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相手となる微生物の基礎知識、抗菌性評価と
酸化亜鉛の応用について解説
セミナープログラム
<10:30〜12:00>
抗菌の対象となる微生物および抗菌剤の基礎知識
神奈川工科大学 澤井 淳 氏
【講演概要】
「抗菌」はもはやありふれた言葉ですが、コロナ禍で改めて身の回りのものの衛生、消毒に注目が向けられています。
「正しく怖れると」言われますが、そもそも「抗菌」の対象となる微生物はどんなものなのか、正しい理解が必要です。
まず抗菌と対象としての微生物について細菌、カビ、ウイルス、そしてその形態や存在状態を変えることで抵抗性が大幅に増大する芽胞、バイオフィルムについて学びます。
つづいて、「抗菌」の定義から始め、有機、無機、天然由来のものについて整理し、作用メカニズムについて解説します。
さらにこれらの実際に使用されている応用例および評価についても概説し、「抗菌」の基礎について理解を築いてもらいます。
- 抗菌と対象としての微生物
- 細菌および細菌芽胞
- カビ
- ウイルス
- バイオフィルム
- 抗菌剤の基礎知識
- 抗菌剤の分類
- 有機系抗菌剤
- 天然由来抗菌物質
- 無機系抗菌剤
- 応用例
【質疑応答】
<13:00〜14:30>
酸化亜鉛の抗菌・抗ウイルス効果とフィルム、繊維への練り込みによる活用法
堺化学工業(株) 田渕 結基 氏
【講演概要】
あまり知られていないですが、酸化亜鉛は抗菌剤の配合成分として古くから実績があり、 この度、抗ウイルス活性も確認されました。
金属イオンと、ラジカル活性による効果と、 安価で安全な酸化亜鉛の複合的な魅力について紹介したと思います。
他材との比較も含め、今後の課題も説明致します。
- 銀系抗菌剤の配合成分としての酸化亜鉛
- 抗菌市場の今後について (有機系から無機系へのシフトチェンジ)
- 酸化亜鉛を繊維向けに推奨する理由
- 金属イオンによる抗菌活性と、ラジカル活性による抗ウイルス効果について
- 抗ウイルス活性を最大化するための処方について
- 酸化亜鉛の複合的な効果(UVカット、消臭、抗ダニ等)
【質疑応答】
<14:40〜16:10>
抗菌、抗ウイルス性能の評価試験方法と評価技術
(一財)日本繊維製品品質技術センター 射本 康夫 氏
【講座概要】
抗菌、抗ウイルス性試験方法と各種評価技術について紹介する。
- 抗微生物加工製品の性能評価方法
- 微生物の特徴
- 微生物試験方法の規格
- 微生物試験について
- 細菌を用いた試験
- 細菌について
- 抗菌性試験 (JIS L 1902、JIS Z 2801)
- 一般社団法人繊維評価技術協議会によるSEKマーク認証
- 一般社団法人抗菌製品技術協議会によるSIAA抗菌加工マーク認証
- ウイルスを用いた試験
- ウイルスについて
- 抗ウイルス性試験 (JIS L 1922 (ISO18184)、ISO21702)
- 一般社団法人繊維評価技術協議会によるSEK抗ウイルス加工マーク認証
- 一般社団法人抗菌製品技術協議会によるSIAA抗ウイルス加工マーク認証
- 細菌を用いた試験
【質疑応答】
セミナー講師
- 神奈川工科大学 健康医療科学部 管理栄養学科 教授 博士(工学)澤井 淳 氏
- 堺化学工業(株) 営業本部 無機材料営業部 大阪営業課 田渕 結基 氏
- (一財)日本繊維製品品質技術センター 西日本事業所 神戸試験センター センター長 工学博士 射本 康夫 氏
セミナー受講料
1名につき60,500円(税込・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,500円(税込)〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
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- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
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