金属有機構造体(MOF)の合成と用途展開

吸着剤、分離膜、触媒、反応場、複合材料 …etc.
金属有機構造体(MOF)の応用研究動向を解説


★ 金属有機構造体(Metal organic Framework, MOF)の特徴や合成等の基礎から吸着剤や分離膜等への応用展開までを解説


セミナー講師


関西大学 環境都市工学部 エネルギー・環境工学科 教授 田中 俊輔 氏

【略歴】
 2005年 大阪大学大学院 基礎工学研究科 博士(工学)取得
 2005年~2007年 日本学術振興会 特別研究員PD
 (大阪大学、Purdue University、関西大学)
 2007年~2012年 関西大学 エネルギー・環境工学科 助教
 2012年~2019年 関西大学 エネルギー・環境工学科 准教授
 2014年~2015年 Vrije Universiteit Brussel 客員研究員
 2019年~ 関西大学 エネルギー・環境工学科 教授

【受賞】
 2011年 化学工学会・研究奨励賞
 2017年 日本吸着学会・奨励賞
 2018年 日本膜学会・奨励賞
 2019年 矢崎学術奨励賞


受講料


43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


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【1名分無料適用条件】
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※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


得られる知識


・MOFの合成と基本物性の把握
・MOFの形態制御技術の習得
・MOFの評価方法の習得
・応用例(吸着分離、膜分離)の把握
・国内外の開発状況の把握
・吸着の基本原理と測定方法の習得
・膜分離の基本原理と測定方法の習得


対象


・多孔性材料、MOFの初心者からMOF開発に深く携わっている専門家まで
・MOFの基礎を学びたい方からMOF合成・製造の問題を解決したい技術者まで


セミナー趣旨


 結晶性多孔質材料の一種である金属有機構造体(MOF)は、その化学組成と細孔構造が明確に定義され、他に類を見ないほどの調整可能性を示すことから、分離、貯蔵、触媒反応をはじめとして広範な研究分野を創出しながら進展している。近年のMOFに関する飛躍的な進展は、MOFが高い空隙率を有し、細孔径と表面特性の調整に優れることによる材料としての多様性ばかりでなく、その合成方法の多様性に拠るところも大きい。
 本講演ではMOFの合成や特徴を述べ、吸着や膜分離としての応用について今後の見通しを含めて解説する。MOFの基礎を学びたい方、これからMOFの研究を始める方から、始めてみたがその合成に困っている方、MOFの用途展開の問題を解決したい方などを主たる対象として、MOFの基礎的な特性から最新技術動向までを概説し、課題と展望について議論する。


セミナー講演内容


1.MOF概要
 1.1 ナノ空間材料
 1.2 配位高分子とMOF
 1.3 MOFの特徴
 1.4 MOFとゼオライトとの比較
 1.5 MOFのコスト
 1.6 開発状況・世界情勢
 
2.MOFの合成方法と評価方法
 2.1 基本的な設計指針と合成方法の課題
 2.2 ソルボサーマル法
 2.3 電解合成
 2.4 超音波合成
 2.5 連続フロー合成
 2.6 噴霧乾燥合成
 2.7 メカノケミカル合成
 2.8 気相合成
 2.9 MOFの合成・評価サイクル
 
3.MOF吸着剤
 3.1 吸着の基礎原理
 3.2 吸着剤の課題
 3.3 MOFの構造柔軟性
 3.4 MOFの吸着特性
 3.5 MOFの安定性
 3.6 吸着・分離性能の予測
 3.7 MOF吸着剤の応用事例と分離性能
 
4.MOF分離膜
 4.1 膜分離に関する定義
 4.2 気体の膜透過機構
 4.3 膜分離と無機系分離膜の開発状況
 4.4 MOF製膜の留意点
 4.5 MOF膜における構造柔軟性
 4.6 核形成と結晶(膜)成長
 4.7 様々な製膜方法
 4.8 MOF膜の応用事例と分離性能
 
5.MOFの特徴を活かした応用事例
 5.1 触媒特性
 5.2 ナノ反応場・高分子合成
 5.3 エレクトロニクス
 5.4 バイオ
 5.5 複合材料
 
6. まとめ(実用化に向けて)
 
 □ 質疑応答 □


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開催日時


13:00

受講料

43,200円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

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【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

複合材料・界面技術   高分子・樹脂技術   ナノ構造化学

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