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【問題解決】に取り組む貴方のために!
「矛盾をはらむ問題と矛盾を解消する解決策」
「チーム・組織への適切なアプローチ方法・働きかけ方のコツ」
講師
日本工業大学 技術経営大学院 教授 清水 弘 先生
【講師紹介】
京都大学工学部合成化学科卒業後、東洋エンジニアリング(株)で化学プラントの設計部門に勤務。その後1990年よりアーサーDリトル社(ADL)に参画。製造業を中心にIT企業、サービス業のイノベーションとグローバル展開に関する、戦略、技術、組織の経営課題の解決に従事。2002年よりパートナー。2012年から日本工業大学技術経営大学院で技術と経営に関する授業と研究にも従事し、2015年より教務委員長(現任)。同年にADLシニアアドバイザー(現任)。東洋ビジネスエンジニアリング 社外取締役(現任)。住田光学ガラス 監査役(現任)。
受講料
1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーに際して
■講師より(本セミナーの意義)
皆さんの仕事は、都度発生する問題の解決は勿論、大きな成果を目指すための問題設定と解決など、何らかの問題解決が伴っていると思います。
講師はコンサルティング業界で長く仕事をしてきました。いわばプロフェッショナルとしてクライアントの問題解決を行ってきましが、問題解決は個人としても様々な手法やスキルの組み合わせが必要で、またチーム・組織のダイナミズムや文化を理解した工夫も求められ、プロフェッショナルの究極のスキルだと考えております。
問題を洗い出し定義すること、あるべき姿を描きながら原因把握を行い、その解決先を考え計画する、さらにそれを実行し、その結果を評価するとともにさらなる展開を行う、といった一連のステップや手法を理解することはもちろん大切です。
ただ、重要なのは問題が複雑な場合、個別の問題解決ではモグラたたきになってしまう場合があります。その場合はイシュー(課題)分析という手法を用いて、問題を再定義することを行います。今回また、問題はあるべき姿と現実とギャップと考えることが出来ます。皆さん自身があるべき姿を持ちつつ、皆さん自身やチーム・組織がコントロールできる大きさから問題解決に着手することも大切です。
加えて、問題解決は必ずチーム・組織への働きかけが必要です。ステップを進めて行く上で、皆さん自身のスキルやチーム・組織での動き方、例えば組織のダイナミズムや文化を考えた会議の場の工夫なども大変重要です。
■セミナーポイント
本セミナーでは、この究極のスキルといっても良い問題解決について、問題解決ステップに主眼を置きながらも少し広い範囲で紹介していきたいと思います。あわせて、皆さんのビジネスの実情にあった検討を個人の小演習として実施頂き、講師とのやり取りを通じて理解を深めて頂ければと思います。
問題解決そのものは汎用的なスキルですので、どなたでも参加できますが、事例は研究開発部門や技術部門の戦略方向性や、組織やプロセスの問題解決を想定してお示ししたいと思います。
■本セミナーの受講者は?
・マネジメント意思決定と現場レベルの両面の「問題解決」に取り組む立場の方
・研究開発や技術部門のリーダー的立場の方、事業管理や経営戦略部門の方
・特に、上層部にも部下にも働きかけをする必要のある、ミドルマネジメント(中間管理職)の方
*どなたでも参加できますが、事例は製造業の技術系部門を想定してお示ししたいと思います。
■本セミナーを受講することで得られる知見やスキルは?
・「問題解決」の一般的な考え方や手法・手順・ステップ
・各層・集団・チームへの適切なアプローチ方法・働きかけ方のコツ
・自社の文化を踏まえた、問題解決の具体策・アイデア(演習を通じて)
など
セミナー内容
1.問題とは何か、プロフェッショナルとしての問題解決とは?
・問題とは − あるべき姿と現状のギャップ、発生型と設定・将来型問題の違い
・プロフェッショナルと問題解決 − 成果を上げ報酬を得るのに必然となる問題解決
・ミドルマネジメントの問題解決の難しさ−組織文化の良い面悪い面が会議に現れる
2.問題解決のステップと情報アイデア収集、進捗管理
―問題の認識と定義
・問題の分類(セグメンテーション)とコントロール可能な範囲の切り出し
・絨毯爆撃を防ぐための仮説と裏付け
―因果分析による上から下への原因把握と解決策(主として発生型問題)
・問題と原因 − 5なぜ
・原因の選択と解決策
―イシュー分析による下から上へのあるべき姿を加味した課題設定(主として設定・将来型問題)
・問題と原因を普通に考えても解決できない
・矛盾をはらむ問題と矛盾を解消する解決策
―ゴール設定、解決策選択、ストーリーと計画化
・ゴール設定 − 発生型と設定型で異なるゴール
・ペイオフマトリックスでの解決策の選択
・解決策のストーリー作成
・計画化 − 抜本的な解決より着実な実行、実行できるようにやる
―実行、評価とさらなる展開
・実行、交渉と障害解決
・実行の評価と振り返り
・さらなる展開に向けて
―各ステップで必要な情報とアイデア収集
・発掘探索的と裏付け的情報・アイデア収集
―組織のダイナミズムや文化を考えた会議という場の運営の工夫
・問題解決ステップに沿った会議アジェンダとルール
・上位者との打ち手決定と下位者による障害把握の二段階の議事設定
・参加者の部分最適と全体最適のバランス
・議事録より議事を白板でメモし共有化
3.問題解決に必要なスキルや動き方の体系的な整理
−人の能力とは
−スキル
・言語化:正しく問題を書き表す、ブレーンストーミングなど会議マネジメント、
ヌケ・重複なく考える論理的思考力、仮説構築と分析的思考力、
共通点を見出す概念的思考、重要分析手法としての因果分析とイシュー分析
―動き方
・頭の使い方、自分自身の行動、仕事の仕方、チーム・組織への働きかけ方
4.問題解決に向けて個人の能力とチーム組織への働きかけ
−問題解決は個人の能力伸長の絶好の場
−組織ダイナミズムと文化問題を会議という場のアジェンダとルールで解消
5.まとめ Q&A
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