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〜その表面処理法や評価法は本当に適切か?〜
表面処理の基礎から材料の親水性・疎水性の制御方法と応用を詳解!
講師
名古屋大学 未来材料・システム研究所
准教授 博士(工学) 黒田 健介 先生
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
金属系生体材料の生体適合性向上のための表面処理技術(主としてウェットプロセス)について,セラミックス,ポリマーの表面処理技術も交えて解説する.さらに生体材料としてのin vitroならびにin vivo評価法(硬組織適合性,軟組織適合性,抗炎症性,抗菌性)についても実験結果を基に概説する.
さらに最新の研究結果に基づいて,従来の表面処理法や評価法を振り返り,発想の転換により,金属,セラミックス,ポリマーという材質にとらわれない,これからの新しい生体材料開発の進むべき方向について解説する.上記内容に関連して,生体材料のタンパク質吸着性や細胞接着性についても説明する.この分野においては,いかに思い込みや迷信,拡大解釈が多いかを実感していただきたい.
さらに,材料の工業的展開において,その表面の親水性・疎水性制御がその後の処理にどれだけ大きな影響をおよぼしているか,そして多くの人がそれに気づいていないかを認識していただきたい.
■この講座を受講して習得できること:
・金属系生体材料の表面処理技術
・セラミックス,ポリマーの表面処理技術
・湿式表面処理の前処理
・各種材料の親水性・疎水性の制御方法と生体材料・工業材料への展開
・生体材料の生体適合性評価法(in vitro,in vivo,硬組織適合性,軟組織適合性)
・生体材料のタンパク質吸着性や細胞接着性評価の結果の考え方
セミナー内容
1 イントロダクション
1.1 コーティング技術と皮膜特性
1.2 生体材料としての評価(in vitro,in vivo)
1.3 その評価法で正しく生体適合性を評価できているか?
2 TiO2コーティング(ドライ,ウェット)
2.1 コーティング技術と皮膜特性
2.2 生体適合性に影響をおよぼす因子(in vivo)
(皮膜製造プロセス,表面粗さ,皮膜中含有イオン)
2.3 生体適合性物質は存在するのか?
2.4 生体適合性材料の表面はどうあるべきか?
3 化学的材料表面特性と生体適合性(金属,セラミックス,ポリマー)
3.1 表面にコーティング層を形成せずとも親水化・疎水化が可能か?
3.2 材料表面の親水性,疎水性は何で決まるか?
3.3 金属,セラミックス,ポリマー表面の親水化・疎水化
3.4 表面親水性は維持できるか?
3.5 親水性・疎水性表面インプラントの生体適合性
(硬組織適合性,軟組織適合性,抗炎症性,抗菌性)
3.6 親水性表面の工業的展開
4 材料の生体適合性とタンパク質吸着性,細胞接着性
4.1 親水性表面・疎水性表面とタンパク質吸着性,細胞接着性
4.2 細胞接着性タンパク質と細胞非接着性タンパク質
(細胞接着に必要なタンパク質は何だろう)
4.3 タンパク質吸着インプラント製造プロセスと生体適合性
<質疑応答>
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