〜摩擦面のin-situ観察を用いた摩擦・摩耗のメカニズムの解説から解析技術、対策指針まで〜


★難解なトライボロジー現象を1日でやさしく解説!動画によるin-situ観察も交えた視覚的にも分かりやすいセミナーです。


講師


三科 博司 先生
※元・千葉大学 大学院工学研究科 教授

■ご略歴:
1975年 東京工業大学工学部卒業
1980年 東京工業大学大学院博士課程修了(工学博士)
1980年-1997年 理化学研究所
1997年-2017年 千葉大学大学院工学研究科
■ご専門および得意な分野・研究:
トライボロジー,トライボロジーを基本とした生体材料,表面物性
■本テーマ関連学協会でのご活動:
日本トライボロジー学会,日本機械学会


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナー開催にあたって


■はじめに:
 摩擦する材料表面からの摩耗を防ぐことは極めて難しい問題です.摩擦する表面で起こるトライボロジーの挙動を捉えて表面で起こる摩擦・摩耗現象を把握し,それらをどのようにコントロールするかは長年にわたる課題となっています.
 本講座ではトライボロジーの基礎から説き起こし,摩耗がどこから,どのように発生するかを表面観察などの手法から解き明かします.また,摩擦・摩耗発生のメカニズム,摩擦・摩耗面の観察・解析技術,そして摩擦・摩耗の対策の指針をやさしく解説します.

■受講対象者:
・トライボロジーに係わる材料研究開発を始めたばかりの方から,ある程度の研究経験を経た方.
・摩擦・摩耗現象の基礎から応用まで理解を深めたい方
・業務に活かすためトライボロジーについての知見を得たいと考えている方
・耐摩耗技術のような課題があり困っている方
・本テーマに興味のある方なら,どなたでも受講可能です.

■必要な予備知識:
 高校卒業レベルの物理化学の知識があれば,それを発展させた解説を行います.従いまして,この分野に興味のある方なら、特に必要は深い知識は必要ありません

■本セミナーで習得できること(一例):
・トライボロジーの基礎現象を習得できます
・摩擦面で起きている摩耗現象を動画によるin-situ観察結果をお見せしますので,摩擦・摩耗の理解が深まります
・摩擦面の動画観察など,摩耗粉発生のメカニズムを理解でき,摩擦面の観察,解析技術を習得できます
・摩擦・摩耗の対策と指針の基礎を習得できます


プログラム


1.トライボロジーの基礎
 1)トライボロジーはなぜ必要か
 2)材料表面の性質・特性とトライボロジー現象

2.摩擦の基礎
 1)摩擦の法則と摩擦のメカニズム
 2)摩擦の制御(摩擦は変化する)
  a)清浄表面の摩擦
  b)雰囲気物質の摩擦への作用
 3)摩擦と潤滑

3.摩耗の種類と摩耗粉発生のメカニズム
 1)摩耗発生の原因と摩耗の種類
 2)アブレシブ摩耗
 3)凝着摩耗

4.摩擦面と摩耗過程のin-situ観察
 1)摩擦のよる材料表面の動的観察
 2)摩耗粉が表面から発生する過程の動画によるin-situ直接観察
 3)摩耗の発生する起源とナノ粒子の生成(摩耗素子の生成)

5.摩耗を決める因子と摩耗に起因する重要な現象
 1)摩耗を決める因子(マイルド摩耗とシビア摩耗)
  a)雰囲気物質の作用
  b)摩擦条件の影響
  c)摩擦面間の凝着力と摩耗現象
 2)凝着摩耗の摩耗理論と摩耗式
 3)その他の摩耗
 4)摩擦・摩耗に起因する重要な現象
  a)焼けつき
  b)摩擦面振動

6.摩擦・摩耗の解析,評価と対策
 1)摩擦・摩耗面の解析技術
 2)摩擦・摩耗試験法と評価
 3)摩擦材料・摩擦条件の選択からみる摩耗低減対策
 4)摩擦・摩耗状態の検知・把握と評価

<質疑応答・個別質問・名刺交換>

■ご講演中のキーワード:
 トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑),表面現象,耐摩耗材料


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

46,440円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

機械技術   応用物理

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