初心者向けセミナーです 【中止】多角的な他社特許対策と戦略

知財担当者・技術担当者に、他社特許対策のポイントを
豊富な事例を基に解説。

他社特許の回避方法から無効化する手法、万が一特許侵害してしまった時にすべき  具体的な行動を、順序だててわかりやすく説明します。

セミナー趣旨

 他社特許を侵害してしまった場合には、事業の廃止をせざるを得ないことや、高額な損害賠償を負担しなければならないこともあります。そのため、他社特許対策は、企業活動のうえで極めて重要です。その一方で、他社特許対策というと、①他社の特許を調査すること、②侵害・非侵害を判断すること、③先行技術調査を行うことで必要十分と理解されている方も多いのが現状です。
 しかしながら、実は、これらは他社特許対策として必要条件にすぎず、これらだけでは他社特許対策としては十分ではないのです。
 本セミナーでは、これまで多数の特許権侵害訴訟や特許紛争の代理人をしてきた弁護士の立場から、他社特許対策の必要性や対策を、特許の基礎知識の整理とともに解説します。また、ビジネスを踏まえた他社特許対策において、見落としやすいポイントや、他社特許の弱点の見つけ方、回避方法や無効化のノウハウといった実践的な対策、さらには、具体的に警告された場合の対応策や訴訟における戦術など、ビジネスを意識した多角的な他社特許対策の戦略を説明します。

受講対象・レベル

・知的財産戦略に興味のある経営者
・知財部門、研究・技術部門及び事業部門の担当者
・特許実務に興味のある方

必要な予備知識

特に必要な知識はございません。特許について関心があれば十分です。

習得できる知識

多角的・実践的な他社特許対策及び戦略、特許の基礎知識

セミナープログラム

第1.なぜ他社特許対策が必要なのか ~特許権行使とビジネスリスク~
1.他社特許対策をしないことで高まるリスク ~特許礎知識~
 (1)他社特許が及ぼす自社事業へのリスク ~特許の効力~
   (ア)特許とは
   (イ)特許で保護される範囲は
   (ウ)特許の効力
 (2)どうやって特許を取るのか ~特許出願手続~
   (ア)出願から特許取得・消滅までの流れ
   (イ)外国特許は?
 (3)どういうものが特許となるのか ~特許要件~
   (ア)新規性
   (イ)進歩性
   (ウ)記載要件
   (エ)その他
 (4)どうすると侵害行為になるのか ~特許侵害~
   (ア)構成要件充足性
   (イ)実施行為
   (ウ)間接侵害
   (エ)知らなかったは通用しない
 (5)具体的なリスク ~差止と損害賠償~
   (ア)差止
   (イ)推定規定で高額化する損害額
 (6)他社特許と自社技術との関係で、よくある誤解

2.他社特許対策をすることで低減できるリスク ~他社特許対策の基礎~
 (1)基本的な流れ
 (2)いつするのか
   (ア)自社の開発・出願・販売時
   (イ)定期的ウォッチングの必要性と実効化するためのコツ
 (3)他社特許の存在の確認
   (ア)パテントクリアランスと先行技術調査の違い
   (イ)一般的手法
 (4)侵害・非侵害の判断
   (ア)文言侵害
   (イ)均等侵害
 (5)無効理由の調査
   (ア)新規性・進歩性
   (イ)記載要件違反
   (ウ)その他
 (6)具体的な対策

3.ビジネスを意識して他社特許対策をすることの重要性
 (1)部品だけでなく製品全体
 (2)国毎の制度の違い
 (3)費用対効果

4.調査したのに見逃してしまうこともある
 (1)よくあるパターン
 (2)対応策

第2.他社特許対策を多角的に考えよう
1.他社特許対策の基本的な考え方
 (1)相手を知る
 (2)あきらめない
 (3)チームプレー
 (4)多角的な戦略

2.他社特許を分析して弱点を見つける
 (1)発明の本質的部分の把握
   (ア)抽象的な原理
   (イ)具体的な構成
 (2)他社特許の弱点を見つける方法
   (ア)クレームと当初明細書
   (イ)オプションの有無
   (ウ)外国出願・審判手続
   (エ)外国侵害訴訟

