よくわかる!熱交換器の基礎と混相流の熱移動現象を理解する入門講座


★ 熱交換器に焦点をあて、適切な熱移動を行うための基本技術をやさしく解説!

★ 機械と熱は切っても切れない関係。適切な熱回収技術や熱交換技術に活かす、入門講座。



講師


国士舘大学 理工学部
教授、博士(工学)、技術士(機械部門) 大髙 敏男 氏

【略歴】
1990年 (株)東芝 家電技術研究所 入社
2000年 東京都立工業高等専門学校 助教授
2003年 東京都立大学 客員講師
2007年 国士舘大学 准教授
2011年 国士舘大学 教授
(株)東芝で圧縮機・冷凍機・空調機の研究・開発・設計に従事してきた。教育機関ではこれらを生かした実践的な機械設計手法や3次元CADを活用した機械設計、熱力学、伝熱工学、エネルギー工学などの講義を担当している。

【専門】
熱工学、冷凍空調工学、伝熱工学、機械設計、圧縮機、3次元CAD/CAE


受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )


(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


【キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額 の24,300円)】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


趣旨


 私たちは、暖冷房や調理などたくさんの『熱』に囲まれて生活しています。そして、無意識のうちに普遍と錯覚する地球環境へ熱を捨てていることが多いです。

 工学でいう『熱』とは、熱エネルギーを意味して、仕事と互いに変換可能なエネルギーの形態のひとつです。熱エネルギーの移動には、温度差や状態変化が必要です。したがって、普遍に思える地球環境に熱を捨て続ければ、それは熱汚染になり環境破壊に繋がります。
 また、機械は、何らかのエネルギーを得て人や社会に役に立つ仕事をしますが、エネルギーを100%仕事に変換することは不可能です。機械が仕事として取り出せなかったエネルギーは、最終的にすべて熱エネルギーとして排出されるので、機械と熱は切っても切れない関係があるのです。
 したがって、適切な熱回収技術や熱交換技術が重要となります。東日本大震災以来、私たちの省エネルギー意識はいっそう高まっています。捨てる『熱』を活用したり、地球環境に拡散してしまった熱を回収して再利用したりする技術は省エネルギーの観点からも地球環境保護の観点からも重要なのです。

 本講習会では、熱交換器に焦点を当て、適切な熱移動を行うための基本的な技術についてやさしく解説します。


プログラム


<得られる知識・技術>
伝熱の基礎理論、熱交換器の基礎知識、熱交換器の基本的な設計方法、混相流の基礎知識を学ぶことができます。

<プログラム>
1.熱工学の基礎的事項
 1.1 熱工学と伝熱工学
 1.2 熱力学の法則
 1.3 熱と単位

2.移動現象の基礎的事項
 2.1 移動現象
  2.1.1 流体の摩擦力
  2.1.2 熱の移動
  2.1.3 拡散
 2.2 流体の移動
  2.2.1 層流と乱流
  2.2.2 流体の種類
  2.2.3 境界層
  2.2.4 混相流体
 2.3 熱の移動
  2.3.1 熱移動の様式分類
  2.3.2 熱伝導率
  2.3.3 熱伝達率
  2.3.4 温度境界層

3.伝熱における理論と応用
 3.1 熱伝導の基礎方程式
 3.2 無限平板内の温度分布と熱流束
 3.3 異質多層平板内の温度分布と熱流束
 3.4 層流熱伝達率
  3.4.1 円管内の強制対流熱伝達
  3.4.2 水平平板上の強制対流熱伝達
  3.4.3 垂直平面の自然対流熱伝達
 3.5 乱流熱伝達
  3.5.1 摩擦係数からの乱流熱伝達の類推
  3.5.2 円管内の強制対流乱流熱伝達
  3.5.3 平板の乱流熱伝達
 3.6 フィン
  3.6.1 フィンからの放熱量
  3.6.2 フィン効率
 3.7 その他の伝熱
  3.7.1 沸騰と凝縮
  3.7.2 放射
 3.8 伝熱と数値計算

4.混相流体の基礎知識
 4.1 混相流体の一般的な取扱い
 4.2 混相流体の流れの基本的性質
 4.3 混相流体の熱力学的性質

5.熱交換器の設計
 5.1 熱交換器の種類
 5.2 向流と並流
 5.3 対数平均温度差
 5.4 汚れ係数
 5.5 熱交換器の設計手順
 5.6 熱交換器の設計計算例
 5.7 蒸気の取扱い

 □質疑応答・名刺交換□


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

48,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

機械技術   省エネルギー

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