初心者向けセミナーです 【中止】塗料・塗膜の基礎(塗装系)と耐候性評価・欠陥分析技術

塗料及び塗装工程の基本及び注意するポイントから理解!
塗膜劣化の主たる要因となる耐候性をどう考えれば良いか?
劣化評価法から寿命予測まで!

塗料・塗膜不良の分析における、分析機器選択のキーポイントや分析技術等、実例を挙げて解説します!

セミナー趣旨

 現代社会において、我々を取り巻く環境を理解するために、塗料/塗膜の専門家だけではなく、それに関わる製品開発・製造担当者においても、数値の意味合いを正しく認識することは、自らの安全を確保することからも重要であり、また新しい分野を築く基礎にも繋がります。IT技術やナノ・テクノロジーのもとで科学技術が急速に進歩し、それとともに塗料や塗装を取り巻く化学も高度化、かつ広範囲に細分化されています。
 今回は、先ず各塗装系での塗料の特徴や塗装工程を復習して、それぞれの目的や注意するポイントを基礎から解説します。入門的な塗装工程を概観することで、塗料・塗装の重要性を確認します。
 塗装には、3つの役割があります。①外観の維持(色彩や光沢)、②基材保護(耐候性、防食性)、③新たな機能(防汚、消臭など)が挙げられます。使用される目的、用途、環境に応じて、塗料/塗装が使い分けられます。①②に大きく関わる部分として、耐候性技術を取り上げ、実曝試験や促進試験の相関性の考え方 、具体的な方法やその評価法について述べます。また基礎から運用上の課題まで、技術者が知りたいことや技術的課題を含めて解説します。
 次に、塗料/塗装の分析評価について考えます。分析評価技術は、製品管理だけではなく、塗料の設計指針、他社品分析、クレーム対応など様々な場面で重要であることは、十分に認識されています。特に、塗膜欠陥はあってはならないものです。この欠陥現象に対して、実際に解析(分析)するための試料作製、分析機器選択のKey point、解析の考え方について、実例を挙げて解説します。

受講対象・レベル

  • 塗膜、塗装、樹脂膜など、コーティング技術分野に携わっている方
  • 塗装の表面処理から上塗りまでの塗装系について、基礎から学びたい方
  • 塗膜性能の一つである耐候性技術を習得したい方
  • 塗料/塗膜の劣化や欠陥分析技術を習得したい方

習得できる知識

 工業用塗装における塗装系に関して理解することで、あるべき姿の塗装を考え直すことができます。また塗膜分野における耐候性技術と欠陥分析に関して、基礎から解説します。本講座から、塗膜性能の耐候性技術と塗膜欠陥に関して、現状/課題などを理解し製品品質への展開、どのように考えるかという能力を目指します。
 (皆様からのお困りのことがございましたら、ご相談頂くことも可能です。)

セミナープログラム

  1. 塗料の基礎:
    1. 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)
    2. 塗料、塗装の基礎用語
    3. 塗料の構成成分
    4. 塗料の種類
    5. 塗料成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)とその役割
    6. 塗装工程とその目的
    7. 塗装方法
    8. 塗装系
  2. 表面処理工程とその意義・必要性
    1. ショットブラスト工程
    2. 脱脂工程
    3. 表面調整工程
    4. 化成処理(リン酸塩、酸化ジルコニウム)
  3. プライマー処理(下塗)(含:電着)
    1. プライマー塗料の構成
    2. プライマーの特徴、付き回り性
  4. 溶液系塗料の塗工方法
    1. 溶剤系塗料と水性塗料
    2. 塗工方法
    3. スプレーガンの特徴
    4. スプレー塗装の適正粘度
    5. 乾燥方法
  5. 塗料・塗膜の耐候性技術とその試験・劣化評価
    1. 耐候性技術で知りたい3つのこと
    2. 塗膜の劣化要因:4大主因子と副次的因子
    3. 実曝試験と各種促進試験
      1. 実曝試験と促進実曝試験(EMMAQUA法)の現状・考え方
      2. 従来の促進試験(サンシャイン、キセノン、紫外線式など)と新しい促進試験
    4. 劣化評価法
      1. 外観評価(色相、光沢、白亜化、クラックなど)
      2. 化学的評価(赤外分光法など)
      3. 物性的評価(熱的変化、硬度など)
    5. 長寿命化と寿命予測、寿命予測の考え方と課題
  6. 塗料・塗膜不良とその評価・分析法
    1. 評価・分析の考え方(アプローチ)
    2. 前処理の重要性
    3. 分析機器選択のKey point
    4. 分析/解析の3つの観点
      1. 外観観察
        ~塗料・塗膜の状況を把握する~
      2. 化学的分析
        ~塗料・塗膜の化学構造を把握する~(赤外分光法など)
      3. 物理(物性)的分析
        ~塗料・塗膜の物性を把握する~
    5. 解析評価や機器分析の事例紹介
      (はじき、異物、を中心として)
      1. 塗料の組成分析
      2. 塗膜のブリスター分析
      3. 塗膜のはじき分析

<質疑応答>

セミナー講師

(株)クボタ 研究開発本部 マテリアルセンター 担当部長  赤堀 雅彦 先生

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形   分析・環境化学

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47,300円(税込)/人

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