初心者向けセミナーです ベンゾオキサジン系材料の反応メカニズム、分子設計、複合化、その応用

耐熱性、電気絶縁性、寸法安定性、誘電率や吸水率の低さ…
を発現するベンゾオキサジン系材料の分子構造とは?
樹脂やコーティング素材としての利用、
自動車や電子機器などでの採用に関する最新情報

セミナープログラム

【10:00〜11:10】

第1部 ベンゾオキサジン系材料の基礎〜特性、反応メカニズム、分子設計など〜

●講師 龍谷大学 先端理工学部 応用化学課程 教授 博士(理学) 河内 岳大 氏

【セミナープログラム】
  1.ポリベンゾオキサジンの基礎
    1.1 ポリベンゾオキサジンとは
    1.2 ベンゾオキサジンの合成
    1.3 熱開環重合
  2.ベンゾオキサジンの分子設計
    2.1 高耐熱性化に向けた分子設計
    2.2 強靭化に向けた分子設計
  3.複合化によるポリベンゾオキサジンの高性能化
    3.1 高性能高分子との複合化
    3.2 有機-無機ハイブリッド
  4.機能性材料としてのポリベンゾオキサジン
【質疑応答】


【11:20〜12:30】

第2部 低粘度ベンゾオキサジン系熱硬化性樹脂の実用化に向けた開発

●講師 金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター 研究員 博士(工学) 西田 裕文 氏

【講座の趣旨】
 高耐熱性樹脂として期待されているベンゾオキサジン誘導体に関し、低粘度化による飛躍的な配合アローワンスの拡大、並びに本系の潜在的な欠点であった反応開始温度の高さの克服に関して講師らが取り組んだ研究について解説する。

【セミナープログラム】
  1.低粘度ベンゾオキサジン系熱硬化性樹脂開発の背景
    1.1 ベンゾオキサジンの特徴
    1.2 課題と開発目標
    1.3 低粘度化のアプローチ
  2.種々のベンゾオキサジン誘導体の合成
    2.1 評価方法
    2.2 揮発性と分子量
    2.3 反応開始温度と置換基効果
  3.硬化触媒の検討
    3.1 反応開始温度と酸触媒のpKa
    3.2 触媒の立体的効果
  4.実用化に向けた配合検討
    4.1 発泡対策
    4.2 硬化物物性及び従来樹脂との比較
【質疑応答】


【13:20〜14:20】

第3部 プロパルギル基を有する新規ベンゾオキサジンの合成と熱分解性の克服

●講師 DIC(株)  有田 和郎 氏

【講座の趣旨】
 ベンゾオキサジンはフェノール類、アミン類,ホルムアルヒドから容易に合成でき、原料の種類が多いことは,モノマーの分子設計・材料設計の観点から非常に魅力的である。筆者らは、アニリン成分およびフェノール類への架橋性官能基の導入と、フェノール類の最適化により、360℃を超える物理的耐熱性(ガラス転移温度)と同時に、課題であった熱分解性を克服し、400℃に迫る化学的耐熱性(5%重量減少温度)を有する、新規ベンゾオキサジン化合物の創成に成功した。

【セミナープログラム】
  1.研究背景
  2.従来技術のトレース結果
  3.耐熱性を上げるアイデア
  4.実験詳細
  5.硬化物の性能評価
  6.構造と熱分解性の関係に関する考察
  7.まとめ
【質疑応答】


【14:30〜15:40】

第4部 ポリイミド、エポキシ樹脂、ウレタン他の樹脂とベンゾオキサジンのポリマーアロイについて

●講師 佐世保工業高等専門学校 物質工学科 特任教授 博士(工学)  古川 信之 氏

【セミナープログラム】
  1.ポリベンゾオキサジン系ポリマーアロイの基礎
    1.1 ベンゾオキサジン系樹脂の基本特性
    1.2 アロイ化の目的
  2.ベンゾオキサジン系ポリマーアロイの具体例
    2.1 エポキシ樹脂との複合化
    2.2 ポリイミド樹脂との複合化
    2.3 その他の複合化
  3.高分子量ベンゾオキサジン系ポリマーアロイ
    3.1 高分子量ベンゾオキサジンの基本特性
    3.2 高分子量ベンゾオキサジン系ポリマーアロイ
【質疑応答】


【15:50〜17:00】

第5部ベンゾオキサジン樹脂を用いた高性能熱硬化性樹脂

●講師 (地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター
    有機材料研究部 熱硬化性樹脂研究室 研究室長 博士(工学)  木村 肇 氏

【講座の趣旨】
 ベンゾオキサジンとエポキシ樹脂あるいはビスオキサゾリン等の 他の化合物との共重合反応による高性能熱硬化性樹脂の作製と その特性評価についてお話します。

【セミナープログラム】
  1.熱硬化性樹脂
    1.1 フェノール樹脂
    1.2 ベンゾオキサジン
    1.3 ベンゾオキサジンの合成方法
    1.4 様々なベンゾオキサジン
    1.5 ベンゾオキサジンの利用
  2.ベンゾオキサジンとエポキシ樹脂からなる熱硬化性樹脂
    2.1 硬化挙動
    2.2 硬化物の特性と高性能化
  3.ベンゾオキサジンとビスオキサゾリンからなる熱硬化性樹脂
    3.1 硬化挙動
    3.2 硬化物の特性と高性能化
  4.ベンゾオキサジンの硬化反応促進
    4.1 ベンゾオキサジンとエポキシ樹脂からなる熱硬化性樹脂
    4.2 ベンゾオキサジンとビスオキサゾリンからなる熱硬化性樹脂
  5.ベンゾオキサジンを用いた繊維強化複合材料(FRP)
    5.1 FRP作製方法
    5.2 FRPの特性
  6.ベンゾオキサジンを用いた応用展開
    6.1 燃料電池用セパレーター
    6.2 砥石
    6.3 ブレーキシュー
    6.4 宇宙・航空用材料
  7.ベンゾオキサジンとシアネートエステル樹脂からなる熱硬化性樹脂
    7.1 硬化挙動
    7.2 硬化物の特性と高性能化
【質疑応答】

セミナー講師

【第1部】龍谷大学 先端理工学部 応用化学課程 教授 博士(理学) 河内 岳大 氏
【第2部】金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター 研究員 博士(工学) 西田 裕文 氏
【第3部】DIC(株)  有田 和郎 氏
【第4部】佐世保工業高等専門学校 物質工学科 特任教授 博士(工学)  古川 信之 氏
【第5部】(地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター 
     有機材料研究部 熱硬化性樹脂研究室 研究室長 博士(工学)  木村 肇 氏

セミナー受講料

1名につき66 ,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

受講について

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    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料

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受講料

66,000円(税込)/人

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全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料

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