このセミナーへの申込みは終了しています。
以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
音響メタマテリアル、ナノファイバーによる遮音・吸音!
車外騒音規制への対応!
自動車騒音・振動の原理と最新対策技術を解説
セミナープログラム
【10:00-12:00】
自動車で発生する騒音・振動のメカニズムと規制強化の動き
群馬大学 大学院工学研究科 次世代EV研究会幹事 客員教授 松村 修二 氏
【講座の趣旨】
自動車で発生する振動騒音現象は数多くあり全てを説明するのは困難であるため、主な現象を発生源別に解説する。特に車外騒音に関係するタイヤ騒音、エンジン騒音、吸排気騒音、ブレーキ鳴き等については詳しく述べる。また近年では規制強化の動きも出てきており自動車メーカには大きな努力が課せられる。課題と今後の見通しについて述べる。
- 路面およびタイヤに起因する振動騒音現象
- 乗り心地
- シェイク
- フラッター
- ロードノイズ
- 振動の入力、伝達系
- 騒音の放射部
- パターンノイズ
- パワーユニット(エンジン、モータ)に起因する振動騒音
- エンジンの振動騒音
- 吸排気系振動騒音
- こもり音
- アイドリング振動
- エンジンシェイク
- 駆動系に起因する現象
- ギヤ音
- 駆動系ねじり共振
- プロペラシャフト曲げ共振、ねじり共振
- スナッチング
- その他の現象
- 風切り音
- ブレーキジャダー
- ブレーキ鳴き
- ハイブリッド車や電気自動車の振動騒音
- 規制強化の動き
- 新加速騒音試験
- タイヤ単体騒音
【質疑応答】
【12:40-13:40】
不織布を用いた自動車用騒音対策部品の開発事例
(株)セキソー 技術開発部 取締役 常務執行役員 工学博士 高尾 秀男 氏
- SAF(Sekiso Acoustic Fiber)
- SAF(ポリプロピレンのみで構成された平均繊維径約2〜3μmの極細繊維吸音材)の特徴
- 音響的特長
- 自動車内装部品、吸気部品などの採用事例
- SAB(Sekiso Acoustic Board)
- SAB(ガラス繊維とオレフィン系繊維を混紡した自動車床下吸音材)の特徴
- 音響的特長と耐チッピング性や耐着氷性などの信頼性
- 車外騒音規制(Phase2)をターゲットに進めた開発事例
- SAP(Sekiso Acoustic Porous)
- SAP(PET繊維を主繊維、PP繊維をバインダーとした不織布)の特徴
- 音響的特徴と信頼性
- 自動車の吸気ダクト(ポーラスダクト)、空調ダクト(テキスタイルダクト)などの採用事例
- 吸音性能の予測技術紹介
- 一般的なLimp frame porousモデル
- 実測した特性インピーダンスと複素伝搬定数から求めた複素音速と複素密度を用いるモデル
- 吸音構造体の吸音メカニズムの解析事例
【質疑応答】
【13:50-15:20】
吸音材料の基礎とナノファイバー吸音材料
東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教 博士(工学) 赤坂 修一 氏
【習得できる知識】
- 吸音材料に関する基礎的知識
- ナノファイバー吸音材料に関する知識
【講座の趣旨】
ナノファイバーは、1μm以下の超極細繊維である。数μm以下の繊維からなる不織布は、高い空隙率と大きな比表面積を持ち、高い吸音性能を示す。また、より繊維径の細い不織布では、低周波数域の吸音が向上する。本講座では、吸音材料の基礎からナノファイバーシートの吸音特性、吸音メカニズムについて説明する。
- 吸音材料の種類と特徴
- 多孔質型吸音材料
- 共鳴器型吸音材料
- 板・膜振動型吸音材料
- シリカナノファイバーの吸音特性
- エレクトロスピニング法
- シリカナノファイバーの構造
- シリカナノファイバーの吸音率
- 波動理論に基づく音響解析
- 高分子ナノファイバーの吸音特性
【質疑応答】
【15:30-17:00】
音響メタマテリアルの原理、設計と遮音性能向上への応用
工学院大学 工学部 機械工学科 教授 博士(工学) 山本 崇史 氏
【講座概要】
近年、自然界に存在する均質一様な物質では実現できない音響的性質を持つ音響メタマテリアルが注目されている。本講座では、音響メタマテリアルの基礎と、遮音性能向上を目的に検討した音響メタマテリアルについて概説する。
- 音響メタマテリアルの基礎
- 研究事例および動向
- 遮音性能向上を目的とした一重壁音響メタマテリアル
- レゾネータを用いたユニットセル構造
- 理論モデルおよび数値解析モデル
- 実験検証
- 遮音性能向上を目的とした二重壁音響メタマテリアル
- レゾネータの底面を薄膜化したユニットセル構造
- 理論モデルおよび数値解析モデル
- 実験検証
【質疑応答】
セミナー講師
- 群馬大学 大学院工学研究科 次世代EV研究会幹事 客員教授 松村 修二 氏
- (株)セキソー 技術開発部 取締役 常務執行役員 高尾 秀男 氏
- 東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教 赤坂 修一 氏
- 工学院大学 工学部 機械工学科 教授 山本 崇史 氏
セミナー受講料
1名につき 66,000円(税込・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
- 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test - 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。 - Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。 - パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
- セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
ポアソン比とはどういう意味?求め方やヤング率との関係、活用例を解説
機械装置や構造物などの設計で、構造計算や材料の強度計算をする際に登場する数値のひとつに「ポアソン比」があります。よく使う数値で言葉には馴染みがあり、意... -
「フックの法則」とは?ばね定数の求め方や基礎知識を簡単に解説
ばねは主要な機械要素のひとつで、さまざまな装置や構造物に広く使われています。このばねの性質を示す法則が「フックの法則」です。ばねの性質とフックの法則に... -
ひずみとは?単位や応力との関係、計算式についてわかりやすく解説
「ひずみが生じる」という言葉は日常生活でも、社会や組織、制度などにさまざまな支障が起きることを指して使われますが、工学的には明確な定義... -
剛性とは?強度との違いや特徴、指標を紹介
機械や構造物について論じる時に、よく「剛性」という言葉が出てきます。身近な場面ではクルマの操縦性や乗り心地の話題で「ボディ剛性が高いので&hellip...