トラブル再発完全防止のシンプルFMEA

セミナー趣旨

従来のFMEAセミナーでは、以下を主体に指導していました。
　　・QS9000や各種ISOなどの規格の解説
　　・国内自動車系の複雑怪奇なFMEAもどき
　　・古い古い計算尺時代のFMEA
これらは、企業の厳格な品質管理が羅列され、FMEAの表完成と管理を目的にしてきました。したがって、「百害あって一利なし」。そこで、本セミナーではこれらを一切排除しました。
開発現場で悩む技術者が望むものは、「FMEA」の厳格なルールや管理ではなく、その有効活用なのです。したがって、有意義なFMEAであり、負担の少ないFMEAであり、トラブルが半減し、開発効率が倍増することが目に見えなければ、いつまでたっても若手技術者には受け入れられるFMEAとはなりません。
本セミナーは、新FMEAである「シンプルFMEA」の有効活用に軸足をおき、質疑応答と個人実習に重点をおいたセミナーを展開します。
講師は、現役の設計コンサルタントとして各企業の開発部門の中に入り、FMEAを実践指導しています。そこで得たノウハウを通して、FMEAに必須の「匠のワザ」をふんだんに伝授します。

セミナープログラム

１．匠の教訓
　1-1　いきなりFMEA？ボーっと生きてんじゃねぇよ！
　1-2　モチベーションがなければ優れたFMEAも無駄！
２．匠のワザ（１）から（６）
　2-1　匠のワザの修業を積めばトラブルを完全撲滅できる
　2-2　匠のワザ（１）：トラブル三兄弟にトラブル要因の98％が潜在変化点は百害あって一利なし。
　　　　変化点ではなく変更点が重要！
　2-3　匠のワザ（２）：インタラクションギャップにトラブルが潜在
　2-4　匠のワザ（３）：これがトラブル完全対策法！
　2-5　匠のワザ（４）：再発することを知って採用するレベルダウン法
　2-6　匠のワザ（５）：現象ではなく原因に打て！
　2-7　匠のワザ（６）：落とし処はどこ？
　2-8　幼児窒息死のドラム式洗濯乾燥機を対策する
　2-9　幼児指切断のシュレッダー事故を対策する
３．やるならこうやるシンプルFMEA
　3-1　FMEA審査は２画面方式が最高！
　3-2　計算尺時代のFMEAと複雑奇怪なFMEAは百害あって一利なし
　3-3　シンプルFMEAはシンプル イズ ベスト
　3-4　豊富な故障モードを抽出する方法
　3-5　シンプルFMEAの作成ルールはたった３つ
４．シンプルFMEAの個人実習
　4-1　シンプルFMEAをエクセルで実習してみる
　質疑応答

セミナー講師

技術士 機械部門／設計工学　國井技術士設計事務所 所長　國井 良昌 氏

セミナー受講料

21,500円（消費税込）
　※テキスト代を含みます。