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バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望
全国55,0002024-06-04
バイオマスプラのうち、アクリレートについて
近年の開発動向を解説!
- バイオベースのアクリル樹脂の透明度も従来のアクリルと同程度のものが得られるか?力学特性や、弾性率や強度、衝撃強さ等性能の差は?
- モノマーをバイオベースにするだけでも全体のCO2排出量を抑制することにつながるのか?
- バイオマスアクリレートの原料であるアクリル酸、パーム、松脂等の情報も含め、バイオマスアクリレートの現状と今後の展望について解説。
- ポリアミド11が70年以上もエンプラとして評価され、認められて来たには理由がある。実際に市場開発に携わった講演者が実例とともに紹介し、持続可能社会に向けた未来への取り組みについて解説。
セミナープログラム
第1講 植物由来原料アクリレートの開発
【13:30-14:45】
東亞合成(株) 名古屋工場 技術開発部 博士(工学)佐内 康之 氏
【講演主旨】
アクリレートを用いるアプリケーションの一つに光硬化がある。光硬化は無溶剤で簡便に高分子を製造できるため、低環境負荷技術であると言える。しかし、近年は原料となるアクリレート製造時の環境負荷低減の必要性が高まっている。一方、「バイオ」というキーワードは誤解を招きやすく、植物化度を高めることは必ずしも環境負荷低減につながるとは限らない。本講演では、入手可能な植物原料由来アクリレートと特徴を紹介し、さらに環境保全のために今後必要となる技術について述べる。
【プログラム】
- イントロダクション
- アクリレートのアプリケーション
- UV硬化の一般的な特徴
- 「環境にやさしい」プラスチックとは
- さまざまな用語の定義について
- バイオマスアクリレートとは
- 植物由来原料アクリレートの種類と特徴
- 流通しているアクリレート
- 研究・開発が進められているアクリレート
- アクリレート以外のバイオマスモノマー事例
- 今後の課題
- バイオマスプラの環境負荷
- 本当に効果的な環境負荷低減方法
【質疑応答】
第2講 バイオマスアクリレートの開発動向
【14:55-16:10】
大阪有機化学工業株式会社 化学品部 化成品一課 主任 飯塚 大輔 氏
【講演主旨】
近年、持続可能な開発目標(SUSTAINABLE DELVELOPMENT GOALS)に関する活動が世界的に活発になっている。展示会や各社CSRなどでも、SDGsの内容を元に取り組む企業が増加している1)。一方、化学業界では、マイクロプラスチックによる海洋汚染対策が急務とされている。これまでプラスチック製品は主に石油原料から生み出されており、百万年以上のサイクルが必要とされている。循環型エネルギーが必要とされる昨今では、石油由来原料からサイクル時間が短いとされる植物由来への転換が求められている。本講演ではアクリル酸エステルにおけるバイオマス開発動向について、ご紹介する。
【講演キーワード】
バイオマス アクリレート 非石化 アクリル酸 環境配慮
【講演(講演者)の最大のPRポイント】
バイオマスアクリレートの原料であるアクリル酸、パーム、松脂等の情報も含め、バイオマスアクリレートの現状と今後の展望について、解説する。
【習得できる知識】
SDGsに向けたバイオマスアクリレートの最新動向を把握できる。
【講演プログラム】
- アクリレートの現状と用途
- アクリレートとは?
- アクリレートの用途
- バイオマス原料について
- バイオマス原料が求められる背景
- バイオマス材料の現状
- アクリレートのバイママス技術・材料
- アクリレートの原料について
- アクリル酸のバイオマス化
- アクリレートのバイマオス化
【質疑応答】
第3講 バイオベースポリマーの最新用途展開と環境への取り組み
~70年以上進化を続けるヒマシ油由来ポリアミド~
【16:20-17:35】
アルケマ株式会社 取締役副社長 工学博士 宮保 淳 氏
【講演主旨】
フランスの総合化学会社であるアルケマは70年以上にわたってヒマシ油由来のポリアミド11を高機能部材向けに生産販売している。ポリアミド11は汎用用途がほとんどの他のバイオベースポリマーと一線を画してエンプラ業界で発展を遂げてきた。これを可能にした理由、環境特性、用途を具体的に解説する。また最近の持続可能社会の発展にアルケマがどのように取り組んでいるかを説明する。
【講演キーワード】
ポリアミド ポリアミド11 ナイロン ナイロン11 ヒマシ油 トウゴマ エンプラ LCA
【講演のポイント】
数あるバイオベースポリマーの中でポリアミド11が70年以上もエンプラとして評価され、認められて来たかには理由がある。実際に市場開発に携わった講演者が実例とともに紹介し、持続可能社会に向けた未来への取り組みについて解説する。
【習得できる知識】
ポリアミド(ナイロン)に関する基礎知識
トウゴマ→ヒマシ油→ポリアミド11の流れ
ポリアミド11の特徴(物性、環境特性)と用途
持続発展可能な社会の実現のための化学メーカーの取り組み
【講演プログラム】
- アルケマとその事業内容について
- ポリアミドとは?
- バイオポリアミドのキーマテリアル ヒマシ油
- ヒマシ油の原料であるトウゴマとは
- 他の油脂と異なるそのユニークな特徴
- ヒマシ油からどのようにしてポリアミドが作られるか
- アルケマのヒマシ油由来ポリアミド製品群
- ポリアミド11の特長と用途
- ポリアミド11の特徴
- ポリアミド11の生産拠点
- ポリアミド11およびポリアミド11由来各種製品群
- 代表的な用途
- ポリアミド11由来エラストマーの特長と用途
- 特徴
- 代表的な用途
- バイオポリアミドの歴史と環境特性
- 70年以上に及ぶポリアミド11の歴史と他のヒマシ油由来ポリアミド製品について
- バイオベースポリマーのトレンド変遷
- バイオベースポリマーにこれから求められること
- ポリアミド11およびポリアミド11由来エラストマーのLCA特性
- バイオベースポリマーとしての実用化例
- アルケマの持続可能な環境に向けた取り組み
- アルケマ全体としての環境への取り組み
- ヒマシ油の持続可能な農業の発展のための取り組み (PRAGATI プラガティ)
- まとめ
【質疑応答】
セミナー講師
第1部 東亞合成(株) 名古屋工場 技術開発部 博士(工学)佐内 康之 氏
第2部 大阪有機化学工業(株) 化学品部 化成品一課 主任 飯塚 大輔 氏
第3部 アルケマ(株) 取締役副社長 工学博士 宮保 淳 氏
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
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