フィラーの表面処理と界面制御ノウハウ 〜狙い通りの分散・機能発現を実現するための勘所〜

★企業・大学で本分野の研究開発を進めてきた永田先生が贈る、『理論と実践』両面からの体系的解説!

★基礎理論・表面処理剤の基本から実践的な表面処理のポイント・トラブル対策、そしてポリマー/フィラーの界面設計・混合・混練技術と評価法まで!


講師


富山県立大学 工学部 機械システム工学科
客員教授 永田 員也 先生

■ご略歴
 1979年神戸大学工学部工業化学科卒、同大学院工学研究科修了、同大学院自然科学研究科博士課程修了(理学博士)。1981年から1990年まで昭和電工株式会社川崎樹脂研究所、1990年から2008年まで岡山県工業技術センター、2008年から2014年まで旭化成ケミカルズ株式会社樹脂総合研究所 特級高度専門職。現在、富山県立大学工学部機械システム工学科客員教授(文部科学省招聘研究員)。文部科学大臣「科学技術賞技術部門」、日本接着学会賞、日本接着学会論文賞、日本ゴム協会論文賞、金属学会技術開発賞ほか6件を受賞。

■ご専門および得意な分野・研究
 一貫して「フィラー充填プラスチック・ゴム複合材料、ポリマーアロイに関する研究、異種材料接着に関する研究、医療用高分子材料に関する研究」に従事

■本テーマ関連学協会でのご活動
 日本接着学会、日本ゴム協会、高分子学会、プラスチック成形加工学会、日本機械学会


受講料


1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


■はじめに
 μmオーダーからnmオーダーのフィラーに至る多くのフィラーポリマー複合材料に使用されています。フィラーの表面処理がポリマー中でのフィラーの分散だけではなく、力学特性、機能さらには耐久性まで大きく影響する界面制御にもキー技術であることは言うまでもありません。しかし、フィラー表面処理を分かり易く、系統的に解説した教科書は現在出版されておらず、研究開発や製造に携わっておられる方々はどの様な理論に基づき表面処理が行われているか、何をポイントに行えば良いか、問題点をどの様に解決すれば良いか、実際にどの様なプロセスで行われているのかなど疑問を多々抱きながら仕事をしているのが現状だと思います。
 そこで、表面処理の理論と実際を系統的に解説し、そのポイントが何かを明確に解説します。表面処理剤界面形成技術についても分かり易く解説します。さらに、ナノオーダーのフィラーは表面処理だけでは分散できません。そのポイントについても解説します。

■受講対象者:
・フィラー充填複合材料研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究経験を経た方。
・複合材料の材料設計業務に活かすため、表面処理と界面設計についての知見を得たいと考えている方
・フィラー充填複合材料製造・開発に取り組んでいるが、フィラーの分散がうまく行かない、予測通りの特性が発現しないのような課題があり困っている方
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

■必要な予備知識:
・ポリマーの基礎知識
・できれば大学教養課程レベルの化学の知識

■本セミナーで習得できること(一例):

・フィラー、複合材料の基礎知識
・表面処理の理論
・表面処理のノウハウやトラブル対策・対処法
・フィラーの分散技術の知識と実際
・界面制御の基礎知識
・今後の複合材料の技術・ビジネス動向


プログラム


1.フィラーとは
 1.1 種類と分類
 1.2 用途にあわせた選択
 ・フィラーの役割
 ・機能性フィラー

2.フィラーの表面処理の理論と実際
 2.1 フィラーの表面
 2.2 表面処理剤の種類と選択
 2.3 フィラーの表面処理の理論
 2.4 実際の表面処理

3.ポリマーとフィラーとの混合・混練
 3.1 熱可塑性樹脂
 3.2 熱硬化性樹脂
 3.3 ナノフィラー分散の理論と実際

4.フィラー/ポリマー界面と設計
 4.1 界面とは
 4.2 表面処理剤とポリマー界面
 4.3 界面と複合材料特性
 4.4 ナノフィラーと界面、ナノフィラー充填コンポジットの発現特性
 4.5 分散と界面の評価技術
 4.6 ナノコンポジットの将来

<質疑応答・個別質問・名刺交換>

■ご講演中のキーワード

 フィラー、ナノフィラー、表面処理、表面処理剤、界面、分散、複合材料、複合材料特性設計


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,040円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【大田区】大田区産業プラザ(PiO)

【京急】京急蒲田駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂技術

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高分子・樹脂技術

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