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耐熱性、高比強度、耐摩耗性など
セラミックスの優れた特性を活かすには?
セラミックスの強度・破壊特性を学び、強度設計をするためのアプローチを詳解!
セミナー趣旨
構造物や製品において、その部品の破損はシステムの故障や重大な事故を引き起こす可能性があります。したがって、長期信頼性を確保した構造物や製品を強度設計製作するためには、使用する材料の強度試験を行い、強度特性を理解することは必須です。金属は、強く、よく伸びる性質を有します。そのため、いきなり壊れることはなく、必ずその変形や損傷の徴候がみられます。一方でセラミックスは、金属材料と比較して耐熱性、高比強度、耐摩耗性など優れた特性を有しています。しかしながら最大の欠点は、非常に脆く、金属のように伸びないためにその変形や損傷の徴候が見られず、突然、脆性破壊します。セラミックスを構造用材料として応用を始めた頃は、金属材料を中心に発達してきた強度設計手法が適用されてきました。しかしながら、そのまま応用することが難しいことが認識されてきました。すなわち、脆く、伸びないセラミックスならではの強度の考え方・取扱い方があります。そこで本講座では金属材料と比較して、破壊メカニズムや破損の仕方の違いを説明します。次に、強度試験方法および強度データの取扱い方を説明するとともに、強度信頼性評価について、実際の実験データとExcelを使って実践的に学べるように構成しました。
※Excelがインストールされたノートパソコン (Excelのバージョンは不問)をご用意ください。
受講対象・レベル
おもに本テーマに関連する若手~中堅の企業技術者・研究者
習得できる知識
セラミックスと金属の破壊の仕方の違い、破損したセラミックスの原因の見つけ方の基礎、基本的な強度試験方法と強度の取扱い方
セミナープログラム
- セラミックスの破壊原因と破壊メカニズム
- セラミックス強度信頼性評価の歴史
- 金属とセラミックスの破壊原因と破壊メカニズム
- 金属材料の塑性降伏条件
- セラミックスの破壊原因と破壊条件
- 金属とセラミックスの破壊形態の比較
- 強度試験方法
- 引張試験の問題点
- 曲げ試験と破壊じん性値試験
- 強度特性に及ぼす諸因子の影響
- 強度信頼性評価の基礎
- ワイブル分布
- 強度のワイブル解析方法
- Excelによる実験データに基づくセラミックス強度解析演習
- 基本的な構造強度設計法の考え方
【質疑応答】
セミナー講師
香川大学 創造工学部 創造工学科 先端材料科学領域 講師 博士(工学) 松田 伸也 氏
セミナー受講料
1名につき55,000円(税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
- 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test - 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。 - Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
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- セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
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