ベースとなる素材の確保と均質化、容器包装や工業製品への採用 
海洋分解性とその試験法、規格基準や認証制度の動き
分解スイッチ・トリガー機構の設計や分解速度の調整法を解説!

セミナープログラム

【10:00〜11:00】

第1部 生分解性プラスチックの課題と将来展望

●講師 (株)三菱総合研究所 コンサルティング部門 経営イノベーション本部
    事業戦略グループ  舟橋 龍之介 氏

【セミナープログラム】
1.廃棄プラスチックによる環境問題
  1.1 廃棄プラスチックの概況
  1.2 マイクロプラスチック問題
2.生分解性プラスチックのポイント
  2.1 生分解性を必要としない用途がある
  2.2 生分解性とバイオマス由来を区別する
    (バイオプラスチック,生分解性プラスチック,バイオマスプラスチックの用語の整理)
  2.3 生分解性は環境によって異なる
3.生分解性プラスチックに求められる機能
  3.1 分解開始に関する機能
  3.2 求められる分解速度
4.生分解性プラスチックの開発に向けて
【質疑応答】


【11:10〜12:00】

第2部 生分解性樹脂向けの可塑剤とその応用について

●講師 大八化学工業(株) 営業部門 営業二部 武藤 正容 氏

【講座の趣旨】
 近年,生分解性樹脂が再注目されている。生分解性樹脂はその特性より,加工方法等に難点がある為,その改質方法としての可塑剤利用について解説する。

【セミナープログラム】
1.バイオプラスチックについて
2.生分解性樹脂向け改質剤について
3.生分解性樹脂向け可塑剤「DAIFATTY-101」について
4.生分解性樹脂の利用について
【質疑応答】


【12:50〜13:50】

第3部 バイオポリエステルの合成・生産と生分解性プラスチックへの応用

●講師 東京工業大学 物質理工学院・材料系 ライフエンジニアリングコース
    准教授 博士(農学) 柘植 丈治 氏

【講座の趣旨】
 植物油や糖質などのバイオマス資源から生産されるバイオポリエステルに関して,微生物を用いた生産法やその材料物性について紹介する。また,バイオポリエステルの 分解性や環境に与える影響などについても,これまでの知見をまとめて解説する。

【セミナープログラム】
1.バイオポリエステルの種類と特徴
  1.1 微生物がつくるバイオポリエステル
  1.2 バイオポリエステルの熱的性質
  1.3 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック
  1.4 バイオポリエステルの生分解性
2.バイオマス利用における利点と課題
  2.1 地球温暖化と炭素循環サイクル
  2.2 バイオマス資源の種類
  2.3 バイオマス度とその測定方法
  2.4 認証マーク制度
  2.5 非可食性バイオマスの資源化
3.植物油を原料とした微生物ポリエステル生産
  3.1 ポリエステル原料としての植物油
  3.2 生産菌株の育種
  3.3 大豆油からのポリエステル発酵生産
  3.4 ライフサイクルアセスメント
  3.5 汎用プラスチックとの環境影響比較
  3.6 植物油利用の動向
4.バイオポリエステル製品の検討例
  4.1 バイオポリエステルの製品例
  4.2 今後期待されるの生分解性プラスチック製品
【質疑応答】


【14:00〜15:00】

第4部 廃棄する海藻成分をエサとできる微生物によるバイオプラスチックの生合成と応用の可能性

●講師 岩手大学 農学部 応用生物化学科 准教授 博士(工学) 山田 美和 氏

【講座の趣旨】
 講演者らは,近年,新規に発見した海藻成分をエサとして生育し,細胞内にバイオプラスチックを蓄積できる微生物を発見することに成功した。 本講演では,バイオプラスチックの生合成プロセス,どのように本菌を発見したか,本菌の応用を考える上での課題等について解説する。また,本講演の最後には,まだ成果は得られていないが,講演者らが取り組んでいる難分解性プラスチック分解菌探索の試みについても簡単に紹介する。SDGsや二酸化炭素排出削減に資する技術が注目を集めている現在,新たな環境低負荷技術のひとつとして参考になる点があれば幸いある。

【セミナープログラム】
1.物質生産の原料として,海藻の可能性
  1.1 国内における海藻事情
  1.2 国外における海藻事情
2.微生物が合成するバイオプラスチック,ポリヒドロキシアルカン酸 (PHA)
  2.1 PHAの合成プロセス
  2.2 PHAの物性・応用先
3.廃棄海藻成分をエサとできるPHA合成菌の発見とその応用の可能性・今後の課題
  3.1 廃棄海藻成分をエサとできるPHA合成菌の発見
  3.2 発見したPHA合成菌の応用の可能性
  3.3 今後の課題
4.難分解性プラスチック分解菌探索の試み
  4.1 現在の試みをご紹介
【質疑応答】


【15:10~16:10】

第5部 生分解性樹脂・海洋分解性樹脂の設計および微生物を樹脂周辺に集めることによる生分解速度向上

●講師 群馬大学 理工学府 分子科学部門 教授 博士(工学)  粕谷 健一 氏
 
【セミナープログラム】
1.生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの必要性と背景

2.生分解性プラスチック (生物により分解するプラスチック)
3.生分解性発現機構
4.生分解性評価法
5.生分解性プラスチックの規格および認証
6.生分解性プラスチックの生分解性と構造との関係
7.海洋における生分解性プラスチック
8.生分解性プラスチック設計
【質疑応答】


【16:20~17:20】

第6部 生分解性樹脂・海洋分解性樹脂の設計と応用
   −ポリグリコール酸樹脂の解説を中心に−

●講師 (株)クレハ 樹脂加工研究所 所長 博士(工学)  鈴木 義紀 氏

【講座の趣旨】
 ポリグリコール酸(PGA)は,最も単純な分子構造を有する脂肪族ポリエステルであり,分解性が求められる分野で広く使用されている。商業化を実現したPGA樹脂の設計と,その特長を活かした用途例について解説する。

【セミナープログラム】
1.はじめに
2.ポリグリコール酸樹脂の設計
  2.1 工業的製造方法
  2.2 適用技術
3.ポリグリコール酸樹脂の特長
  3.1 基本物性
  3.2 分解性
  3.3 機械特性
  3.4 ガスバリア性
4.ポリグリコール酸樹脂の用途
  4.1 共押出多層ボトル
  4.2 繊維
  4.3 シェールガス・オイル掘削部材
  4.4 その他
5.おわりに
【質疑応答】

セミナー講師

【第1部】(株)三菱総合研究所 コンサルティング部門 経営イノベーション本部 事業戦略グループ 舟橋 龍之介 氏
【第2部】大八化学工業(株) 営業部門 営業二部 武藤 正容 氏
【第3部】東京工業大学 物質理工学院・材料系 ライフエンジニアリングコース 准教授 博士(農学) 柘植 丈治 氏
【第4部】岩手大学 農学部 応用生物化学科 准教授 博士(工学) 山田 美和 氏
【第5部】群馬大学 理工学府 分子科学部門 教授 博士(工学)  粕谷 健一 氏
【第6部】(株)クレハ 樹脂加工研究所 所長 博士(工学)  鈴木 義紀 氏

セミナー受講料

1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

受講について

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  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   バイオ技術   環境負荷抑制技術

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