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【トヨタ出身者が解説】超入門 プラスチックと成形加工 第2部 理論編
11,000オンデマンド
ポリマーブレンド、繊維複合化による
プラスチックの高強度化技術をわかりやすく解説!
セミナー趣旨
プラスチックは金属,セラミクスと肩を並べる3大材料の一つと言われています。プラスチックは他の材料と比べて,軽量でかつ比較的低い温度で成形できるために様々な成形加工法が開発され,日用品から輸送機器に至るまで広域な分野で使用されています。
本講義では,まずプラスチックの力学特性に関する基本的な項目について,理論を交えながらご紹介します。そこから本講義のトピックである複合化による耐衝撃性に焦点を当てて解説し,今まで得てきた研究成果の一部を実例として紹介しながらプラスチックの耐衝撃性改善技術を詳しく解説します。
※ 本講義では数式が多数出てきますが,感覚で理解できるように丁寧に解説していきます。
受講対象・レベル
・プラスチック素材の開発に携わっている方や複合材料やポリマーブレンドに興味のある方
・プラスチックの成形加工に関わっている方も参考となる内容です。
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
習得できる知識
・プラスチックの力学特性に関する基礎知識と適切な評価方法
・繊維強化プラスチックやポリマーブレンドの力学特性に関する基礎知識
・繊維強化プラスチックの高強度化技術
・ポリマーブレンドの相容化メカニズム
セミナープログラム
1.力学の基礎
1.1 力学とは?
1.2 力の分類
1.3 応力やひずみの概念
1.4 プラスチックの力学特性に関する負荷速度依存性
1.5 耐衝撃性とは?
2.熱可塑性プラスチックの成形加工温度と力学特性
2.1 プラスチックの降伏現象:クレイズとせん断降伏
2.2 熱可塑性プラスチックのせん断降伏応力
2.3 負荷条件と降伏応力の関係
2.4 線形破壊力学から考える破壊じん性
2.5 破壊じん性の射出成形温度依存性
3.解析・材料設計に必要な高分子材料の物性に関する試験と評価方法
3.1 3点曲げ試験
3.2 ショートビーム法
3.3 ビッカース硬さ試験
3.4 ノッチ付き衝撃試験
3.5 示差走査熱量解析
4.応用編:熱可塑性プラスチックの耐衝撃性改善手法事例
4.1 ポリマーブレンド
4.1.1 エラストマーブレンドによる破壊じん性改善
4.1.2 硬質プラスチックブレンドによる延性化
4.1.3 相容化剤添加による延性化
4.1.4 反応性添加剤による破壊じん性改善
4.2 繊維強化
4.2.1 繊維の引抜けによる破壊じん性改善
4.2.2 繊維とナノフィラーとの併用による破壊じん性改善
【質疑応答】
セミナー講師
山形大学 大学院有機材料システム研究科 助教 博士(工学) 高山 哲生 氏
セミナー受講料
1名につき55,000円(消費税込み・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込み)〕
受講について
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- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
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