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~振動・異音のメカニズムとその対策~
講師
横浜国立大学 大学院 環境情報研究院
教授 博士(工学) 中野 健 氏
<専門>
トライボロジー、ダイナミクス
<学協会>
2011年12月〜2016年03月まで、日本トライボロジー学会第3種研究会「境界潤滑研究会」主査。
2016年04月より、日本トライボロジー学会第3種研究会「トライボダイナミクス研究会」主査。
<受賞>
摩擦振動に関連する研究を通して、日本機械学会賞(2015年04月)、
ブリヂストンソフトマテリアルフロンティア賞(2013年05月)などを受賞。
受講料
R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
受講対象・レベル
企業の研究・開発・技術・製造部門の方々
習得できる知識
・摩擦の基礎理論(トライボロジー)のポイント
・振動の基礎理論(機械振動学)のポイント
・摩擦振動の問題に直面したときに着眼すべきポイント
趣旨
なめらかに作動することを想定して設計された摺動部に摩擦振動が発生すると、運動が間欠的になり、機械の主たる機能が著しく損なわれる場合があります。あるいは、摩擦振動が機械の性能を低下させるほど激しくなくとも、摩擦振動に起因する異音の発生が機械の商品価値を低下させる場合もあります。
本セミナーでは、「摩擦の基礎理論」と「振動の基礎理論」のポイントを短時間で解説したのち、「摩擦振動の発生メカニズム」の理論的なのフレームワークを解説します。以上を踏まえて、「振動と異音の対策」では、先進的な制振手法の研究紹介を含めながら、摩擦振動の問題に直面したときに着眼すべきポイントを解説します。
プログラム
1.摩擦の基礎理論
1-1.表面の形状と接触
1-2.静摩擦と動摩擦
1-3.摩擦の法則
1-4.潤滑の形態と摩擦係数
2.振動の基礎理論
2-1.持続する振動(単振動)
2-2.流体摩擦による振動の減衰
2-3.固体摩擦による振動の減衰
2-4.成長する振動(自励振動)
3.摩擦振動のメカニズム
3-1.静摩擦と動摩擦の差により生じる摩擦振動
3-2.動摩擦力の速度弱化により生じる摩擦振動
3-3.モード結合不安定性により生じる摩擦振動
3-4.その他(弾性体の接触界面のダイナミクスなど)
4.振動と異音の対策
4-1.パッシブ制振理論に基づく設計
4-2.アクティブ制振理論に基づく設計
4-3.先進的な制振手法
<質疑応答>
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