初心者向けセミナーです 技術者・研究者のためのプレゼンテーションスキル向上セミナー【Live配信】

分かりやすく・魅力的に・的確に伝えるビジュアルデザイン
伝わる・納得を生むプレゼンテーションのルールとノウハウ

「資料のビジュアルデザイン」と「プレゼン技術」を2つの講演で学び、プレゼンスキルを向上していただけるセミナーです!

セミナー趣旨

第1部では、分かりやすく・魅力的に・的確に伝えるためのプレゼン資料のビジュアルデザインについて、配色や書体・文字組、レイアウト、PowerPointのイラスト・図形等の作成術など、実践的な内容を分かりやすく解説します。

第2部では、伝わる・納得を生むプレゼンテーションのルールやノウハウを解説します。良いプレゼンとは何か?うまくいかなかったプレゼンをどのように改善すべきか?うまくいったプレゼンを次に生かすには?など、ご自身でブラッシュアップしていく力も養えます。
また、オンラインプレゼンのコツについても言及します。

初心者の方や、プレゼンテーションが上手くいかずに悩まれている方、スキルをさらに向上させたい方、後輩・部下のスキルを向上させたい方など、ぜひこの機会をご活用ください。

セミナープログラム

第1部【13:00~14:30】

『技術者・研究者のためのビジュアルデザイン入門』
~分かりやすく・魅力的に・的確に伝わるプレゼン資料の作成術と必要知識~

ビジュアルには、a)直感的な理解、b)即時性、c)強烈な記憶形成など、優れた特徴があり、ことばではむずかしい内容でも容易に伝達できる力があります。こうしたビジュアルの特徴は科学の伝達にかつてから生かされてきました。そして今、研究発表のビジュアル化が進み、学会発表のためのスライド、ポスター、論文や報告書のイラストなど、研究者自身が作成する機会が増えています。さらにアウトリーチ活動の義務化も進んでいます。ビジュアルの特徴を活かすことができれば、同じ専門分野の人々はもちろんのこと、異なる専門分野や、一般の人々にもわかりやすく、魅力的に、そして的確に、研究成果を伝えることができます。
そのために本セミナーではビジュアルデザインの主要素である配色、書体と文字組、レイアウト、描画(PowerPoint)に焦点をあて、わかりやすく講述します。

<得られる主な知識>
研究成果の発表に役立つビジュアルデザインに関する基本知識(配色、書体と文字組、レイアウト、描画)が得られる。

<主な受講対象者>
PowerPointを使用して、スライドやポスターといったプレゼン資料を作成している研究者の方で、それらのプレゼン資料の見た目を改善してみたいと考えている方、これまでビジュアルデザインを学ぶ機会がほとんどなかったため、どのようにビジュアルの特徴を活かせばよいのかがわからないという研究者の方々に役立つ実践的な内容となっています。
予備知識としては、PowerPointで何度かスライドを作成したことがある方でしたら、どなたでもご参加ください。

