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廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向
全国49,5002024-05-20 -
食品用器具・容器包装の法規制~日本における器具及び容器包装に関するポジティブリスト制度の概要~~海外における食品包装材料に関する法規制動向~<会場開催セミナー>
東京都47,3002024-05-29
「プラスチック資源循環促進法」の具体的施策案を解説!
欧米企業のプラスチックリサイクル技術と「資源循環型経済」に向けた企業としての取り組みを紹介予定!
BASF、デュポンのケミカルリサイクル、ヴェオリアのマテリアルリサイクルの技術動向についてもお話しします!
セミナープログラム
第1部 プラスチックリサイクル及びプラスチック資源循環促進法動向
【11:00-12:10】
藤井包装技術事務所 所長 藤井 均 氏
【講演主旨】
有用な枯渇資源を次世代に繋ぐため、資源・廃棄物制約を目指した循環型社会に転換するべく、リサイクル対策の強化に加え、廃棄物の発生抑制 (リデュース) 対策と廃棄物の部品等としての再使用 (リユース) 対策を含む3Rの導入が行われ、1997年より順次個別リサイクル法が制定された。
特に、プラスチックにおいては、地球規模の資源・廃棄物制約と共に、海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題等の同時解決が求められ、更に資源循環関連産業の発展を通じた経済成長・雇用創出など、環境と経済の両立が望まれている。
本セミナーでは、プラスチック容器包装のリサイクルの現状及び循環型社会の促進を目指した「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(2021.6.11公布)」、その具体的施策である省令・告示案について述べる。
容器包装リサイクル法に基づいたリサイクル制度については、プラスチック容器包装・PETボトルのリサイクル状況、リサイクル技術を説明し、課題であるリサイクル率向上、リサイクル製品の品質向上、需要拡大、リサイクルコスト削減の対応について述べる。
プラスチック資源循環の促進のため、容器包装を含めたプラスチック全体の資源循環戦略が策定され、目指すべき方向性として基本原則 (3R + Renewable)、今後の戦略展開 としてマイルストーンが提示された。この戦略の方向性に沿って「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が2021年6月11日公布され、その具体的施策案が出されたので、詳細に説明する。
【プログラム】
- 循環型社会とは
- 定義、数値目標
- 循環型社会形成の推進に関する法体系
- プラスチックマテリアルフロー
- 廃プラスチック排出量
- 廃プラスチック有効利用量・内訳
- プラスチック容器包装リサイクル現状
- 容器包装リサイクル制度の仕組み
- 容器包装の回収 (取組み市町村及び回収量推移)
- プラスチックリサイクル技術・リサイクル製品
- 材料リサイクル
- ケミカルリサイクル (コークス炉化学原料化 合成ガス化油化等)
- プラスチック容器包装リサイクル制度の課題・対応
- プラスチック資源循環戦略
- 基本原則 (3R + Renewable)
- 今後の戦略展開 (マイルストーン)
- バイオマスプラスチック
- プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律
- プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律の省令・告示案
- プラスチック使用製品製造事業者等が取り組むべき事項策定及び認定制度
- 特定プラスチック使用製品及び判断基準策定
- 市区町村による分別収集・再商品化
- 容器包装リサイクル法ルートの活用
- 再商品化計画に基づく再商品化
- 製造事業者等による自主回収・再資源化及び認定制度
- 排出事業者による排出の抑制・再資源化の判断基準策定及び認定制度
【質疑応答】
第2部 資源循環型経済に向けた環境配慮型材料とケミカルリサイクルの取り組み
【13:00-14:10】
デュポン(株) フィルム事業部 事業部長 半田 昌史 氏
【講演主旨】
海洋プラスチックの問題が大きく議論されるようになり、この問題に対する対応が重要となってきている。EUは循環型社会を構築する指針を発表し、50%以上のPCR(市場に出回った製品のリサイクル)を使用した製品の使用を提案している。その指針に沿いデュポン(フィルム事業部)はPCR製品の開発を行い、2018年より販売を開始した。製品の品質を維持するためにケミカルリサイクルの工程を確立し「LuxCR」というブランドにてマーケティングを行っている。
【キーワード】
1.ケミカルリサイクル
2.PCR(Post Consumer Recycle)
3.ポリエステルフィルム
【プログラム】
- 昨今の環境に関する議論
- 循環型経済へのEUの取り組み
- PCR50%製品の開発
- LuxCR ケミカルリサイクルの立ち上げ
- ポリエステルポリマーの特徴とリサイクル
- ケミカルリサイクル
- LuxCR
- PCR 50% の製品展開
- Mylar® 812r PCR50% 片面易接着
- イージーピール フタ材
- トップシール使用 物流効率化
- モノマテリアル化
- まとめ
【質疑応答】
第3部 資源循環型経済に向けたマテリアルリサイクル技術と取り組み(仮)
【14:20-15:30】
ヴェオリア・ジャパン(株) 宮川 英樹 氏
第4部 サステナビリティ経営を加速するBASFの取組み
【15:40-16:50】
BASFジャパン(株) 経営推進本部 サステナビリティ推進室 シニアマネージャー 入江 剛 氏
【講演主旨】
BASFでは、サステナビリティを経営に組み込み、バリューチェーン全体で積極的に取り組んでいる。2050年にネットゼロを目指し自社温室効果ガス排出量を削減するための道筋を作成し、外部パートナーとの協業・技術開発を推進している。一方、製品を通して、サーキュラーエコノミーの考え方を取り入れ、ケミカルリサイクリングやバイオマスバランス・アプローチ、そしてメカニカルリサイクル向けのプラスチック添加剤パッケージIrgaCycleを上市し循環型経済に貢献する方針である。また、BASFの45,000全製品の製品カーボンフットプリント(Product Carbon Footprint, PCF)データも2021年末までに提供が可能となるよう準備を進めている。
【キーワード】
カーボンマネージメント
サーキュラーエコノミー
製品カーボンフットプリント
【プログラム】
- 会社紹介
- クライメート・ニュートラル(気候中立)へのロードマップ
- カーボンマネージメントの取り組み
- サーキュラーエコノミーの取り組み
- サーキュラー原料
ケミカルリサイクル、ChemCycling® (ケミサイクリング™)
バイオマスバランス・アプローチ
バイオマスプラスチック - 循環型素材
メカニカルリサイクル向けプラスチック添加剤パッケージ、IrgaCycle™(イルガサイクル)
- サーキュラー原料
- 製品カーボンフットプリント(PCF)
- まとめ
【質疑応答】
セミナー講師
第1部 藤井包装技術事務所 所長 藤井 均 氏(元大日本印刷)
第2部 デュポン(株) フィルム事業部 事業部長 半田 昌史 氏
第3部 ヴェオリア・ジャパン(株) 宮川 英樹 氏
(長崎大学 工学研究科 非常勤講師)
第4部 BASFジャパン(株) 経営推進本部 サステナビリティ推進室 シニアマネージャー 入江 剛 氏
セミナー受講料
【1名の場合】55,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
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