水性塗装の設計,CO2削減,塗膜の物性や欠陥の分析

★水性樹脂,添加剤,架橋システムの選び方と使い方
★粘度調整とポットライフのコントロール
★ワキ・タレ・ブツ・シワ・ピンホール・白化・
 膨れ・ヒケ・割れ・褪色などの可視化とトラブル対策
★中国や欧州自動車業界での採用増 ,各種規格の動き ,
 CO2削減や省エネ化対応

セミナープログラム

【10:00〜11:00】

第1部 水性塗料の塗装の概要,その動向と今後の課題

●講師 関西ペイント(株) 研究開発部門 技術開発本部第1部 特級研究員 北川 博視 氏

【セミナープログラム】
1.環境対応型塗料 世界の潮流
2.溶剤塗料と水性塗料の設計 相違点と類似点
3.省工程システムの進化と拡大
【質疑応答】


【11:10〜12:30】

第2部 水性塗料の設計と分散不良対策

●講師 郷司技術士事務所 代表 技術士(化学部門)  郷司 春憲 氏

【講座の趣旨】
  水性塗料では樹脂など構成材料が不均一系であることに加え,水の特性に起因する設計上の難しさがある。水性塗料の概要と製造方法を説明して,さらに水性塗料特有の設計課題と対処方法について解説する。

【セミナープログラム】
1.水性樹脂の開発動向
  1.1 水性樹脂の形態と特長
  1.2 乳化重合
  1.3 水性樹脂の機能化
2.水性塗料の設計
  2.1 水の特性と塗料設計
  2.2 水系での顔料分散と課題
  2.3 顔料分散剤の利用技術
  2.4 レオロジコントロール
3.顔料分散不良と対処方法
  3.1 乾燥過程での分散状態変化
  3.2 塗料中での材料間の相互作用
【質疑応答】


【13:20〜14:20】

第3部 塗装可視化へのチャレンジ  〜SPring8 放射光による塗装過程の可視化〜

●講師 ダイハツ工業(株) 車両生技部 車両ものづくり開発室 主担当員(課長) 神澤 啓彰 氏

【講座の趣旨】
  塗装を理解する上で,現象を直接観察出来ないことが大きな障壁となる場合があります。 今回,色合せという課題をきっかけとして,従来可視化できていなかったメタリック色の塗膜形成過程を, 大規模放射光設備によって可視化することにチャレンジし,アルミ配向の状態を撮影に成功した内容について報告します。

【セミナープログラム】
1.ダイハツ工業のご紹介
2.SPring-8とは?
3.ダイハツ工業のSPring-8活用状況
4.樹脂外板別塗装の困難さについて
5.生準の過程での様々な調査項目
6.SPring-8での塗装実験に至るまで
7.実験の目標
8.実施事項
9.実験結果まとめ
10.付け加えて
【質疑応答】


【14:30〜15:30】

第4部 ポリビニルアルコール(PVOH)の基礎とコーティング用途への展開

●講師 三菱ケミカル(株) 大阪研究所 高機能ポリマー研究室 小林 亮平 氏

【講座の趣旨】
 ポリビニルアルコールは水溶性高分子の代表格であり,接着性,分散性,ガスバリア性に優れているだけでなく,生分解樹脂としても注目されている。これらの機能を活かしたコーティング用途への展開について解説する。

【セミナープログラム】
1.ポリビニルアルコ—ル(PVOH)の概略
  1.1 PVOHの構造と基本物性
  1.2 微細構造が与える影響
  1.3 溶液,固体,皮膜の物性
  1.4 PVOHの主な用途
2.特殊変性PVOHとコーティング用途への開発事例
  2.1 主な特殊変性PVOH
  2.2 架橋型① アセトアセチル基変性PVOH
  2.2 架橋型② カルボン酸変性PVOH
  2.3 高分散性 スルホン酸変性PVOH
  2.4 酸素バリア性 1,2-ジオール変性PVOH
  2.5 その他特殊変性PVOH
3.用途事例の紹介
  3.1 紙加工
  3.2 食品包装
  3.3 自動車
  3.4 電子部材
  3.5 農業
4.最近の開発事例
【質疑応答】


【15:40〜17:00】

第5部 〜ポリウレタン系を中心とした〜水性塗料用樹脂の設計と調整について

●講師 HAEWON T&D Ltd. 顧問 桐原 修 氏

【講座の趣旨】
 水性塗料用樹脂範疇に入る,ポリウレタン系の原料とその配合について解説する。 高分子ポリウレタンの水分散系であるポリウレタンディスパ—ジョンと架橋剤としての水分散性ポリイソシアネート硬化剤, そのブロックイソシアネートを主に述べる。一部UV硬化樹脂としての水性ウレタンアクリレートの可能性にも言及する。

【セミナープログラム】
1.ポリウレタン概要と水性ポリウレタンの範疇
  1.1 ポリウレタンとは
  1.2 水性ポリウレタン,ディスパ—ジョン
  1.3 水性PIC硬化剤
2 ポリウレタン系水性塗料の種類と特性
  2.1 1液型・用途
  2.2 2液型・用途
  2.3 UV硬化
3.常温硬化型水性PUR塗料
  3.1 木工用塗料と原料
  3.2 プラスチック用塗料と原料
  3.3 その他用途
4.加温硬化,UV硬化型水性PUR塗料
  4.1 自動車用塗料と配合例
  4.2 自動車補修用と配合例
  4.3 UV硬化,その他
【質疑応答】

セミナー講師

【第1部】関西ペイント(株) 研究開発部門 技術開発本部第1部 特級研究員 北川 博視 氏
【第2部】郷司技術士事務所 代表 技術士(化学部門)  郷司 春憲 氏
【第3部】ダイハツ工業(株) 車両生技部 車両ものづくり開発室 主担当員(課長) 神澤 啓彰 氏
【第4部】三菱ケミカル(株) 大阪研究所 高機能ポリマー研究室 小林 亮平 氏
【第5部】HAEWON T&D Ltd. 顧問 桐原 修 氏

セミナー受講料

1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

受講について

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  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
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    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形   環境負荷抑制技術

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高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形   環境負荷抑制技術

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