再生可能エネルギーからの水素製造の低コスト化とビジネス構築【ライブ配信】

再生可能エネルギーが主力電源となるために!
再生可能エネルギーからの
経済合理的な水素製造の姿を考えるための基礎を解説!

セミナー趣旨

 再生可能エネルギーの主力電源化が目指されている一方で、再生可能エネルギーの接続保留や出力制御が社会問題として顕在化してきた。固定価格買取制度終了後の再生可能エネルギーの買取価格も少しずつ明らかになり、電力システム改革の姿が少しずつ見えてくるなど、再生可能エネルギーを取り巻く状況は変化し続けている。しかし、脱炭素を目指すためには、現在のコネクト&マネージなどの制度のもとではまったく不十分であることは自明である。再生可能エネルギーは稼働率が低いため、主力電源となるためには、電力需要を大きく超える設備容量の設置が必要となり、大規模な蓄エネ技術が必要だ。
 本講座では、急速に変わりゆく一次エネルギーの位置づけと生まれつつある技術の動向を踏まえ、再生可能エネルギーが主力電源となる再生エネ4.0を実現するためのカギとなる再生可能エネルギーからの経済合理的な水素製造の姿を考えるための基礎について解説する。

受講対象・レベル

  • 脱炭素に向けたエネルギーの姿に興味のある方
  • 国内再生可能エネルギーからの水素製造の経済合理性に悩んでいる方
  • 新規で水素関連事業をお考えの方
  • 今後の発電技術の潮流について確認したい方
  • イノベーションを起こしたい方、その他、本テーマに興味のある方

習得できる知識

  • 再生可能エネルギーの主力電源化の理念と接続保留
  • 出力抑制のギャップを埋める方向性
  • 水素エネルギーの基礎知識
  • 蓄電池や水素エネルギーの普及の動向
  • 再生可能エネルギー主力電源化と蓄エネ技術としての水素のあり方

セミナープログラム

0. はじめに
 0.1 Landscape, regime, niche technologies
 0.2 将来の主流を考える「シグナル」

1.脱炭素時代のエネルギー
 1.1 投資引き上げとESG
 1.2 急速に変化する社会の要請
 1.3 ゆらぐ26%削減と不透明な排出実質ゼロ
 1.4 再生可能エネルギーの世界の導入量
 1.5 世界における各種発電技術の発電原価の推移
 1.6 国内における各種発電技術の発電原価の推移
 1.7 変わりつつあるLandscapeから見える次代のパラダイム

2.電気化学的蓄エネルギー技術
 2.1 主要な選択肢リチウムイオン電池、フローバッテリー、水素エネルギー
 2.2 蓄電池の普及の現状(世界、日本)
 2.3 水素・燃料電池の普及の現状(世界、日本)
 2.4 再生エネ4.0時代における蓄エネルギー
  2.4.1 各種再生エネの2050年の国内発電量推定の例
  2.4.2 変動対策2.0から3.0へ
  2.4.3 再生エネ100%の電力システムの姿

3.再生可能エネルギーからの水素製造の課題
 3.1 水素ステーションでの販売価格から見た要求目標
 3.2 投資回収の基本の確認
 3.3 主要な製造技術(水電解、光触媒、熱化学)
 3.4 低コスト化に向けた課題

4.蓄電池か水素かの経済合理性
 4.1 電気エネルギーの変換、貯蔵
 4.2 貯蔵時間と技術選択

5.経済合理的な水素製造
 5.1 補助金ビジネスはやめよう
 5.2 海外で製造しよう
 5.3 国内で製造しよう
  5.3.1 再生エネの主力電源化のために
  5.3.2 蓄電池×水素の合理性
  5.3.3 蓄電池×水素のシステム最適化例

6.世界・国内の動向とこれから
 6.1 国内外の動向
 6.2 さらなる低コスト化戦略の考え方

セミナー講師

古山 通 久氏  信州大学 先鋭材料研究所 教授
【講師経歴】
 ’20.04~’21.03 新エネルギー・産業技術総合開発機構 水素製造技術開発検討委員会 委員
 ’20.04~現在 ㈱マテリアルイノベーションつくば 研究戦略企画部長
 ’19.12~現在 ㈱X-Scientia 代表取締役
 ’18.04~現在 信州大学 先鋭材料研究所 教授
 ’16.10~現在 広島大学大学院 先進理工系科学研究科 客員教授
 ’16.10~’20.03 物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究拠点 ユニット長
 ’10.04~’18.03 九州大学大学院 工学府 水素エネルギーシステム専攻 教授
 ’08.11~’18.03 九州大学 稲盛フロンティア研究センター 次世代エネルギー研究部門 教授
 ’03.10~’08.11 東北大学大学院 工学研究科 助教
 ’02.04~’03.09 東京大学大学院 工学系研究科 博士研究員
 ’02.03 東京大学大学院 工学系研究科 修了 博士(工学)
【研究歴】
 材料、デバイス、システム、社会設計の観点から水素エネルギー関連の研究を展開。2019年には、技術統合化の観点から再生可能エネルギーからの経済合理的な水素製造システムを提案。現在、地域再生可能エネルギーからの安価な水素製造の実証に向けて取り組んでいる。
【所属学会】
 化学工学会、電気化学会、日本化学会など、化学工学会次世代エネルギー社会検討委員会 副委員長、化学工学会エネルギー部会 副部会長などを歴任。
【近 著】
 1. 古山通久、「1.水素普及シナリオ 1-1 水素活用は避けて通れない」、世界水素ビジネス 全体動向編、pp. 16-31、日経 BP (2020)
 2. M. Koyama, Chapter 16. Toward Economically Rational Hydrogen Production from Solar Energy: From Battery versus Hydrogen to Battery × Hydrogen, in Nanostructured Materials for Next-Generation Energy Storage and Conversion: Photovoltaic and Solar Energy, T. A. Atesin, S. Bashir, J. Liu Eds., Springer, 2019, pp. 457-470.

セミナー受講料

55,000円  * 税込、 資料付
*メルマガ登録者 49,500 円
*アカデミック価格 26,400 円

★メルマガ会員特典
2名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、
2人目は無料(1名価格で2名まで参加可能)、3名目以降はメルマガ価格の半額です。

★ アカデミック価格
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、
大学院の教員、学生に限ります。申込みフォームに所属大学・大学院を記入のうえ、
備考欄に「アカデミック価格希望」と記入してください。

受講について

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
    お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
     → https://zoom.us/test
  • 当日はリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
  • タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
  • お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
  • ただし、セミナー中の質問形式や講師との個別のやり取りは講師の判断によります。ご了承ください。
  • 「Zoom」についてはこちらをご参照ください。

■ お申し込み後の流れ

  • 開催前日までに、ウェビナー事前登録用のメールをお送りいたします。お手数ですがお名前とメールアドレスのご登録をお願いいたします。
  • 事前登録完了後、ウェビナー参加用URLをお送りいたします。
  • セミナー開催日時に、参加用URLよりログインいただき、ご視聴ください。
  • 講師に了解を得た場合には資料をPDFで配布いたしますが、参加者のみのご利用に限定いたします。他の方への転送、WEBへの掲載などは固く禁じます。
  • 資料を冊子で配布する場合は、事前にご登録のご住所に発送いたします。開催日時に間に合わない場合には、後日お送りするなどの方法で対応いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

環境負荷抑制技術   電気化学   化学反応・プロセス

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55,000円(税込)/人

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全国

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環境負荷抑制技術   電気化学   化学反応・プロセス

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