以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
エクセルギーの基礎から
自動車開発分野における応用について詳解!
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
セミナー修了後、受講者のみご覧いただける期間限定のアーカイブ配信を予定しております。
セミナー趣旨
自動車は、燃料や電力などのエネルギー源から動力へのエネルギー変換、空調、排気までを行う独立したエネルギープラントです。それらのプロセスでは、化学反応、混合・拡散、流動、熱交換などが生じています。コージェネレーション発電システムでは発電量と熱量の総合効率を用いていますが、自動車の場合には燃費が重要で、熱利用まで含めて考えることはあまりありません。電気自動車ですら、満充電での走行距離を問題にしています。
エネルギーを電気あるいは動力と同一の基準で評価できるエクセルギーが、従来の熱力学第1法則のエネルギー保存則だけでは表わせないエネルギーの損失の見える化ができるとして、注目を集めています。コージェネレーションや自動車においては熱力学第1法則だけが考慮されており、第2法則によるエネルギーの質を考えていないので、本質的なエネルギーの有効利用ができていないことになります。本セミナーでは、限られた資源を有効に使うために、熱力学第2法則を考慮したエクセルギー解析を自動車に適用する方法について解説します。
受講対象・レベル
自動車関連企業の開発担当者・研究者などを対象としています。熱力学の基礎知識を必要としますが、お持ちでない場合も聴講できるように工夫します。
習得できる知識
省エネルギーへの要求がますます高まる自動車に関して、エンジンのさらなる高効率化、室内における熱エネルギーのマネジメント、あるいは廃熱の有効利用等などのこれまで捨て去っていたエネルギーの有効利用などに対応できる知識を得ることができます。
セミナープログラム
- エントロピー生成とエクセルギー
- エクセルギーは仕事の最大能力
- エントロピーの導入
- エントロピー生成
- エクセルギーによるエネルギー評価
- エネルギーの有効性の評価
- 理想気体の熱量と圧力のエクセルギー
- 閉じた系と開いた系のエクセルギー
- エクセルギー収支
- 化学反応のエクセルギー
- エンジンシステムのエクセルギー解析
- 定容サイクルのエクセルギー変化
- 火花点火エンジンサイクルのエクセルギー解析
- 定圧サイクルのエクセルギー変化
- 自動車パワートレインのエクセルギー解析
- エンジンシステムのエクセルギー解析
- 火花点火エンジンのエクセルギー解析
- ディーゼルエンジンのエクセルギー解析
- 燃料電池自動車のエクセルギー解析
キーワード:エネルギー,動力,効率,損失,WEBセミナー,LIVE
セミナー講師
工学院大学 先進工学部 機械理工学科 教授 工学博士 雑賀 高 氏
【専門】
エネルギー工学
【活動】
技術士(機械部門)。自動車技術会理事・フェロー、日本技術者教育認定機構理事・フェロー、日本工学教育協会理事。主な著書・単著:「自動車のエクセルギー解析 ―エネルギーの有効活用をはかる―」(コロナ社)、共著:「機械技術者のための熱力学」「技術者の倫理」「初めて学ぶエンジン技術と機械工学」「エンジン―熱と流れの工学―」など。
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
配布資料
- 開催前日までにPDFにてお送りいたします。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
-
-
質量とは何か簡単に解説。重量との違いや単位の種類、換算方法も紹介
質量という言葉はものづくりに関わる業務の中でしばしば使われますが、それが正確には何を指しているのかを考える機会は、実のところあまり多くはないのではない... -