音響メタマテリアルの基礎工学

セミナー趣旨

  騒音対策は、多様な技術分野において、重要な技術的課題である。新しい「音響メタマテリアル」という原理を応用することで、従来の材料では実現不可能だったような高い遮音性能を得ることができると期待されている。メタマテリアルの研究開発は、2000年頃から開始され、最近では、自動車メーカーなどで実用化研究が進められている。しかし、その構造設計は自由度が高く、確立した設計指針が不明であるのが現状である。
  本講演では、音響メタマテリアルの基礎理論と、近年の研究開発の状況を概観する。

セミナープログラム

1　メタマテリアルとは何か？ 　　
　1.1　代表的なメタマテリアル構想
　1.2　音響メタマテリアル
　1.3　流体メタマテリアル

2　騒音遮蔽の技術 　　
　2.1　騒音遮蔽の基礎理論?
　2.2　騒音遮蔽の実験
　2.3　航空宇宙における騒音問題
　2.4　騒音遮蔽の基礎理論?
　2.5　吸音材

3　音響メタマテリアルの基礎理論 　　
　3.1　ストップバンド型音響メタマテリアル
　3.2　そのほかのユニットセルデザイン
　3.3　変換光学
　3.4　音響メタマテリアルのシミュレーション・実験の方法

4　音響メタマテリアルの研究事例 　　
　4.1　ストップバンド型遮音材
　4.2　音響ブラックホール
　4.3　音響メタマテリアルによる音源定位の方法

5　まとめ

セミナー講師

 森　浩一（もりこういち）氏  
 大阪府立大学 航空宇宙工学分野 航空宇宙推進工学研究グループ 教授（博士（科学））

セミナー受講料

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1口でお申込の場合　62,700円[税込]／1口（3名まで受講可能）

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