  1. 配色
    1. 色の基本知識:
      無彩色と有彩色、色の三属性、色相(色み)、彩度(鮮やかさ)、明度(明るさ)といった、色の基本知識について解説します。
    2. わかりやすい配色:
      スライド、ポスター、グラフ等研究資料には「文字」が含まれ、可読性やわかりやすさに配慮した配色が求められます。
      これをふまえ、配色に無彩色(白・黒・グレー)を活用することや等について解説します。
    3. 配色のカラーユニバーサルデザイン:
      日本人男性の20人に1人に色覚異常があるといわれており、より多くの人々にわかりやすく伝えようとするためには、こうした方々への配慮が必要です。色覚異常の大半を占めるP型(1型)とD型(2型)は赤と緑の識別が困難ですが、明度差(コントラスト)をつけることで文字の可読性が高まります。また形や文字でも情報を伝えたるほうが配慮できることについても解説します。
  2. 書体と文字組
    1. スライド・ポスターの書体:
      スライドやポスターに推奨する書体(和文はメイリオ、游ゴシック、ヒラギノ角ゴシック体、小塚ゴシック体、英文はHelvetica、Arial、Myriad等)、また推奨しない書体(和文はポップ体、欧文はComic Sans)を紹介します。
      他に、書体の装飾は必要最低限にしたほうがよいこと、文字は変形しないほうがよいこと等ついて解説します。
    2. スライド・ポスターの文字サイズ:
      発表メディアの視認距離によって、読み取りやすい文字のサイズは異なる。
      視認距離が5〜20mのスライドに適切な文字サイズ、視認距離が50〜150cmのポスターに適切な文字サイズについて解説します。
    3. 行間・行長・箇条書き:
      PowerPointの和文の場合の適切な行間は1.1〜1.2倍程度、英文の場合は1.0倍程度です。
      また適切な行の長さは15〜30文字程度で、10文字以下だと短すぎ、40文字以上になると長すぎて読み取りにくいので注意する必要があります。
  3. レイアウト
    1. 視線の流れ:
      横書きの文章の場合、左上が起点となり下のほうへ流れるといえる。こうした視線の流れに逆らわないレイアウトにすることがポイントであることについて解説します。
    2. 整列法1:
      3つの整列法:左揃え推奨。主な整列法は左揃え、中央揃え、右揃えです。
      視線の流れを考えると、もっとも効率がよいのは、左揃えになることについて解説します。
      1. 整列法2:
        図と図、図と文字など、揃えられるところを揃えると統一感のある画面をつくることができます。
      2. 近接(グループ化)と遠隔:
        関係ない要素は離して配置し、関係ある要素を近づけて配置すると伝わりやすくなります。
      3. 情報の整理と構造化:
        ぱっと見て興味を持ってほしいスライドやポスターの場合、画面上に配置する文字や図といった情報を、大中小の3 段階に分けて、情報を構造化することを推奨します。
      4. グリッドシステム:
        グリッドシステムという効率的に統一感のある画面構成ができるレイアウト手法を紹介します。
  4. PowerPointで描く
    1. イラストを描く:
      自由にイラストを描くことができるようになる「頂点の編集」という機能を、DNAやマウスを描く方法を紹介ながら解説します。
    2. 図形作成時の注意:
      PowerPointのデフォルトでは、線や影がついた図形になってしまうことが多いと思います。
      しかし線や影は図形を複雑にし、最も見せたい部分が見えにくく、結果的に伝わりにくい図になるおそれがあるためこれらは削除することについて解説します。
      またPowerPointの「ブロック矢印」を極端に変形すると示している方向がわかりづらくなること、また「吹き出し」の吹き出し口を極端に長くすると、バランスが悪くなるので注意したほうがよいことについて解説します。

□質疑応答□


第2部【14:45~16:15】

『技術者・研究者のための“伝わる”プレゼンテーション技術』
~伝わる・納得を生むプレゼンの“暗黙知”を、“形式知”に変えてスキルを上達させる~

普段なんとなく、経験と勘を頼りにやっているプレゼンテーションについて、一度立ち止まって客観化し、冷静に分析してみる。そのことによって、自分自身の貴重なノウハウをきちんと言葉として再定義しなおし、本当の意味で使いこなせるようになる。経験でなんとなく知っているが、言葉ではうまく説明できないような段階で止まっている知識を「暗黙知」、きちんと言葉で定義され、人に伝えることもできる活きた知識を「形式知」と言いますが、プレゼンの暗黙知を形式知へと変換する。
これこそが今回のセミナーのテーマです。

<得られる主な知識>
新しい知識を得る、というよりは、「なんとなく」しか理解できていない知識をしっかりと体感し、本当に使いこなせるレベルに変化させる、ことが目的です。

