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ゴム材料の力学的高性能化、長寿命化のために!
ゴムの劣化と構造の関係について実例を取り上げながら概説
※本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はできません。
セミナー趣旨
ゴム材料は、文房具、家庭用品から産業資材まで、幅広い分野で利用されている有機高分子複合材料である。しかし、有機材料であえるがゆえ、その寿命は、一般に金属に比較して短い。材料の寿命は、劣化速度と密接な関係があることから、ゴム材料の劣化を理解し、劣化速度を低減できる工夫を行うことにより、材料の寿命を延ばすことが可能と考えられる。
一般のゴム材料は、加工工程における物理的、化学的作用を利用して得られる複合材料であり、その構造は複雑である。したがって、構造を理解し、その制御を行うことにより、材料の力学的高性能化、長寿命化が可能になると考えられる。
本講座ではこれらをふまえて、ゴム材料の劣化と構造の関係について実例を取り上げながら、概説する。
セミナープログラム
- 原料ゴムの基礎
- 高分子物質としての原料ゴム
- 原料ゴムに求められる特性
- 原料ゴムの種類と物性
- ゴム材料の構造とその制御
- ゴムゲルとフィラーゲル
- ゴムゲル(マトリックス相)の構造と制御
- フィラー種とフィラーゲルの関係
- 熱可塑性エラストマーの構造
- ゴム材料の疲労と劣化
- 疲労と劣化とは?
- 外部刺激による劣化
- 疲労・劣化の評価
- 構造と疲労・劣化の関係
- 劣化対策
- 力学的高性能化への構造制御
- マトリックス相の構造制御
- 分散相の構造制御
- 複合化
- まとめ
- 現状における問題点
- 未来にむけて
キーワード:ゴム、寿命、疲労、劣化、物性、構造、複合化、セミナー
セミナー講師
東京理科大学 名誉教授 理学博士 伊藤 眞義 氏
<ご専門>
高分子材料物性
<ご略歴>
1970 東京理科大学大学院理学研究科修士課程修了
1972 東京理科大学理学部助手
1995 同上教授
2010 同上嘱託教授
2016 同上名誉教授
1994 繊維学会賞
2010 オーエンスレーガー賞
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
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