3.回避のノウハウ
 (1)できるだけ早期に弁護士・弁理士に相談するべき
 (2)クレーム解釈
   (ア)クレームの解釈の基本
   (イ)クレームを限定解釈する手がかり
   (ウ)クレームと自社製品の対比
 (3)設計変更
   (ア)設計変更への制約
   (イ)専門家のアドバイス

4.無効化のノウハウ
 (1)無効化しやすい公知資料の属性
 (2)先行技術調査
   (ア)誰が調査するのか
   (イ)どの国を調査するのか
   (ウ)どの文献を調査するのか
 (3)対応外国出願の調査
 (4)関連特許等の調査
 (5)非特許文献の探し方
   (ア)データベースを用いる方法
   (イ)データベースにない論文の調査方法
   (ウ)カタログ、パンフレット
 (6)実物の入手
 (7)大学教授とのコンタクト
 (8)見つからないときの対応方法
 (9)情報提供・異議申立・無効審判・放置 

5.積極的他社特許対策 ~攻撃は最大の防御~
 (1)自社技術の公開
 (2)自社特許
   (ア)アイデア特許でも良い
   (イ)分割出願の活用
 (3)最終手段は第三者特許

6.米国訴訟のリスク
 (1)ディスカバリーを念頭に
 (2)費用

第3.ある日、侵害警告が来た!
1.警告書の送付の意味
 (1)特許権者の立場として、警告書を送付する意味
 (2)他社特許対策に抜けがあるのはやむを得ない

2.最初にやるべきこと
 (1)時間稼ぎ
 (2)弁護士・弁理士への相談
 (3)自社での対応
   (ア)包袋記録の入手
   (イ)契約書等のチェック
   (ウ)事業へのインパクトの分析(エクスポージャー)
   (エ)先使用権の確認
 (4)最初の回答の方針

3.やってはいけないこと

4.具体的対応
 (1)全体的戦略を立てる
   (ア)商流での位置づけ
   (イ)自社事業での位置づけ
   (ウ)攻撃の検討
   (エ)見通し
 (2)他社特許対策の実施と継続
 (3)交渉
   (ア)面談する場合にはNDAも
   (イ)手の内を見せるべきか
   (ウ)交渉を有利に進めるポイント

5.訴訟の場合の多角的な戦略
 (1)特許侵害訴訟の流れ
 (2)多角的な戦略の必要性
 (3)多角的な戦略のためのポイント
 (4)プレゼンテーションの重要性


■講演中のキーワード
 多角的な戦略、他社特許の弱点、積極的な対策、ビジネスリスク


■セミナーを受講された方の声
 ・大変勉強になりました。ありがとうございました。(知財担当者)
 ・非常に丁寧なご説明でわかりやすく、非常にためになりました。(技術者)
 ・とてもわかりやすく、実務にも有用と思いました。(法務担当者)
 ・事例が多く、業務に有益だと思いました。(技術者、兼、知財担当者)
 ・技術者として、特許に対するビジネス的な観点での見方を学ぶことができました。所属部署としては実務に
      直接かかわらないかもしれませんが、もっと知財担当者に近づこうと思いました。ありがとうございました。
    (技術者)
 ・内容はわかり易く、興味深かったです。社内で検討してみたいと思います。(知財担当者)

セミナー講師

 吉村 誠 先生   黒田法律事務所 パートナー弁護士

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料は、印刷物を郵送もしくはメール送付のどちらかを検討中です。
    お申込については4営業日前までのお申込みを推奨します。
    それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
    テキストが郵送となった場合、資料の到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
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  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
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    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

知的財産マネジメント   企業法務

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