初心者向けセミナーです ポリマーへのフィラー(微粒子)分散・充填、ポリマーの高機能化への指針及び研究開発動向-フィラー分散モデル実験から実証、高機能化のポイント-

様々なシーンで使われるポリマーの高機能・高付加価値化へ
効果的なフィラー分散・充填方法を1日速習。

フィラーの基礎から様々な分散方法の理論と実事例、熱伝導性や抗菌性など機能性向上のポイント、グラフェンやCeNF、CNTといったナノフィラーの分散まで。

セミナー講師

 小長谷 重次 先生   公益財団法人 名古屋産業科学研究所 研究部 上席研究員 / 名古屋大学 名誉教授

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

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    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
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セミナー趣旨

 フィラーとはポリマー(プラスチック)の機能を高めるために充填される無機または有機性の微粒子であり、研究対象となるフィラー径はミリからサブミクロンそしてナノオーダーへと超微粒子化している。フィラーをポリマーに高分散充填するにはフィラー表面の電荷反発や立体障害を利用することが望ましいことは知られているが、フィラー分散モデル実験等の基礎実験に基づいて、パイロットプラントや実プラントでポリマーへのフィラーの分散を検討した報告例は少ない。
 本講座ではスラリーやポリマーへのフィラーの分散に関して基礎的知識のみならず、講師が経験した酸化チタン、アルミナ、炭酸カルシウムなどの(ナノ)フィラーのポリマーへの分散モデル実験、そしてポリエステル(PET)重合系でのモデル実験の実証例につき紹介し、少量モデル実験結果とスケールアップ結果との対応を検証する。さらに、話題の機能性ナノフィラー(ナノ炭素粒子やセルロースナノファイバー)の分散、それらの機能性ナノコンポジット(力学特性、導電・伝熱関係)の研究開発動向及び高機能化のポイント・具体的方策、かつ、筆者のナノフィラー充填機能性複合材料研究を紹介する。

受講対象・レベル

本テーマに興味のある方なら、どなたでもご受講可能です。

必要な予備知識

この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません

習得できる知識

・フィラーの基礎知識
・スラリー及びポリマーへのフィラー分散法の基礎知識
・ポリマーへのフィラー分散モデル実験(ゼータ電位など)基礎と実際(実証)
・機能性フィラー充填複合材料(アンチブロック性、導電性、伝熱性、抗菌・抗ウイルス性)の要点及び最近の動向
・機能性ナノフィラー(ナノ炭素、セルロースナノファイバー)複合材料の現状、高機能化のポイント及び課題

セミナープログラム

1.フィラーの基礎
 1-1.フィラーの変遷とその意義
 1-2.フィラーの種類、特性とその評価法
  1-2-1.フィラーの種類:無機性、有機性、有機・無機ハイブリッド
  1-2-2.主要フィラーの製法とその特性:炭酸カルシウム、シリカ、酸化チタン
  1-2-3.フィラー径と粒度分布評価法
   a)直接観察法(電子顕微鏡法):簡易な径(フェレ径)の求め方
   b)間接観察(動的光散乱法ほか):測定法の特徴と利用のし易さ
  1-2-4. フィラー種による表面特性の差異
   a)無機酸化物と無機塩との表面差異
   b)表面電荷(ゼータ(ζ)電位)と各種測定法
 1-3.機能性フィラー及びその複合材料の最近の研究開発動向と高機能化のポイント
  1-3-1.アンチブロッキング用フィラー
  1-3-2. 導電性フィラー
  1-3-3. 熱伝導性フィラー
  1-3-4.抗菌・抗ウイルス性フィラー

2.ポリマーへのフィラーの分散に関する考え方及び分散モデル実験とその実際
 2-1.フィラー分散・凝集に関する基礎
  2-1-1.フィラー分散スラリー調製の考え方
  2-1-2.フィラー分散支配因子:表面電荷と立体効果
  2-1-3.ゼータ電位(フィラー表面電荷)測定法の実際と問題点
  2-1-4. 表面処理と分散剤の効果と選択法
 2-2.ポリエステル(PET)へのフィラー分散に関するモデル実験と実証
  2-2-1.PET中での酸化チタンフィラーの分散に関するモデル実験とその評価法
  2-2-2.PET重合系における酸化チタンフィラーの分散の実際
 2-3.各種ナノフィラーのPETへの高分散化に関するモデル実験と実証例
  2-3-1.酸化チタンナノ粒子充填PET
  2-3-2.アルミナナノ粒子充填PET
  2-3-3.炭酸カルシウムナノ粒子充填PET

3.機能性ナノフィラーとそのナノコンポジットに関する研究開発動向及び高機能化のポイント
 3-1.機能性ナノフィラー研究開発動向
 3-2.ナノ炭素粒子(カーボンナノチューブ(CNT),グラフェン類など)
  3-2-1.ナノ炭素粒子製造とその特性
  3-2-2.スラリー及びポリマーへのナノ炭素粒子の分散に関する考え方と実際
  3-2-3.ナノ炭素粒子充填コンポジット研究開発動向、高機能化のポイントと課題
  3-2-4.演者の機能性(酸化)グラフェン充填コンポジットに関する研究の紹介
 3-3.セルロースナノファイバー(CeNF)
  3-3-1.CeNF概説:製造法、特性及び研究開発動向
  3-3-2.CeNFの分散に関する考え方と実際
  3-3-3.CeNF充填コンポジット研究開発動向、高機能化のポイントと課題
  3-3-4.演者の機能性CeNF充填コンポジットに関する研究の紹介

4.まとめ及び質疑応答


■講演中のキーワード
   フィラー、分散、コンポジット、ゼータ電位、機能性、導電性、ナノ炭素、セルロースナノファイバー


*途中、お昼休みと小休憩を挟みます。