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ラボ機と生産機のコンセプトの違いおよび
海外での商業生産例に見る連続生産へのヒント
講師の実経験や当事者から聞いた課題解決の苦労話を交えつつ
フロープロセスの課題解決法、運用実績、メリットなどを
主に海外での商業生産への適用例をもとに具体例と最新情報を紹介します!
特に日本の化学業界の方とお話しする機会において、しばしばフロープロセスの導入検討にあたり、「バッチでは困難な反応をフローでできないか」という声を非常に多く聞くが、「既存の製造プロセスの一部をバッチからフローに変更するとどれだけコストダウンが可能か」あるいは「マルチパーパス反応として用いる際のデザインは」というような声を伺うことは少ない。
この様に「技術的チャレンジの解決手段」としてフロープロセスの導入動機づけを限定しがちな点は諸外国の実用例からはむしろ少数派に属している...
セミナー趣旨
我が国は世界的に見ても比較的早い時期にマイクロリアクターを用いた化学反応のフロープロセスに対する研究開発に取り組んできた。その結果、新規触媒の開発や困難な反応へのフロープロセスの適用について数多くの実績を有し、また継続的に研究開発が活発に行われている。
一方、ファインケミカル、特殊ポリマーあるいは医薬産業分野での実生産への適用に関しては残念ながら現時点では海外の実績に対して後塵を拝しているのも事実である。しかし、この数年間で多くの国内企業がフロープロセスの実用化に向け積極的に取り組み始めるようになった。
本講では、フロープロセスの実用化を企図するプロセス技術者、エンジニア、あるいはフロープロセスへの投資を検討している企業にとって参考となる技術的チャレンジ、課題解決法、運用実績、メリットなどについて、主に海外での商業生産への適用例をとり、できるだけ多くの具体例と最新情報を紹介したい。
習得できる知識
マイクロリアクターを中心として、化学反応論やリアクターエンジニアリングに関しては既に多くの成書・文献が発表されているが、医薬、スペシャリティポリマー、ファインケミカルの分野でのラボから商用生産への適用に対する実例やチャレンジ、成果に関しての情報は特に工業的興味から見る場合、限られた情報が各企業のプレスリリースや業界紙、各分野の技術文献に散見されるものの、これらを鳥瞰的にとりあげ、自社のプロジェクトの参考資料として比較検討するには多少困難が伴うようである。
特に日本の化学業界の方とお話しする機会において、しばしばフロープロセスの導入検討にあたり、「バッチでは困難な反応をフローでできないか」という声を非常に多く聞くが、「既存の製造プロセスの一部をバッチからフローに変更するとどれだけコストダウンが可能か」あるいは、「マルチパーパス反応として用いる際のデザインは」というような声を伺うことは少ない。
この様に「技術的チャレンジの解決手段」としてフロープロセスの導入動機づけを限定しがちな点は以外で有り、諸外国の実用例からはむしろ少数派に属している。
今回は、前半はコンセプトと方法論、商業的メリットを概観し、後半では実際の適用例を基にしてケーススタディを行ってみたい。演者は、幸いこれまで各国のフロープロセスの工業化例を数多く実見し、また当事者から課題解決への「苦労話」を聞き取る機会を得る事もできた。
更に、直近5年間でめざましく発展した中国でのフロープロセス工業化を目の当たりにし、これらの経験を化学工業に携わる諸氏にご紹介す
セミナープログラム
- フロープロセス工業化の概観
- 歴史と背景 (Big ChemistryからFine Chemicalsへ)
- ドライビングフォース
- 日本の立ち位置
- 連続生産プロセスの特徴
- Pros & Cons
- バッチ法との比較
- Process Intensification (プロセス局在化)
- Mass Transfer Efficiency (物質変換効率)
- Heat Transfer Efficiency (熱交換効率)
- Steady State Reaction (定常反応場)
- 後処理、固体ハンドリング、精製のチャレンジ
- 連続生産プロセス開発(実例を含んで)
- リアクター選定
- ハイブリッドプロセス
- スケールアップとナンバリングアップ
- サンプリングとモニタリング
- フロープロセスパラメーター
- ケミストとエンジニア
- 実生産に対する要求事項と課題
- ラボからプラントへ
- 設計コンセプト
- 運転コンセプト
- 法・規制適合・GMP対応
- 量産フロープロセス適用の難易度
- 「なぜフロープロセスを導入するのか」
- 事業に即した目的の選択
- ビジネスとしてのフィーザビリティ
- 中国のダイナミクス
- “Proudly Made In JAPAN”
- フロー生産のケーススタディ
- 各国での実用化例のケーススタディ(GMP生産を含む)
- 日本の状況(強みと課題)
- まとめ・質疑応答
セミナー講師
アライドラボラトリーズ株式会社 代表取締役社長 栗田 壮太 氏
セミナー受講料
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受講について
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開催日時
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開催場所
全国
主催者
キーワード
化学反応・プロセス ナノマイクロシステム 生産工学
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