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本講座では、有機ELの材料・デバイスの基礎から、
最近注目を集めているTADF-OLEDの高性能化、
素子の劣化機構、さらに、製造プロセスに係わる
問題点と劣化要因について解説します!
セミナー趣旨
従来、エレクトロニクスはシリコン半導体を基礎とした無機半導体によって、その機能発現が支えられてきました。その一方で、新しい可能性を目指して無限の分子設計が可能な有機π電子系化合物を用いた有機エレクトロニクスに大きな注目が集まっています。特に有機EL(OLED)は、その優れた発光特性から次世代の高精細情報表示端末や大型TVへの展開が進み、今後も多彩な産業化への期待が寄せられています。
本講座では、最近注目を集めているTADF-OLEDの高性能化と素子の劣化機構について、材料・デバイスの観点からお話致します。さらに、真空成膜プロセスがデバイス特性に及ぼす影響について、微量不純物の影響や膜密度の影響等についてご紹介致します。最後に、有機系発光デバイスの新展開である有機蓄光や有機半導体レーザー、有機・無機ハイブリッドペロブスカイト発光デバイスの新展開についてご紹介致します。
受講対象・レベル
・有機ELの研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の実務経験を経た方。
・有機ELの実用化に取り組み、素子の劣化機構について理解を深めたい方。
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
習得できる知識
・有機ELの材料・デバイスの基礎
・素子の劣化機構の理解
・最新のTADF-OLED技術
セミナープログラム
1.有機ELの最近の進展
1−1 TADF発光分子の新展開
1−2 TADFーOLEDの高効率化のための材料・デバイス設計
1−3 TADF−OLEDの高耐久化のための材料・デバイス設計
1−4 再結合サイトの精密解析と劣化機構の解明
1−5 青色OLEDの高耐久化の新展開
2.製造プロセスに係わる問題点と劣化要因
2−1 真空成膜装置内の不純物の影響
2−2 有機材料の微量不純物の影響
2−3 アモルファス凝集状態の精密制御
3.有機系発光デバイスの新展開
3−1 電流励起有機半導体レーザーの登場と課題
3−2 長寿命室温蓄光材料の展開
3−3 有機・無機ハイブリッドペロブスカイトを用いた発光デバイス
有機EL,材料,デバイス,劣化,OLED,発光デバイス,セミナー,講演,研修
セミナー講師
九州大学 最先端有機光エレクトロニクス研究センター
/応用化学部門 センター長/主幹教授 博士(工学) 安達 千波矢 氏
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合44,000円、
2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
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