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高分子材料の表面処理手法の原理面から現実の適用例まで、
専門外の技術者にも理解できる形で解説!
フルオロアルキルアクリレート系高分子の撥水性を、化学的および物理的なアプローチにより向上を図った検討事例とその用途展開について解説!
セミナープログラム
第1部 高分子材料の表面処理技術の動向ー各種処理法と機能化
【13:00-14:15】
(株)AndTech 顧問 今井 昭夫 氏
【講演主旨】
高分子材料の改質・表面処理技術は古くから各種の手法が開発され実用化されてきた。近年、高度処理や高機能化処理技術も急速に進展しており、基材の選択の幅も広がっている。各種処理技術が専門の装置メーカーによって開発されてきたため、高分子材料・製品開発側の技術者にとって、全貌が見えにくくなっているのも実態である。本講座では、各種の改質・表面処理技術の開発の歴史にも触れながら、処理手法の原理面から現実の適用例まで、専門外の技術者にも理解できる形での解説を試みる。
【キーワード】
機能化表面処理、コロナ処理、プラズマ処理、メッキ、フッ化処理
【講演ポイント】
高分子材料・製品開発における表面処理技術は基材にない機能や性能を向上させるのみならず、最終製品の概観特性という商品価値の向上の観点からも重要な技術である。製品生産の総コストの点からどのような処理技術を選択するかの判断にも必要な知識を提供する。
【習得できる知識】
5GやCASEなどに対応し得る次世代製品開発のための表面処理・機能化技術の選定。
各種表面処理技術の得失の比較。
最近の表面処理技術の進展状況。
【プログラム】
- 表面処理技術の概要
- 表面処理の意義と必要性
- 表面処理技術の歴史と分類
- 表面処理の目的と適用事例
- 表面改質処理と表面加飾処理
- プライマ―処理
- 塗装処理
- メッキ処理
- 塗装処理
- コロナ処理
- プラズマ処理
- 真空蒸着
- 典型的な応用事例と特殊な表面形成技術
- ポリオレフィン樹脂のコロナ処理
- ポリプロピレン樹脂のプライマ処理
- ABS樹脂のメッキ処理
- 炭化水素樹脂のフッ化処理
- DLCコーティング
- バイオミメティック技術
- 表面の親水化と疎水化
- コーティングによる方法
- 化学反応による方法
- グラフト重合による方法
- 濃厚ポリマーブラシ形成による方法
- 表面改質・表面処理による機能化の考え方
- 極性(親水性・疎水性)の水準
- 膜厚(層厚み)の強度・耐久性への影響
- 製品生産の全行程における経済性と環境問題
【質疑応答】
第2部 オフセット印刷インキ(油性インキ、UV硬化インキ)の特性とその顔料の表面処理
【14:30-15:45】
東洋インキ(株) 技術本部 技術5部 部長 藪野 通夫 氏
【講演主旨】
私たちが日常的に見かける印刷物と言われるものは多数あります。例えば新聞、雑誌、チラシやカタログ、食料品・化粧品パッケージ等があります。これらは一般にオフセット印刷インキで印刷されています。オフセット印刷インキは、大きく油性インキとUV硬化インキに大別されます。
本講演では、身近に見かける印刷物を取り扱っている印刷インキ業界の最近の動向と、印刷物に印刷されるオフセット印刷インキ(油性インキ、UV硬化インキ)について、その基礎知識からインキの製造方法、そしてインキ設計に重要な顔料表面処理とその分散評価方法について解説する。
【キーワード】
印刷、アロマフリーインキ、植物油インキ、大豆油インキ、Non-Vocインキ、バイオファーストインキ、エコマーク、SDGs、バイオマスマーク
【習得できる知識】
・印刷インキ業界の最近の動向
・オフセット印刷インキ(油性インキ、UV硬化インキ)の基礎知識
・オフセット印刷インキの製造方法と、顔料表面処理について
・オフセット印刷インキの分散評価方法
【プログラム】
- オフセット印刷、オフセットインキについて
- 顔料の特徴と製造方法
- 分散の基礎理論と素材面での対応
- オフセットインキの生産方法
- 顔料分散性による印刷への影響
- 分散性の評価方法
- まとめ
【質疑応答】
第3部 フルオロアルキルアクリレート系高分子の化学的・物理的アプローチによる撥水性向上検討とその用途展開
【16:00-17:15】
ダイキン工業(株) テクノロジー・イノベーションセンター 井上 僚 氏、
ダイキン工業(株) テクノロジー・イノベーションセンター 稲益 礼奈 氏、
ダイキン工業(株) テクノロジー・イノベーションセンター 博士(工学) 山口 央基 氏
【講演主旨】
フッ素を含む高分子は、他の高分子にはない特徴ある性能を多く示す。それらの内、我々の生活に身近で工業的にも重要な性能の一つとして、撥水性が挙げられる。フルオロアルキルアクリレート系高分子は、繊維処理用途の撥水剤として古くから使用されており、近年では、その材料設計を工夫することで多くの用途に展開されている。本講演では、フルオロアルキルアクリレート系高分子の撥水性の向上を化学的・物理的アプローチの双方から検討した事例を紹介し、その用途展開について講演を行う。
【キーワード】
・フルオロアルキルアクリレート
・静的撥水性
・動的撥水性
・(超)撥水性
・滑水性
【講演ポイント】
撥水剤として主に使用されてきたフルオロアルキルアクリレート系高分子の撥水性を、化学的および物理的なアプローチにより向上を図った検討事例と、その用途展開について解説する。
【習得できる知識】
・撥水性に関する基礎的知見(静的撥水性と動的撥水性の違い、諸測定法など)
・フルオロアルキルアクリレート系高分子の撥水性に関する基礎知識(撥水性向上のための材料設計、撥水性の発現機構など)
・フルオロアルキルアクリレート系高分子の用途展開事例の把握
【プログラム】
- はじめに
- フッ素を含んだ化合物の性質
- フッ素を含んだ高分子の表面機能
- 化学的アプローチによるフルオロアルキルアクリレート系高分子の撥水性向上検討
- 静的撥水性と動的撥水性の違い
- 種々の化学的アプローチによる撥水性の向上検討
- 用途事例の紹介
- 物理的アプローチによるフルオロアルキルアクリレート系高分子の撥水性向上検討
- 撥水性向上に関する化学的アプローチの限界と物理的アプローチの課題
- 物理的アプローチの課題解決を目指した材料設計の検討
- 用途事例の紹介
- 撥水性の発現機構解明に有効な分析手法
- まとめ
尚、当日の講演内容は、この限りではない可能性がありますことを予めご了承下さい。
【質疑応答】
セミナー講師
第1部 (株)AndTech 顧問 今井 昭夫 氏
第2部 東洋インキ(株) 技術本部 技術5部 部長 藪野 通夫 氏
第3部 ダイキン工業(株) テクノロジー・イノベーションセンター 井上 僚 氏、
ダイキン工業(株) テクノロジー・イノベーションセンター 稲益 礼奈 氏、
ダイキン工業(株) テクノロジー・イノベーションセンター 博士(工学) 山口 央基 氏
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
44,000円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
高分子・樹脂材料 高分子・樹脂加工/成形 プラズマ技術
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
44,000円(税込)/人
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開催場所
全国
主催者
キーワード
高分子・樹脂材料 高分子・樹脂加工/成形 プラズマ技術関連セミナー
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