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実用系でとりわけ厄介な「濃厚系」「非水系」「多成分系」の分散諸問題を解決!
「SP値・HSP値」「表面張力/表面エネルギー」「酸塩基度」を三本の矢として厄介な分散系に立ち向かおう
■溶解度パラメータ/表面エネルギー/酸塩基度の基礎と測定法
■ぬれ性改善のための溶媒/樹脂の選択および表面修飾法
■安定化のための分散剤/チキソ剤の選択
■塗布プロセスでのレベリング制御と表面調整剤の選択
セミナー趣旨
濃厚/非水/多成分系は微粒子分散系の中でもとりわけ厄介ですから、分散・凝集の制御だけとっても一筋縄ではいきません。このような系では、様々な添加剤の溶解性/吸着性、分散液の乾燥性および粒子の表面酸化/イオン溶出の防止などの観点から、たいてい非水溶媒が採用されます。ただ非水濃厚系では、隣接微粒子群間の多体効果のため静電反発安定化は難しく、また粒子間距離も極端に短くなるため、分散剤の選択には一層の注意が欠かせません。厄介な分散系を手懐けるコツは、化合物の溶解度パラメータ(Solubility Parameter、SP)と粒子の分散度パラメータ(Dispersibility Parameter、DP)の活用にありますが、分散・凝集の制御は、SP・DPだけで説明できるほど簡単ではありません。
そこでSP・DPと表裏一体の関係にある表面張力/表面エネルギーや酸塩基度を加え三本の矢として、トレードオフ関係にある分散剤の吸着性とぬれ性のバランスの取り方、塗布工程における密着性やレベリング性、および表面調整剤やチキソ剤の選択法などについて、基礎から分かりやすく説明します。
受講対象・レベル
- 初めての方から中堅の方で、分散系について基礎から学ばれたい方
- 化成品、電子材料および薬剤などの研究開発、製造や品質保証に携わられる方
※予備知識は特に必要ございません。
習得できる知識
- 溶解度/分散度パラメータ、表面エネルギーおよび酸塩基度の基礎と求め方
- ぬれ性改善のための溶媒/樹脂の選択および表面修飾法
- 安定化のための分散剤/チキソ剤の選択指針
- 塗布工程におけるレベリング制御と表面調整剤の選択
セミナープログラム
- 微粒子分散系の調製と課題
- 微粒子分散系の調製工程
- 濃厚/非水/多成分系における諸課題
- HSP・HDP(3D, 4D)の基礎とぬれ性/密着性への活用
- 化合物のSPとHansenのSP(3D,4D)の基礎と求め方
- 原子団寄与法とソフトウェアHSPiPの利用
- 溶解・膨潤法とHansen球/ダブルHansen球の利用
- インバースガスクロマトグラフィー(IGC)法の原理と測定例
- 粒子表面のDPとHansenのDP(3D,4D) の基礎と測定法
- 多架遠心沈降法によるスクリーニング
- IGC法
- 低磁場パルスNMR法の原理と測定例
- ぬれ性改善のための良溶媒の選択法(Hansen距離,Teas線図)
- 密着性/接着性改善のための樹脂の選択と表面修飾法
- 化合物のSPとHansenのSP(3D,4D)の基礎と求め方
- 表面自由エネルギーの基礎とぬれ性/塗布性への活用
- 溶媒の表面張力の基礎と測定法
- 表面張力の成分項と測定法
- 付着仕事と界面張力
- 粒子の表面エネルギーの成分項と測定法
- 接触角法(圧縮ペレット法,両面接着テープ法,薄層浸透法)
- IGC法による成分項と表面不均一性の測定
- ぬれの形態とギブスエネルギー
- wetting envelopeによる拡張ぬれの評価と溶媒選択
- ギブスエネルギーによる浸漬ぬれの評価と表面修飾例
- 塗布工程におけるマランゴニ対流とレベリング性の制御
- 表面張力に由来する様々な現象
- マランゴニ対流とレベリング流動,薄膜エッジ,額縁現象
- 溶媒の表面張力の基礎と測定法
- 静電反発作用と分散剤の立体反発作用による安定化
- van der Waals力と有効Hamaker定数
- 静電反発作用とDLVO理論
- 立体反発作用における浸透圧効果と体積制限効果
- 相互作用パラメータによる溶解性の評価と良溶媒の選択
- ポリマーブラシによる立体反発安定化
- 高分子分散剤の選択指針
- 分散剤構造と吸着形態および応用例
- ランダム,ブロックおよびくし型分散剤
- 星型分散剤の開発と応用例
- 強化静電立体反発型分散剤
- 吸着特性と分散剤/粒子表面の酸塩基特性の基礎
- 吸着等温線と最適添加量
- IGC法による測定と酸塩基相互作用パラメータの応用例
- 滴定法による測定(酸価・アミン価,電荷0点など)
- 分散剤構造と吸着形態および応用例
- 粒子の表面修飾法と評価例
- 界面活性剤の働きと選択指針
- HLB値とその求め方
- 界面活性剤の吸着形態と分散安定化への応用例
- カップリング法による表面修飾とその評価例
- グラフト反応法による表面修飾とその評価例
- 界面活性剤の働きと選択指針
- 粒子分散液の流動特性/安定性
- 分散液の種類と流動曲線
- 動的粘弾性による安定性評価
- チキソ剤の働きと選択指針
- チキソ剤の働き
- 非水系チキソ剤の種類と選択
- 水系チキソ剤の種類と選択
まとめ
□質疑応答□
セミナー講師
山口大学 名誉教授 工学博士 大佐々 邦久 氏
セミナー受講料
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【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
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1名申込みの場合:35,200円 ( E-Mail案内登録価格 33,440円 )
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受講について
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
49,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込 または、当日現金でのお支払い
開催場所
全国
主催者
キーワード
化学反応・プロセス 薄膜、表面、界面技術 高分子・樹脂材料
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