晶析のメカニズムに対する理解と晶析操作のポイント【大阪開催】

~有機化合物を中心に~


晶析操作の基礎から結晶多形特性、オイル化晶析の回避方法・利用方法まで分かりやすく解説します!



講師


関西化学機械製作(株) R&D研究センター
取締役 研究センター長 工学博士 大嶋 寛 氏

<ご専門> 晶析工学、バイオマス
<学協会等> 化学工学会、生物工学会、分離技術会
<ご略歴>
1977年10月 大阪市立大学工学部応用化学科助手
1999年4月 大阪市立大学工学部 生物応用化学科 助教授を経て教授
2002年4月 大阪市立大学大学院工学研究科化学生物系専攻教授(組織改編)
2016年3月 大阪市立大学定年退職
2016年4月 関西化学機械製作(株)R&D 研究所長(現職)
<大学での役職>
2007年4月 大阪市立大学 教育研究評議員
2009年4月 大阪市立大学 工学研究科長・工学部長
2013年4月 人事委員会担当特命副学長
2014年4月~2016年3月 大阪市立大学 副学長
<学会活動>
2005年4月-2007年3月 (社)化学工学会 関西支部長
 論文誌(J. Chem. Eng. Japan、化学工学論文集)編集委員長
2007年4月-2009年3月 (社)化学工学会 情報センター長
2009年4月-2012年3月 化学工学会 晶析技術分科会 代表
2014年4月 粉体工業技術協会 晶析分科会正コーディネーター
2016年7月 NPO法人 テクノメートコープ理事長


受講料


R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。


(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


習得できる知識


・晶析操作の基本原理
・溶液構造と結晶粒子径、多形などの結晶特性
・オイル化晶析の利点
・結晶核形成のメカニズム 


趣旨


 結晶製造は、経験と試行錯誤を基本に行われてきた。即ち、原因としての晶析操作と結果としての製品結晶の間で善し悪しが判断され、最適操作が決められてきた。しかし、晶析操作の影響は先ず溶液の構造に現れる。その溶液から結晶核が形成される。結晶核形成が結晶多形や結晶粒子径分布を左右する。元に戻れば溶液の構造が出現する結晶の特性に繋がるのである。従って、制御すべきは溶液の構造である。ここでは、溶液の構造に注目した晶析操作について述べる。
 また、通常は避けたい晶析操作、すなわちオイル化晶析についても、その回避方法と、逆に積極的にオイル化を利用する意義を紹介する。 


プログラム


1. 代表的な結晶特性と晶析操作
 1)粒子径分布、多形、結晶形状など
 2)冷却、貧溶媒添加、中和などの晶析操作

2.晶析と溶液構造
 1)溶液中では溶質は会合している
 2)析出する結晶多形は核形成までに決まっている
 3)結晶特性の制御は溶液構造の制御から

3.粒子径分布
 1)準安定領域は重要ではない
 2)微結晶溶解法による大結晶の製造
 3)溶液構造を考えた微結晶の製造
 4)オイル化と粒子径分布制御

4.結晶形状
 1)結晶形状と結晶成長速度
 2)結晶形状を変える因子

5.結晶多形
 1)溶液構造と多形制御
 2)多形制御には速度論的理解が重要
 3)多形制御と不純物
 4)多形制御の考え方

6.オイル化
 1)オイル化とは何か?
 2)オイル化の回避
 3)オイル化の積極的利用

7.核発生のメカニズムと晶析操作
 1)一次核発生とは何か?
 2)二次核発生とは何か?
 3)新しく発見された二次核発生のメカニズム
 4)一次核発生と二次核発生の関係

  キーワード 結晶、晶析、オイル化、構造、制御、粒子径分布、研修、講座、情報、研究、開発、セミナー


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

49,980円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

大阪府

MAP

【大阪市淀川区】滋慶医療科学大学院大学

【JR・地下鉄】新大阪駅

主催者

キーワード

化学技術

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

49,980円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

大阪府

MAP

【大阪市淀川区】滋慶医療科学大学院大学

【JR・地下鉄】新大阪駅

主催者

キーワード

化学技術

関連記事

もっと見る