以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
高分子架橋材料の架橋構造を分類し、
架橋網目構造の解析手法、構造解析、
架橋網目構造と力学物性との相関について説明します!
さらに、近年の動向として、可逆架橋や環動架橋といった動的架橋の導入がエラストマー材料の高強度化において有効であることに着目し、動的架橋のダイナミクスと力学・破壊物性の相関についても解説します!
セミナー趣旨
高分子ゲル・ゴムなどのエラストマー材料は、高分子鎖が架橋された網目構造を有している。高分子架橋材料の力学物性は網目構造に支配されており、架橋構造を制御することで弾性率や強靭性を制御することが可能である。
本講演では、高分子架橋材料の架橋構造を分類し、架橋網目構造の解析手法、特に散乱法を用いた構造解析について解説する。また、高分子架橋材料の架橋網目構造と力学物性(弾性率、強靭性)との相関についても説明する。
さらに、近年の動向として、可逆架橋や環動架橋といった動的架橋の導入がエラストマー材料の高強度化において有効であることに着目し、動的架橋のダイナミクスと力学・破壊物性の相関について解説する。最後に、可逆な伸長誘起結晶化による自己補強効果という新規強靭化手法も説明し、従来の高強度ゲルでは相反関係にあった強靭性と復元性の両立に世界で初めて成功した事例を紹介する。
受講対象・レベル
高分子材料開発にたずさわって2~3年の若手技術者や新人の方
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・高分子架橋材料の構造評価手法を習得できる。
・高分子架橋材料の力学物性制御指針を学ぶことができる。
・高分子架橋材料の強靭化手法を学ぶことができる。
セミナープログラム
1. 高分子材料における架橋様式
1-1. 架橋とは
1-2. 高分子架橋材料の弾性の起源
1-3. 架橋の分類
2. 高分子架橋材料の構造と物性
2-1. 高分子架橋材料の網目構造解析
2-2. 高分子架橋材料の弾性率
2-3. 高分子架橋材料の応力歪み特性
2-4. 高分子架橋材料の強靭性
3. 可逆架橋を含む自己修復性材料の力学・破壊物性
3-1. 犠牲結合原理による高分子材料の強靭化
3-2. 自己修復性高分子材料における可逆架橋点のダイナミクスと力学物性
3-3. 自己修復性高分子材料における可逆架橋点のダイナミクスと破壊靭性
4. 環動高分子材料の力学・破壊物性
4-1. 環動高分子材料における環動架橋点のダイナミクスと力学物性
4-2. 環動高分子材料における環動架橋点のダイナミクスと破壊靭性
5. 伸長誘起結晶化による自己補強効果
5-1. 高分子ゲルにおける可逆な伸長誘起結晶化の発見
5-2. 伸長誘起結晶化による自己補強効果:強靭性と復元性の両立
【質疑応答】
高分子,架橋,ゲル,ゴム,自己修復,物性,WEBセミナー,セミナー,講演,研修
セミナー講師
東京大学 物性研究所 附属中性子科学研究施設 准教授 博士(科学)
眞弓 皓一 氏
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
ポアソン比とはどういう意味?求め方やヤング率との関係、活用例を解説
機械装置や構造物などの設計で、構造計算や材料の強度計算をする際に登場する数値のひとつに「ポアソン比」があります。よく使う数値で言葉には馴染みがあり、意... -
「フックの法則」とは?ばね定数の求め方や基礎知識を簡単に解説
ばねは主要な機械要素のひとつで、さまざまな装置や構造物に広く使われています。このばねの性質を示す法則が「フックの法則」です。ばねの性質とフックの法則に... -
-
ひずみとは?単位や応力との関係、計算式についてわかりやすく解説
「ひずみが生じる」という言葉は日常生活でも、社会や組織、制度などにさまざまな支障が起きることを指して使われますが、工学的には明確な定義...