初心者向けセミナーです <次世代照明、ディスプレイ、太陽電池等に向けた>蛍光体・発光材料の最新開発状況と市場展開

重要な部材にもかかわらず、公式統計資料が無いため
把握することが難しい、蛍光体の国内外の
技術開発・マーケット状況を把握!

LEDのみでなく、太陽電池や植物工場・化粧品顔料等、様々な用途展開や各社の取り組み状況などの最新動向を提供します!

セミナー趣旨

 蛍光体材料における学術分野は、LED用蛍光体を中心に依然として活発な状況が継続している。しかし、このような状況により、世界における業界の動きが見えにくくなっている。蛍光体業界において、信頼できる世界生産量の公式統計資料はない。そのため、LED用蛍光体はバックライトやLED照明で使用されている重要な部材でありながら、新規材料の開発状況について把握することがむずかしい。また、蛍光体関連の研究者でも、世界中の研究者や企業と直接コンタクトを重ねなければ、蛍光体産業の全体像について正しい情報を得ることは困難な状況である。
 近年では、蛍光体はLEDのバックライトおよび照明への応用だけでなく、太陽電池用の波長変換材料や植物工場用の特殊光源など、新しい用途展開が検討されている。そのような状況をふまえ、本講演では、現行の蛍光体の主要用途である白色LED用蛍光体だけでなく、新しい用途への展開に向けた新規蛍光体への取り組みを自身のグループだけでなく世界的な動向も含めて、講演者が実際に直接的にコンタクトした生きた情報として幅広く解説する。技術的な課題だけでなく、市場の規模と今後の発展の可能性についても論じる。

受講対象・レベル

・蛍光体を実際に使用するユーザーであり、その開発動向について最新の情報を知りたい方
・蛍光体の開発に興味があり、開発テーマとしての可能性を検討している技術者
・蛍光体の新しい用途(太陽電池、植物工場、化粧品など)を探索している技術者
・蛍光体や関連事業が新規事業テーマとしてふさわしいかどうかの情報を得たい方

習得できる知識

・実際に使える技術として、蛍光体の設計、蛍光体の合成とその評価までを理解できるようにします。
・蛍光体分野の多様性とその将来展開を理解できるようにします。

セミナープログラム

1.蛍光体に関する基礎的な知識
 1)蛍光体の歴史

  a) Phosphor(蛍光体)という名前の由来
  b) 世界初の人工蛍光体は、夜光塗料
  c) 照明とディスプレイのどちらが主流なのか?
  d) 人の眼はかなりでたらめ
 2)蛍光体の種類
  a) 局在中心型蛍光体と半導体型蛍光体
  b) 半導体型蛍光体の代表としての量子ドット
  c) 量子ドットは照明に使える?
  d) ペロブスカイト量子ドットは使えるか?

2.蛍光体の設計思想
 1)蛍光体設計に必要な結晶学および固体化学の基礎知識

  a) 15分で理解できる結晶化学
  b) 固体化学の基礎と蛍光体の合成
 2)発光波長の制御
  a) 母体発光、希土類、マンガンの発光の知識、対称性制御による希土類イオン発光の長波長化と狭帯域化
  b) Eu2+やCe3+を青色励起で黄色、赤色に発光させるために必要な分子設計とその実例

3.蛍光体の新しい展開と市場情報
 1)新しい応用用途

  a) 太陽電池の波長変換材料
  b) 植物工場用の蛍光体-植物の欲しい赤色光はより長波長
  c) 化粧品等の顔料としての利用
 2)蛍光体産業の主要なプレーヤー
  a) 日亜化学 ~蛍光体分野でも大巨人
  b) 三菱ケミカル ~LED用蛍光体に特化も、最終的な狙いは自社製固体照明へのシフト
  c) 東京化学研究所 ~ランプ用蛍光体からの展開
  d) 根本特殊化学 ~中国での強い基盤
  e) デンカ ~窒化物に対する高い技術力
  f) Daejoo Electronic Materials (韓国) ~高い開発能力を持つ世界第二位のメーカ
  g) LWB
  h) Intematix
  i) 北京有色金属研究総院 
  j) 北京宇極科技発展有限会社
  k) 台湾の蛍光体メーカの状況
  l) サムスンの蛍光体内製中止と事業を買い取ったUJLの正体
  m) その他の研究者
 3)蛍光体産業の問題点
  a) 1kg何十万円から何百万円以上の高価なLED用蛍光体がビッグビジネスにならない理由
  b) 蛍光体のマーケットの見積もりのばらつき
  c) どのようにビジネスモデルを構築するか

<質疑応答>

セミナー講師

 戸田 健司 先生   新潟大学 研究推進機構 研究教授  

セミナー受講料

【オンライン(ライブ配信)(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンライン(ライブ配信)(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

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  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
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申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です

  • 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
    (見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学技術   電子デバイス・部品   半導体技術

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47,300円(税込)/人

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化学技術   電子デバイス・部品   半導体技術

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