<優れた分散安定化を実現するための> 微粒子・ナノ粒子の表面修飾・界面設計と評価技術、実例まで

★多分野で用いられている微粒子・ナノ粒子のパフォーマンスを充分発揮するために!

★シーンに応じて自在な分散・配列制御を実現するための表面修飾・界面構造設計の基礎から種々の表面修飾・構造設計法および評価の実際まで。


講師


横浜国立大学 大学院環境情報研究院
准教授 博士(工学) 飯島 志行 先生

■ご略歴:
2004/3 東京農工大学 工学部 化学システム工学科 卒業
2005/3 東京農工大学 大学院生物システム応用科学教育部 博士前期課程修了
2007/3 東京農工大学 大学院生物システム応用科学府 博士後期課程修了 博士(工学)
2007/4 日本学術振興会特別研究員(PD)
2008/4 東京農工大学 大学院共生科学技術研究院 助教
2010/4 東京農工大学 大学院工学研究院 助教(組織改編のため)
2013/9 横浜国立大学 大学院環境情報研究院 講師
2017/3 横浜国立大学 大学院環境情報研究院 准教授

■ご専門および得意な分野・研究:
・湿式法を中心とした粉体材料プロセッシング
・微粒子、ナノ粒子の表面修飾と分散制御技術
・微粒子、ナノ粒子の表面設計と分散制御の基づく複合材料機能制御


受講料


1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナー開催にあたって


■はじめに:
 微粒子・ナノ粒子はセラミックス,ポリマーナノコンポジット材料,塗膜体や分散体などの様々な形で,電子材料,機能性塗料,触媒,化成品,医薬・化粧品や食品を一例とした幅広い分野で多用されています.このような微粒子・ナノ粒子から構成される複合材料の機能性や生産性は,材料中における微粒子の分散・集合状態や,粒子とマトリックス間の接着性・相互作用などによって多大な影響を受けるため,微粒子・ナノ粒子の表面修飾による界面構造設計や、界面構造設計に基づく自在な微粒子分散・配列制御技術は,複合材料の高機能化や新機能創出に向けて極めて重要な鍵となります.
 本セミナーでは、微粒子・ナノ粒子の界面設計とその評価法を理解する際に有用となる微粒子の基礎的特性を解説した後,微粒子の材質・性状に応じた表面修飾技術とその評価手法の実際を,材料プロセッシングにおける微粒子の液中分散・集合状態の制御手法への展開事例なども交えて解説します.

■受講対象者:
 ・機能性微粒子やナノ粒子の液中分散や集合構造制御でお困りの方
 ・粒子分散体や高濃度スラリーの流動特性制御でお困りの方
 ・微粒子・ナノ粒子の表面修飾がうまく行かずにお困りの方
 ・微粒子・ナノ粒子の界面構造評価手法でお困りの方 
 ・微粒子・ナノ粒子の湿式プロセスを経た材料開発に携われている方

■必要な予備知識:
 可能であれば、大学卒業レベルの化学・物理化学等の基礎知識をお持ちであれば、より理解が進みます。

■本セミナーで習得できること(一例):
 ・微粒子特性(幾何学的特性・運動特性)の基礎知識
 ・微粒子・ナノ粒子の分散安定化に向けた界面設計指針の立て方
 ・微粒子・ナノ粒子の性状と分散媒に応じた表面修飾手法
 ・表面修飾した微粒子・ナノ粒子の評価手法


プログラム


1. はじめに
 1)微粒子・ナノ粒子の湿式材料プロセスで直面する課題からみる界面設計の重要性
 ・ポリマーナノコンポジット材料の調製事例から
 ・先進セラミックス材料の調製事例から

2. 表面修飾操作と評価手法を理解するための微粒子・ナノ粒子基礎特性
 1)微粒子の大きさと粒子径分布
 2)慣性運動とStokesの式
 3)拡散とBrown運動

3. 表面修飾操作と評価手法を理解するための液中で働く粒子間相互作用
 1)van der Waals力
 ・Hamaker定数
 ・付着時の粒子間距離
 2)静電相互作用力
  a)表面電位と等電点
  b)界面電気二重層
  c)DLVO理論
 3)高分子分散剤、立体障害斥力、他
 4)非水系溶媒中での粒子間相互作用力

4. 微粒子・ナノ粒子の表面修飾と評価
 1)評価手法
  a)修飾剤の固定化量の評価手法
  b)表面化学構造の評価手法
  c)表面設計した微粒子の評価手法(例)
  d)粒子間相互作用の評価手法
  e)分散安定性の評価手法
 2)表面修飾と分散制御 ― 修飾剤の選定・構造設計法と表面修飾の実際
  a)微粒子の特性と粒子間相互作用に基づく表面設計指針
  b)表面修飾プロセスの選定(コロイド状粒子や乾燥粉末に対する修飾と分散)
  c)シランカップリング剤を用いた表面修飾
  d)修飾剤の混合使用による界面構造チューニング
  e)配位子交換法と多段階表面修飾
  f)高分子分散剤を用いた表面修飾
  g)機能性界面活性剤を用いた表面修飾
  h)交互吸着法を用いた表面修飾
  i)表面修飾剤の構造設計
  ・ポリエチレンイミンに対する疎水基導入(1):疎水性粒子の水系分散体
  ・ポリエチレンイミンに対する疎水基導入(2):親水性粒子の非水系分散体
  j) 表面修飾した粒子の湿式複合化、集合構造制御

5. まとめ

<質疑応答・個別質問・名刺交換>


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,040円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【港区】太陽化学(株)東京本社内 おいしさ科学館

【JR・モノレール】浜松町駅 【地下鉄】大門駅

主催者

キーワード

化学技術   応用物理

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