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〜構造・物性から解析方法・評価技術、高効率TADF材料の設計、有機ELへの応用まで〜
次世代の有機EL発光材料として注目されるTADF材料!
―基礎から実際のデータ、光物性と分子構造との相関、高効率TADF材料の設計指針、TADF材料の物性評価・解析技術まで詳解!
講師
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 分析計測標準研究部門
研究員 博士(工学) 細貝 拓也 先生
受講料
1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
近年、TADF(Thermally activated delayed fluorescence)材料 、すなわち熱活性化遅延蛍光材料は、炭素や水素、窒素などの汎用な元素だけで、100%の発光効率を実現できる次世代の有機エレクトロルミネッセンス(EL)材料として大きな注目を浴びている。TADFの歴史を紐解くと、その発見と基本的な考察はすでに100年近く前に行われており、今日に至るまでは、単に光化学の分野の一つのトピックでしかなかった。
本講演では、TADF材料が有機EL用発光材料として現在の爆発的な注目を集めるまでに至った経緯を概説し、TADFの基本的理論から実際のデータ紹介、先端理論、光物性と分子構造との相関、高効率TADF材料の設計指針、TADF材料の物性評価・解析技術について述べる。そして、TADF材料を用いた有機EL研究の現状、さらに現在のその他の応用について紹介する。
本講演は、TADF材料に関わっている、またはこれから関わろうとする者へ、TADFに関する情報を提供し、その研究開発を支援する。
■この講座を受講して得られる情報・知見:
・TADF材料の基礎
・TADF材料の分子構造と物性
・TADFの先端理論
・TADF材料の解析技術
・TADF材料のアプリケーションの種類と現状
セミナー内容
1 TADF材料とは
2 TADF材料の構造と物性、理論
2.1 TADF材料の種類・特徴
2.2 TADF材料の物性
2.3 TADFの理論
3 TADF材料の解析方法
3.1 TADF材料の発光特性に関する解析方法
3.2 TADF材料の電子状態に関する解析方法
3.2.1 基底状態
3.2.2 励起状態
3.3 TADF材料の安定性に関する解析方法
3.4 TADF理論計算による解析
4 TADF材料の応用研究
4.1 有機EL研究開発のこれまで
4.2 TADF材料を使った有機EL素子開発の現状
4.3 TADF材料を使ったその他のプリケーション
<質疑応答>
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