初心者向けセミナーです よくわかる!光学用透明樹脂の基礎と応用

光学用透明樹脂の分子設計、光学特性の基礎、
透明性・耐熱性・屈折率・複屈折率の制御など
高機能化もわかりやすく解説

工業用樹脂としてはメジャーなのに、なかなか学べる機会が少ない光学用透明樹脂!

セミナー趣旨

 アクリル樹脂(PMMA)、ポリカードネート(PC)や環状ポリオレフィン樹脂(COP、COC)などの透明樹脂はプラスチックレンズ、液晶ディスプレイ、光ディスク、光ファイバーなど包装、光学、光通信分野で広く使われている。また近年、光学機器のデジタル化の急速な進展により、高屈折率、高アッベ数、低複屈折など高い特性をもった高機能な光学用透明樹脂やガラス代替材料としての新規な光学樹脂が数多く開発されている。
 本講義では、光学用透明材料やガラス代替樹脂開発のための透明樹脂の概要、分子設計や光学特性の基礎および透明性、耐熱性、屈折率、複屈折率の制御技術など透明樹脂の高機能化について実務に適した内容で分かりやすく解説する。

習得できる知識

  • 透明樹脂の概要と分子設計の考え方
  • 光学特性の概要と制御法
  • 透明性、耐熱性の分子設計と向上方法
  • 高・低屈折率樹脂の分子設計と制御法
  • 低複屈折化手法
  • 無機材料との複合(ハイブリッド)化による高機能化方法
  • ガラス代替材料の開発現状

セミナープログラム

  1. 透明樹脂の概要
    1. 透明樹脂の分子設計
    2. 透明樹脂の種類と特徴
    3. 透明樹脂の概要(合成法と特性)
      1. アクリル樹脂(PMMA)
      2. ポリカードネート(PC)
      3. 環状ポリオレフィン樹脂(COP, COC)
      4. カルド(フルオレン)計樹脂
      5. 透明エポキシ樹脂
      6. 透明(脂環族)ポリイミド
  2. 透明性の分子設計と制御
    1. 光の透過性(光の3要素(反射、吸収、散乱))
    2. 光散乱損失と光吸収損失
    3. ヘイズ値(くもり値:Haze)
    4. 透明樹脂の分子設計と向上方法
      1. 樹脂の透明性改良方法
      2. 高透明化
      3. 複合材料の透明性
      4. ポリイミドの着色機構と透明化
  3. 耐熱性の分子設計と制御
    1. 耐熱性とは?
    2. 耐熱樹脂の分子設計と向上方法
    3. 高耐熱透明樹脂
      1. 高耐熱透明マレイミド系ポリマー
      2. アクリル樹脂の高耐熱化(アダマンチル化、フルオレン系アクリレート)
    4. 透明ポリイミド
      1. ポリイミドの着色機構
      2. 透明ポリイミドの分子設計(ポリイミドの透明化)
      3. 透明ポリイミドの合成法
      4. 代表的な透明ポリイミド
      5. 透明ポリイミドの開発状況
  4. 光学特性(屈折率、複屈折率)の分子設計と制御
    1. 分子構造による屈折率の制御
      1. 屈折率と分子構造・環境因子
      2. 高屈折率化
      3. トリアジン系多分岐ポリマー
      4. 屈折率の温度依存性
    2. 分散特性(屈折率とアッベ数)の制御
    3. 無機フィラー複合化による屈折率の制御
      1. 微粒子の種類と屈折率
      2. 複合材料の屈折率
    4. 複屈折の制御-複屈折とは?
      1. 固有複屈折率と分子構造
      2. 複屈折率と分極率の関係
      3. 配向複屈折と応力複屈折
    5. 成形加工(加工法・成形条件)の影響
    6. 低複屈折率化(ゼロ複屈折)
      1. ランダム共重合法
      2. 違法性低分子ドープ法
      3. 複屈折性結晶ドープ法
  5. 無機材料との複合化による透明樹脂の高機能化
    1. 複合材料の合成法
      1. 層間挿入法(層剥離法)
      2. ゾル-ゲル法
      3. in situ重合法
      4. コアシェル構造型ハイブリッド材料
    2. 複合化の効果-無機材料との複合化でどんな効果が得られるか?
    3. 複合材料の特性
      1. 透明性
      2. 熱特性
      3. 機械的特性
      4. 寸法安定性(熱膨張率)
      5. 表面硬度・耐摩耗性、
  6. ガラス代替樹脂・フィルムへの応用
    1. ガラス代替透明フィルムの開発状況
    2. ガラス代替透明樹脂・フィルムの用途
      1. 光学・ディスプレイ用途への応用
      2. 自動車用途への応用 – 自動車の軽量化
  7. 参考図書
  8. まとめ

□質疑応答□

セミナー講師

FAMテクノリサーチ 代表 山田 保治  氏

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

44,000円( E-mail案内登録価格41,800円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 44,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額22,000円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:35,200円 ( E-Mail案内登録価格 33,440円 )
※1名様でLive配信/WEBセミナーをお申込みの場合、上記キャンペーン価格が自動適用になります。
※他の割引は併用できません。

受講について

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
    ≫ テストミーティングはこちら

配布資料

  • 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
    ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
    ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   光学技術   複合材料・界面技術

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

44,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   光学技術   複合材料・界面技術

関連記事

もっと見る