自動車産業における樹脂材料・高分子複合材料の”これから”を考える

次世代の自動車で “使われる” プラスチックとは?

電動化、軽量化、マルチマテリアル化、LCA対応…etc
自動車の未来を見通し、今後必要とされる樹脂材料・高分子複合材料とは何かを考えます

自動車における高分子材料は今後どのような進展を見せるのだろうか?
また、どのような特性、機能を持った材料が求められるようになるのだろうか?
自動車産業における樹脂材料・高分子複合材料の"2021年以降"について、自動車メーカーで研究開発を担った経験を持つ専門家、大庭塾代表の大庭敏之氏(元 日産自動車)、金沢工業大学教授の影山裕史氏(元 トヨタ自動車)の2人が考え、語ります。

セミナープログラム

第1部 今後の自動車と求められるプラスチック材料の動向

環境に対して後ろ向きとされていた日本も、菅首相は2050年に温室効果ガス排出実質ゼロの宣言を行った。これまで遠い目標に見えた2050年の姿に向かって具体的な解決策を実行していく段階に進んだ。その中でも自動車に対しては世界も動き出しているだけに期待も大きい。
今後の自動車はどのようになるのだろうか。それに対してプラスチック材料で求められる姿はどのようなところにあるか。電気自動車には何が求められ、軽量化への取り組みでは何が効果的に役目を果たせるだろうか?CFRPは自動車構造への革命をもたらすであろうか?一方では内装材料としてプラスチックに求められることはどのようなところがあるのか?将来をみながらプラスチックへの期待について話してみたい。

  1. 自動車を取り巻く状況
    1. 自動車に使われるプラスチックの推移
    2. 開発のキーワードはCASE
  2. 2050年温暖化効果ガス実質ゼロの衝撃と次世代車
    1. 温暖化効果ガス実質ゼロはどんな姿か?日本の戦略は?
    2. 温暖化防止に向けた次世代自動車は?
  3. 電動化に対してのプラスチックの適用
    1. リチウムイオン電池へのプラスチック
    2. 高熱伝導絶縁材料
  4. 軽量化に対してのプラスチックの役目
    1. モジュール化へのプラスチック
    2. CFRPによる軽量化
    3. マルチマテリアルへの期待と接着剤の貢献
  5. 内装用プラスチックは高級化への期待
    1. 高触感への取り組み
    2. 美観を演出するプラスチックy
    3. 付加価値を付加する
  6. まとめ
    1. 今後のエネルギーは?
    2. 今後の自動車は?
    3. 今後のプラスチックは?

□ 質疑応答 □

<受講によって得られる知識・ノウハウ>

  • 自動車に使用されるプラスチック材料の変遷
  • 温暖化防止に対しての自動車の方策
  • 次世代自動車に対してのプラスチックの役割
  • 軽量化に対してのプラスチックの役割
  • CFRPとの軽量化効果と課題
  • 今後の内装用プラスチック材料の課題
  • 次世代車のエネルギー効率

第2部 自動車分野における高分子複合材料技術動向とマルチマテリアル化展望

自動車を取り巻く環境の変化を理解し、将来の自動車の姿を予想すると、その構成材料のあるべき姿が見えてくる。
CO2環境問題に対し軽量化は必須でありCFRPを中心とした複合材料やALのような軽量材料が注目される。ただ、2030年以降は、軽量化だけではなく、本格的なLCA対応が急務になると考えられ、天然由来のCNF(セルロースナノファイバー)複合材料なども注目されるはずである。ただ、単独系の材料では、要求を満足することはできず、適材適所を基調とするマルチマテリアルが極めて重要な位置づけとなることが予想される。その動向と展望をまとめた。

  1. 自動車を取り巻く環境の変化(2030年)
    1. 自動運転の地域社会に適合したモビリティ
    2. モビリティだけではなく、将来のビジネスモデルに挑戦
  2. 自動車構成材料の動向
    1. 鉄はいまだに主要材料
    2. 軽量材料(AL、樹脂、高分子複合材料)に注目
  3. マルチマテリアルによる緊急対応(~2030年)
    1. 緊急課題と軽量化
    2. マルチマテリアルの必要性と現状
  4. マルチマテリアルの本格的LCA追求(2030年~ )
    1. 本格的LCA(CO2排出量低減)の追求
    2. マルチマテリアルの本格化と課題

□ 質疑応答 □

<受講によって得られる知識・ノウハウ>

  • 複合材料の設計技術
  • 自動車の将来動向
  • 自動車材料の将来動向
  • 自動車と複合材料の関係 ほか

セミナー講師

第1部 今後の自動車と求められるプラスチック材料の動向 (12:20~14:20)
大庭塾 代表 大庭 敏之 氏
(元 日産自動車:バンパー材用材料などの開発、ゴム部品の開発、高分子材料の信頼性、リサイクルなど環境問題等を担当)

第2部 自動車分野における高分子複合材料技術動向とマルチマテリアル化展望 (14:30~16:30)
金沢工業大学 大学院工学研究科 高信頼ものづくり専攻 教授 影山 裕史 氏
(元 トヨタ自動車)

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:35,200円 ( E-mail案内登録価格 33,440円 )
※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
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受講について

ZoomによるLive配信

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申込み受理のご連絡メールに接続テスト用のURL、ミーティングID、パスコードが記されております。
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  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。講師へのご質問も可能です。
  • お申込みの際は、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。

配布資料

  • 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
    ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
    ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:20

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

自動車技術   高分子・樹脂材料   炭素系素材

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自動車技術   高分子・樹脂材料   炭素系素材

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