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自動車で発生する振動や音の種類と対策手順、制振・防音材の評価法、騒音低減の低減事例を分かりやすく解説する!
講師
京都大学 大学院工学研究科 機械理工学専攻
研究員 博士(工学) 丸山 新一 氏
《専門》
振動・騒音、構造最適化
《略歴》
1982年3月 名古屋大学大学院工学研究科航空工学専攻 修了
1982年4月 株式会社豊田中央研究所
1991年3月 日産自動車株式会社
2013年10月 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
2017年4月 国立大学法人京都大学
《活動等》
自動車技術会振動騒音部門委員会幹事(2005年~2006年)
工学院大学客員研究員(2012年~)
受講料
R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
受講対象・レベル
防音材メーカー、防音材に使われる素材の製造メーカーの設計・実験・解析に携わる方(初心者から上級者まで)
趣旨
自動車の振動・騒音は、路面の凹凸、燃焼による圧力変動など様々な原因によって発生する。振動の制御は、構造の固有値とモード形を適切に設計すること、防振機構、制振材を利用することで実現される。騒音の対策では更に遮音材と吸音材が利用されている。振動対策は最終的に騒音の抑制を目的としていることが多く、CAEによる検討項目の半分以上は騒音関連である。
本セミナーでは、自動車で発生する振動と音の種類と対策手順、制振・防音材の評価法、騒音低減の低減事例について、主に車両製造メーカの立場で説明する。車両製造メーカにとって最大の関心事は乗員の耳位置の騒音レベル低減であり、最良の特性を有する部品、あるいは、最良の特性をもつ素材を、コストが許す範囲で選択しているわけではない。
騒音の基本的な対策技術について、理論と経験の両面から、分かりやすく解説いたします。防音材および防音材を構成する素材の特性と、車両の騒音特性の関係を理解する一助になればと思います。ぜひ、ご参加ください。
プログラム
1.自動車で発生する振動と音
1-1 騒音の種類
1-2 振動・騒音設計の流れ
1-3 CAEを活用した自動車の開発
2.制振・防音材の評価法
2-1 制振・防音材の機能と役割
2-2 制振,遮音,吸音の考え方と使い分け
2-3 制振・防音材の特性測定法
3.自動車の振動・騒音分析手法
3-1 周波数と手法の選択
3-2 伝達経路解析法
3-3 パネル寄与分析法
3-4 エネルギに基づいた手法
4.騒音低減の実際
4-1 構造系対策事例
4-2 音響系対策事例
5.今後の動向
5-1 CAEによる制振・防音効果の予測
5-2 制振・防音材の評価法の課題
5-3 素材,部品,車両メーカにおける解析技術
【質疑応答・名刺交換】
キーワード 自動車,騒音,振動,対策,低減,制振,防振,防音,吸音,遮音,設計,講座,研修,セミナー
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