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~用語の正しい理解・捉え方と適切なセンシング・測定評価法~
★触感受容器の特性や状態の推定、取得すべきデータと解析方法、官能評価結果の扱い方等々・・・
曖昧で評価が難しい触感の定量化法を、様々な要素・影響要因をふまえ多角的に解説します。
講師
慶應義塾大学 理工学部 機械工学科 准教授 博士(工学) 竹村 研治郎 先生
受講料
1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
製品価値は,その機能性に加えて感性価値にも左右される.触感はこうした感性価値に重要な役割を果たす感覚であるものの,現在のところ一般的なセンシングやディスプレイは存在しない.
本セミナーでは,触感を表現する用語を整理し用語同士のつながりを明確化する手法や,触覚受容器の特性に基づいた触感の計測、およびデータ処理方法を解説する.
○受講対象:
・触感の定量化にご興味のある方
○受講後、習得できること:
・触覚受容器に関する基礎知識
・触感にかかわる用語の適切な利用・評価法
・触感センシングで取得すべきデータと解析方法
・官能評価実験結果の扱い方
など
セミナー内容
1.五感の中の触感の位置付け
1)工学的な利用の状況
2)触覚と触感の違い
3)触感の重要性
2.触感を知覚する感覚受容器の基礎知識
1)受容器の種類・特性
2)皮膚の構造と受容器の分布
3)工学的応用に向けた特性の理解
3.触感用語の整理
1)触感を表す形容詞と分類
2)階層的知覚構造の仮説
3)低次触感と高次触感、嗜好性
4.触感利用の難しさ
1)触感用語の複雑性
2)触感知覚のプロセスと触感との関係
3)触感の物性と状態量との関係
5.触覚受容器の発火状態*の推定法
(*発火―電流が流れている状態)
1)発火閾値の周波数特性
2)発火量の定量化
6. 触感測定・センシング技術
1)評価サンプルと評価語
2)官能評価実験の方法
3)触感センシングシステムの構成
4)触感に関係する物理量の測定方法
5)測定上の留意点
7.触感データの処理・評価法
1)触感センシングシステムを用いた測定結果の解析
・時間領域と周波数領域での取り扱い
・受容器の特性を考慮したデータ処理
2)官能評価実験の結果の統計的扱いとその解析
3)測定データと官能評価結果の統合
4)触感物理量と触感因子との関係
8.まとめ
<質疑応答>
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