低減
 4.1 物理的な現象の説明
 4.2 透過損失と挿入損失
 4.3 質量則とコインシデンス効果
 4.4 二重壁による性能向上と共鳴透過による性能低下
 4.5 有限要素法による透過損失の予測

5.吸音材料による騒音低減
 5.1 物理的な現象の説明
 5.2 吸音率とその測定方法
 5.3 Biotモデルによる吸音率の予測
 5.4 微細空間における吸音
 5.5 吸音材の配置最適化

6.均質化法による吸音材料の設計
 6.1 吸音材の微視構造の設計
 6.2 電子顕微鏡・μX線CTによる特徴観察
 6.3 均質化法による微視構造を用いた吸音率の予測
 6.4 3Dプリンターにより造形した吸音材による実験検証
 6.5 均質化法と最小二乗法によるBiot パラメータの推定
 6.6 微視構造の最適設計

7.現状の課題および今後求められる技術
 
 <質疑応答>


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

46,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【江戸川区】タワーホール船堀

【地下鉄】船堀駅

主催者

キーワード

自動車技術   応用物理

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