IPランドスケープの研究開発部門への共有の仕方と活用のポイント

IPランドスケープの最新動向から活用のポイント、
実践方法まで学べます!!

セミナープログラム

<10:30〜12:00>

【第1部】IPランドスケープの研究開発部門への共有、活用のポイント

積水化学工業(株) 梶間 幹弘 氏

【講演趣旨】
 昨今、広く社内外の情報を集め、多面的に分析、活用することで、激変する経営環境に対応しようとする企業が増加している。その中で知的財産部門は、特許を中心とした技術情報を通じて戦略的示唆を与える「IPランドスケープ(IPL)」を担う部門として期待されている。 しかし、その実施形態や活用方法は、その組織形態や顧客などによってそれぞれ異なっている。本講演では、当社・研究開発部門向けの共有、活用事例の紹介を通じてイメージアップをしたのち、特に個人として、どのようなマインドセットを持つべきか、また一方、組織としてどんな活用パターンがあるか、等、実践上のポイントについて発表する。

【講演項目】
1.積水化学工業および当社IPL活動の紹介
2.IPランドスケープとは
 2-1.IPランドスケープとは
 2-2.当社取組み例
3.実践上のポイント
 3-1.個人:コミュニケーション、マインド
 3-2.組織:活用パターン、目的を定める
【質疑応答】


<13:00〜14:30>

【第2部】IPランドスケープの基礎と最新動向

KIT虎ノ門大学院(金沢工業大学大学院) 杉光 一成 氏

【講演趣旨】
 IPランドスケープは2017年に日経新聞で紹介されて以来、急速に普及し、現在では少なくともメーカーでこれに取り組んでいない企業は見当たらないほどにまで至っている。しかし、2021年6月にコーポレートガバナンス・コードが改訂されて「知的財産」に関して取締役会による監督や企業における情報開示が求められるようになった結果、IPランドスケープにはこれまでとは異なる新たな役割が期待されるようになり、それは社内の関係部門の拡大をも意味することとなっている。そこで、そもそもIPランドスケープとは何かという基礎的事項を確認するとともに、企業における導入状況等のデータを紹介しつつ、IPランドスケープの最新動向についても解説する。

【講演項目】
1.IPランドスケープに関する報道
2.知財人材スキル標準におけるIPランドスケープ
3.IPランドスケープのポイント
4.IPランドスケープの最新の定義
5.ビジネス戦略におけるIPランドスケープの位置づけ
6.マクロ環境分析とIPランドスケープ
7.ミクロ環境分析とIPランドスケープ
8.全社戦略とIPランドスケープ
9.事業戦略とIPランドスケープ
10.IPランドスケープの具体例
11.既存・類似概念との関係
12.特許庁によるIPランドスケープに関する調査研究結果
13.IPランドスケープに関するポイント
14.コーポレートガバナンス・コード改訂とIPランドスケープ
15.ESG投資とIPランドスケープ
16.IPランドスケープの最新動向
【質疑応答】


<14:45〜16:15>

【第3部】IPランドスケープの事業戦略への活かし方と実践方法

(株)明治 坂元 孝至 氏

【講演趣旨】
 演者はBtoB企業かつ技術中心の典型ともいえる素材メーカーで30年以上にわたり知財業務に携わってきた。一方、消費者にとって身近であるという理由から知財紛争など一般の目に触れることが多いものの、食品業界においては知財の重要性はあまり認識されていなかったのが実情である。しかしながらこの業界にも技術革新、グローバル化の波が押し寄せ、知財の重要性が増している。B to C製品における知財の特徴も鑑みながら、どのように知財を事業、経営に生かす方向に転回してきたか、またそれをどう評価・報告することで経営陣に知財に対する認識の変革を迫ったか、演者の食品企業に転じて2年間における知財活動をベースに報告する。

【講演項目】
1.研究者に訴え続けてきたこと
 1-1.企業研究者は特許で評価される
 1-2.研究者の責務は研究成果をだすだけでなく特許で保護するところまで
 1-3.そのために研究者に必要な知識、意識、行動とは
2.特許の本質をどのように経営トップ・研究トップに理解してもらったか
 2-1.特許は市場に他者を入らせない、他者の活動を制限する武器
 2-2.知財部はその武器を産み出すところ(専門性の極めて高い戦略的部署)
 2-3.重要なのはそれを実例・成果で示すこと
3.事業視点での特許活動をスタート
 3-1.重要なのは活動テーマ決め(事業上の本質的課題とそれを知財的手法で解決できないか)
 3-2.期間、活動内容の計画をたて、リソースを集中し、成果をだす
 3-3.1年目の活動テーマ、2年目の活動テーマの紹介
4.IPランドスケープの展開
 4-1.BtoC企業におけるIPランドスケープのあり方、目指すところ
 4-2.ありふれた材料における技術革新を技術俯瞰で位置づけを明らかにした実例
5.目指すところは知財の「エクセレントカンパニー」
 5-1.「Nestle」「Danone」と「明治」の知財アセットの価値比較
 5-2.「明治」における取り組み
【質疑応答】

セミナー講師

1.積水化学工業(株) R&Dセンター 知的財産グループ(つくば) 梶間 幹弘 氏
2. KIT虎ノ門大学院(金沢工業大学大学院) イノベーションマネジメント研究科 教授・Ph.D. 杉光 一成 氏
3. (株)明治 知財戦略部 部長 坂元 孝至 氏

セミナー受講料

1名につき60,500円(消費税込み、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
     → https://zoom.us/test
  • 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
    セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
    Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
    録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

60,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

知的財産マネジメント   技術マネジメント総合   事業戦略

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

60,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

知的財産マネジメント   技術マネジメント総合   事業戦略

関連記事

もっと見る