<主な受講対象者>
良いプレゼンテーションとは何でしょうか? わかりやすいプレゼン、記憶に残るプレゼン、答えは一つではありませんし、プレゼンのやり方についても人それぞれ、向き不向きがあると思います。情報発信力の必要性が強く訴えられるようになり、人によりよく情報を伝えるプレゼン技術についても、非常に注目される時代になりました。ほとんどの方がこれまで多かれ少なかれプレゼンテーションを経験する中で、自分なりに様々なノウハウを蓄積しておられると思います。ただ、良いときと悪いときの波があったり、新しい内容だと勝手が違ってうまくいかなかったりすることがないでしょうか。また、他人の発表を聴き比べて、どちらの発表が良いか、は判断できても、なぜそうなのか、どこがどう違うのかを具体的に説明するのは、意外に難しくはないでしょうか。さらに大事なことは、なんとなくイマイチだと感じるプレゼンテーションのどこをどう変更すれば、よりよい発表にできるのか、いつも明確に判断し実行できているでしょうか。一見、とらえどころがなく感じるものでも、そこに隠れているルールがわかれば、その指針にそって、自分自身でブラッシュアップでき、表現も上達します。 プレゼンのルールについて考えてみたい、という方におすすめの内容です。

  1. 暗黙知を形式知に
    1. 「暗黙知」経験でなんとなくわかっている
    2. 「形式知」整理され体系化された知識
  2. オープン率をあげよう:オープン率をあげる効果的なPUNCH
    • Personal 個人的
    • unexpected 意外性
    • Novel 目新しさ
    • Challenge 挑戦
    • Humor ユーモア(ガー・レイノルズ)
    • Personalの力
  3. 流れをよくしよう
    1. 推理小説的手法:情報を変化させながら再登場させる
    2. ギャップを大きく
    3. メタ情報:含まれている高次な情報:隠れているルール、規則性、語呂合わせ
  4. 2つの視点
    1. 鳥の視点:一歩引いてながめる(受動的、集中力が持続しにくい)
    2. 魚の視点:参加する(能動的、集中しやすい、眠くならない)
  5. 問いかけの効果
    1. 2段階での情報提供:知らないことを知ってから提供
    2. 予告法:次のスライドの予告をする
    3. 意味だけ法
    4. 時系列法
  6. 説明の適切な詳しさ
    1. 質感のともなう情報伝達:具体的な数字を対比していれる
    2. 一点豪華主義:テーマを絞り込む、絞ったものには徹底的に詳しく
  7. 己を知る
    1. 自分の特徴とその活かし方を知る
    2. 声、表情、ジェスチャー

□質疑応答□

セミナー講師

第1部:『技術者・研究者のためのビジュアルデザイン入門』(13:00~14:30)
 筑波大学 芸術系 教授 博士(デザイン学) 田中 佐代子 氏

専門:ビジュアルデザイン
 筑波大学大学院修士課程芸術研究科を修了後、民間企業のグラフィックデザイナーを経て筑波大学芸術系で研究・教育活動を行っている。2010年からは日本サイエンスビジュアリゼーション研究会を主催している。主な著書は「PowerPointによる理系学生・研究者のためのビジュアルデザイン入門」(講談社、2013)。これまでに研究に関するビジュアルデザインの講演を90件以上担当している。


第2部:『技術者・研究者のための“伝わる”プレゼンテーション技術』(14:45~16:15)
 理化学研究所 バイオリソース研究センター 室長 博士(理学) 三輪 佳宏 氏

専門:バイオイメージング、遺伝子リソース開発
 京都大学博士(理学)。蛍光イメージングを専門とする生命科学研究者。2010年より、田中佐代子代表、小林麻己人幹事とともに、日本サイエンスビジュアリゼーション研究会の立ち上げと運営に関わる。これまでにプレゼンテーションの講演を50回以上、小学生〜高校生を対象にした出前授業や一般向けサイエンスカフェを50回以上担当。

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

44,000円( E-mail案内登録価格41,800円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 44,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額22,000円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:35,200円 ( E-Mail案内登録価格 33,440円 )
※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※他の割引は併用できません。

受講について

ZoomによるLive配信

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申込み受理のご連絡メールに接続テスト用のURL、ミーティングID、パスコードが記されております。
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  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。講師へのご質問も可能です。
  • お申込みの際は、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。

配布資料

  • 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
    ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
    ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

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