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「からくり技術」による現場のものづくり力強化
セミナー趣旨
安価・小型・自前化が成功への第1歩
新興国の労務費急騰に加え働き手の高齢化による人手不足から、国内工場の高度な技術による自動化や無人化を狙った設備投資の動きがあります。しかし、安易な技術偏重の投資は、かつて薄型テレビで経営危機を招いた家電業界の二の舞いの恐れがあります。安価で小型の設備や改善ツールを自前化することは減価償却費の負担を減らし、生産技術力や設備保全力を鍛え、現場での“稼ぐ力”を強化します。 年々“からくり改善Ⓡ”という取り組みが活発化しています。からくりの機構を知ることも大事ですが、着眼点や工夫の原点がどこにあるかを学び、技術者の想像力や洞察力を鍛えることが重要な命題となります。需要変化に強く量的規模が小さくても利益が出せる生産ラインの在り方について事例を交えてお話し致します。
本セミナーでは、次のことを重点的に学ぶことができます。
・現場における作業改善を活発化する道具の発想
・半自動化ライン設備の改善の着眼点
・需要変化に強い小規模な能力の自動化ラインの着眼点
ぜひこの機会に皆さまのご受講をお待ちしております。
「からくり技術」とは?
需要の変化に柔軟に対応するためには、小規模なモノづくりへの転換が必要であり、それを実現する ための「カイゼン」や「からくり」の工夫・手段です。
習得できる知識
- 現場の作業改善が進んだ工場を更に一歩進めるための治具・設備の在り方の着眼点、具現化への改善手法を身につけられる。
- 市場の需要が益々不透明になる中、リスクを回避した小規模能力を持つモノづくりの工場を構築し、そこに適したラインや設備を実現するための秘訣を会得できる。
セミナープログラム
- セル生産と共に発展した自前「からくり技術」
- 家電業界で誕生したセル生産
- セル生産を支えた設備の着眼点
- 装置型産業でセル生産に発展させる鍵
- 重要性を増す生産技術者の役割
- 「からくり技術」と呼ぶ背景
- 現場を活発化する改善ツールの着眼点
- 「もったいない」がモノづくりの原点
- 技術者にも必要なIEの視点
- 改善ツールに身近な物理の応用
- 動作のムダを廃除する着眼点
- 部品を一個ずつ取るための着眼点
- 改善現場に適する情報の自動化(参考)
- 違いをつくるための着眼点
- 安く小さい治具設備を実現する基本
- 付加価値を生む「機能」を着目
- 無付加価値にお金を掛けない
- 治具や設備を工夫する着眼点
- ポカヨケのコツは「違い」を発見する
- アイデアは日頃の“想像力”から
- 智恵を集めて自前化生産ライン
- セル生産思想を設備に適用
- 100×1より10×10で
- 自前化する設備の基本思想
- 生産ライン/設備実現の着眼点と事例
- 小規模化で活路を開いた事例
- 人材育成と活動の在り方
- 啐啄(そったく)の機に
- 自ら考えるエンジニアに
- 技術者教育の講座例
- 全社挙げた活動展開に
- まとめ
- Q&Aとアンケート
※プログラムは都合により変更になる場合があります
セミナー講師
日本IE協会 専任講師
(株)石川改善技術研究所 代表取締役 石川 雅道 氏
セミナー受講料
日本ならびに他地区IE協会会員 39,600円
日本生産性本部賛助会員 46,200円
一般 52,800円
※1名分・テキスト代込み・税込み
(会員登録が不明の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録不明」と記入してください。
当方で企業名から調査します。またこれを機会に会員登録をご検討の方は、
同じく「登録資料希望」と記入してください。特典など詳しい情報を送付します。
ご登録いただくと、今回分から会員受講料が適用可能です。)
受講について
- オンラインURL送付先
Zoom ID/パスコードを、参加者のEメールへ送付します。
不具合時の連絡先として、備考欄に【Zoom 参加者の電話番号】を必ずご記入ください。 - テキスト 送付先
会社・団体に所属の方は、会社・団体の住所へ(開催日の2日前頃)宅配便にて送付します。
自宅を希望の場合は、備考欄に【自宅住所】をご記入ください。
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