CFRPリサイクルの国内外の動向・課題・今後の展望【Live配信・WEBセミナー】

CFRPリサイクルの各種回収技術、
実用化に向けた規格と標準化、材料の規制、リスク対策

廃棄CFRPから、CF回収、中間基材、製品への流れに関わる一連のリサイクル炭素繊維の利活用の現状と課題について紹介!

セミナープログラム

第1部 CFRPからの炭素繊維リサイクルの課題と展望

【12:30-14:30】

守富環境工学総合研究所 所長、岐阜大学 名誉教授 工学博士 守富 寛 氏

【講演主旨】
輸送エネルギーの大幅な削減のため、自動車・航空機への利用拡大が期待される炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の工程廃材および使用済み廃材は埋立処分が現状であり、炭素繊維のリサイクルが求められている。炭素繊維回収のリサイクル技術としては、熱分解、溶解法(常圧)、流体法、触媒分解法等があげられ、回収炭素繊維は用途により大きく不織布向けの長繊維(cm)、抄造紙向けの短繊維(mm)、射出成形向けのミルド(μm)に分けられる。最近では繊維配向性を重視した疑似連続糸化への取り組みも注目を浴びている。廃棄CFRPから、CF回収、中間基材、製品への流れに関わる一連のリサイクル炭素繊維の利活用の現状と課題について紹介する。

【キーワード】

  1. 炭素繊維リサイクル
  2. CFRPリサイクル
  3. プラスチックゴミ

【プログラム】

  1. CFRPとリサイクルの需要動向
    1. 世界需要予測
    2. 国内需要予測
  2. 炭素繊維の回収技術
    1. 国内における開発技術状況
    2. 世界における開発技術状況
  3. 健康被害対策のための作業環境づくり
    1. 主な原因である粉塵の発生原因およびその特徴
    2. マウス試験結果などを元にした健康への影響
  4. 実用化に向けたリサイクル炭素繊維の規格・標準化
    1. プラスチックの規格とは
    2. リサイクル特有の課題
  5. 低コストで安全性の高いリサイクル法:二段階熱処理技術
    1. 炭化炉特性
    2. 焼成炉特性
  6. リサイクル炭素繊維の様々な活用例
    1. ミルド(粉末)利用
    2. チョップド繊維利用
    3. 長繊維利用
  7. 国内外の動向
    1. 北陸・東海コンポジットハイウェイ
    2. 世界市場とアジア市場
    3. アジア拠点の必要性
    4. 収集・回収・中間基材・製品への流れ加速

【質疑応答】


第2部 廃プラスチックのリサイクルの動向
~CFRPリサイクル材料(複合材料)の規制動向とリスク対策~

【14:45-16:15】

藤井包装技術事務所 所長 主席 藤井 均 氏

【講演主旨】
廃プラスチック資源のリサイクルは、容器包装リサイクル法等により長年にわたり取り組んできた。近年、中国等による使用済みプラスチックの輸入規制による国内廃棄プラの増大、及び海洋プラスチック問題、地球温暖化対策からリサイクル促進の政策が出されてきた。ここでは廃プラスチックリサイクの現状及びプラスチック資源循環政策、及びCFRP材料(複合材料)のリサイクル対策についてお話しする。

【キーワード】

  1. CFRP材料(複合材料) のリサイクル
  2. プラスチック容器包装・製品の一括回収
  3. バイオマスプラスチック

【プログラム】

  1. プラスチックリサイクルの現状
    1. 循環型社会について
      1. 循環型社会法体系
      2. 循環型社会とは
    2. プラスチックマテリアルフロー
      1. 廃プラスチック排出量
      2. 廃プラスチック有効利用量
    3. アジア各国による輸入規制拡大
      1. 規制状況
      2. バーゼル条約改正
    4. 容器包装リサイクル
      1. 容器リサイクル法施行・背景
      2. 容器包装リサイクル制度の仕組み・対象容器
    5. 容器包装リサイクルの現状
      1. PETボトル
      2. プラスチック容器包装
  2. CFRP材料(複合材料) のリサイクル
    1. マテリアルリサイクル
    2. ケミカルリサイクル
    3. CFRP材料(複合材料)のリサイクルの課題・対応
  3. 容器包装リサイクル制度の課題・対応
  4. プラスチック資源循環戦略
    1. 背景
    2. 基本原則(3R + Renewable)
    3. 今後の戦略展開(マイルストーン)
      1. リデュース
      2. リユ-ス・リサイクル
      3. 再生利用・バイオマスプラスチック
    4. マイルストーンと世界標準(G7)との比較
    5. バイオマスプラスチック
  5. プラスチック資源循環施策の基本的方向性
    1. リデュースの徹底
    2. リユース・ リサイクル可能な製品設計
    3. プラスチック資源の回収・リサイクルの拡大と高度化
    4. 再生素材やバイオプラスチック など代替素材の利用促進

【質疑応答】

セミナー講師

第1部 守富環境工学総合研究所 所長、岐阜大学 名誉教授 工学博士 守富 寛 氏

第2部 藤井包装技術事務所 所長 主席 藤井 均 氏

セミナー受講料

【1名の場合】39,600円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

39,600円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

炭素系素材   高分子・樹脂材料   省資源

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炭素系素材   高分子・樹脂材料   省資源

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