<1日速習!> プリンタブル・フレキシブルエレクトロニクスの最新技術とRTR生産

〜基礎から各材料・プロセスの最新動向、応用分野、国内外のマーケットまで〜

〜特にウェアラブル、メディカルデバイスでの展開〜


★盛り上がり見せるプリンタブル&フレキシブルの技術〜マーケットまで全体像を掴むセミナー!


講師


DKNリサーチ LLC R&D マネージングディレクター 沼倉 研史 先生

【講師紹介】
 米国マサチューセッツ州でエレクトロニクス実装関連のエンジニアリング、調査会社を経営。
 高密度プリント基板、フレキシブル基板、通信ケーブル、さらに使用する材料の技術開発に30年以上従事。最近はプリンテッド・エレクトロニクス、フレキシブル・エレクトロニクス関連で様々な新技術を開発、業界のリーダーシップを取っている。


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナー開催にあたって


■はじめに:
 シリコンウエハーやガラスエポキシなどの硬いサブストレートに替わって、自由に曲げることができる素材を使うフレキシブル・エレクトロニクスが注目を浴びてきており、多くの企業、大学、研究機関で精力的に技術開発が進められている。これまで、サブストレートにポリイミドフィルムやPETフィルム、導体に薄い銅箔を使ったフレキシブル基板は、携帯用電子機器に広く使われるようになっているが、新しいフレキシブル・エレクトロニクスでは、さらに多様な材料技術と加工技術を組み合わせることにより、まったく新しい機能を持った電子デバイスを創造することができるようになってきている。フラットパネル・ディスプレイ、平面ライトソース、二次元センサー、フレキシブル太陽電池シート、超薄型一次/二次電池、二次元アクチュエーターなどのデバイスをフレキシブル化することにより、これまで考えられなかった応用の可能性が期待されている。既に実用化、量産が始まっている用途も少なくない。特に最近需要が急増しているウェアラブルデバイス、メディカルデバイスでの展開が注目されている。
 フレキシブル・エレクトロニクスの実現のために、これまでのフォトリソグラフィ/エッチング技術に加えて、各種印刷技術が開発、導入されてきており、これまで不可能とされていたか、極めて実現が難しかったデバイスの形成が可能になってきている。また、これまでのポリイミド、ポリエステル、エポキシ中心の材料に加えて、PEN、LCP、PEEK、フッ素樹脂などの新絶縁材料が使われるようになっている。さらに機能材料として、各種金属のナノパウダー、インク、半導体、有機化合物半導体、誘電体、ピエゾ材料を組み合わせることにより、新しいフレキシブル・デバイスが可能になるものと考えられている。また、紙や布、ゴムというような、これまでエレクトロニクスとは縁が薄かったような素材も活用する動きが出てきている。
 本セミナーでは、プリンタブル&フレキシブル・エレクトロニクスの世界市場動向について紹介すると同時に、今後の用途の可能性、新しい材料技術、加工技術などについて、最新の情報を紹介しながら広範囲に分析していく。また、フレキシブルデバイスの量産技術として期待されているRTR生産方式について詳述する。

■受講対象者:
・フレキシブルな材料で新しい電子でバイスの事業化を考えている方。
・ウェアラブル、メディカル市場での技術動向を調べておられる方。
・フレキシブルデバイスの量産にRTR生産の導入を検討されている方。
・RTR生産のための設備設計を考えておられる方。

■必要な予備知識:
・プリント基板の基礎知識
・電子技術の基礎知識(オームの法則程度)
 
■本セミナーで習得できること(一例):
・プリンタブル&フレキシブル・エレクトロニクスの基礎知識
・ウェアラブル、メディカルデバイスの配線技術
・RTR生産のための基本技術


プログラム


※下記内容にて準備しておりますが、受講者の方のご要望・ご興味に合わせ、説明内容の強弱をつける予定です。リクエスト等ございましたら承ります。

1.プリンタブル&フレキシブル・エレクトロニクスとは何か
 1)フレキシブル・エレクトロニクスの位置付けと可能性
 2)何故フレキシブル・エレクトロニクスが注目されるのか
 3)プリンタブル・エレクトロニクスとの関係
 4)他の新しいエレクトロニクスとの違い
 ・エラスティック・エレクトロニクス
 ・有機エレクトロニクス
 ・ポリマー・エレクトロニクス
 ・トランスペアレント・エレクトロニクス

2.世界のプリンタブル&フレキシブル・エレクトロニクスの最新動向
 1)ディスプレイ、ライトソース、センサー、太陽電池
 2)プリンタブル・エレクトロニクスとの融合
 3)MEMSとの融合、アクチュエーター
 4)オプティカルガイド

3.基本構成:適用範囲が広がる
 1)導体回路:片面、両面、多層、ビアホール構成、接合構成
 2)受動部品:抵抗、コンデンサ、コイル
 3)機構部品:スイッチ、コネクタ、アンテナ
 4)能動部品:ダイオード、トランジスタ
 5)変換部品:LED、センサー、光源、アクチュエーター
 6)表示部品:FPD、サイネージ
 7)電源部品:一次電池、二次電池、太陽電池

4.材料:選択肢が多様に
 1)サブストレート
 ・ポリイミド、PET、PEN、LCP、PEEK、紙、布、皮革、ゴム、複合材
 2)導体:金属箔:銅、その他
 ・スパッタリング材:銅、ニッケル、金、合金
 ・印刷ペースト:銀、銅、合金、複合材、ナノパウダー
 ・透明導電性材料
 3)絶縁材:ポリイミド、エポキシ、アクリル、ポリエステル、シリコーンゴム、ピエゾ材料
 4)半導体材料:シリコン、その他無機半導体、有機化合物半導体

5.加工技術:多彩な技術の組み合わせにより、広がる可能性
 1)ラミネート箔の化学エッチング
 2)スパッタリング/フォトリソグラフィ
 3)各種レーザー加工プロセス
 4)各種印刷プロセス
 5)コーティング、ラミネーション、キャスティング

6.印刷プロセスの特徴と可能性
 1)スクリーン印刷、インクジェット印刷、グラビア印刷等
 2)長所と短所
 3)プロセス能力とエンジニアリング

7.RTR生産方式について
 1)長所と短所
 2)プロセス能力とエンジニアリング
 3)プロセス設計のキーポイント

8.フレキシブル・エレクトロニクスの実用化
 1)フレキシブル・デバイス、モジュールの設計例
 2)フレキシブル・半導体デバイスの構造と製造
 3)フレキシブル・オプティカル・デバイスの構造と製造
 4)フレキシブル・MEMSの可能性
 5)印刷フレキシブル・ディスプレイの可能性
 6)他の回路技術との融合と接合技術

9.用途開発
 1)携帯電子機器:タッチパネル、eペーパー
 2)ディスプレイ:フレキシブル液晶、EL
 3)家電、オフィス機器:メンブレンスイッチ
 4)電源:フレキシブル太陽電池
 5)照明:面状光源、フレキシブルEL
 6)医療機器:センサー、無線デバイス、人工四肢臓器

10.本日の総括
 1)プリンタブル&フレキシブル・エレクトロニクスへの課題
 ・基礎技術の確立
 ・加工装置、材料技術、工程技術
 ・用途に応じた設計技術、エンジニアリングの構築
 2)プリンタブル&フレキシブル・エレクトロニクスの今後の可能性
 3)現実的なアプローチ

<質疑応答・個別質問・名刺交換>

■ご講演中のキーワード:
 ウェアラブルデバイス、メディカルデバイス、RTR生産、ストレッチャブル回路、透明回路


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

46,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

電気・電子技術

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