インクジェット技術の原理から最新技術動向まで

1日目:「インクジェット基礎【WEBセミナー】」のみご受講を希望の方
2日目:「インクジェット応用【WEBセミナー】」のみご受講を希望の方

※本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

開催日時

2021年01月25日(月)13:00~16:00
2021年01月26日(火)13:00~16:00

セミナー趣旨

 インク液滴を吐出してパターンを形成するインクジェット技術は、オフィスや家庭における書類や写真画像の出力装置に留まらず、産業分野や工業分野の様々な用途に応用展開がなされている。そこでは、非接触なマーキング技術というインクジェットの特徴が活かされている。多様なマーキング材料がインクとして吐出可能であることから、機能材料と応用の組み合わせは多岐にわたる。このように、インクジェットに代表されるデジタルイメージング技術をモノづくりに活用する技術を「デジタルファブリケーション」と呼び、幅広い用途開発が進められている。
 本講習では、インクジェット技術の基礎から応用まで、液滴を噴射するデバイスであるインクジェットヘッド技術を中心に説明する。特に、技術がどのように発展してきたかを知ることで、技術と製品の現在の位置づけと、将来の発展に向けた取り組みを理解する。また、インクジェット応用では、インクジェットの特徴がどのようにモノづくりに活用されているか、具体的事例をもとに理解する。
 第1日目は、インクジェットの歴史と技術について説明する。黎明期、発展期、普及期、そして展開期に、どのような革新がされ製品に展開されたかを知ることで、インクジェットの技術および市場の全体像を理解する。インクジェットの基礎では、インクジェット技術の構成要素であるヘッド、インク、メディアの各技術を理解する。最後に、本技術の発展をけん引してきた高画質化の技術開発過程を理解することで、インクジェット技術全体を俯瞰的に理解する。
 第2日目は、インクジェットの最新動向、応用、将来展望を述べる。まず、インクジェットヘッドの最新トレンドを理解し、それらが新しいオフィスプリンターや産業用プリンターでどのように活用されているかを理解する。インクジェットの応用では、産業用プリンターによるグラフィクスの高速印刷と、非グラフィクス分野における多様な応用を事例を挙げて説明する。最後に、これらの最新技術が展開期のインクジェット産業を成長させていくうえでの課題とその解決方法を議論し、インクジェット技術の今後の展開の指針を得る。

受講対象・レベル

  • プリンター開発設計技術者
  • インクジェット応用の技術者、企画担当者
  • デジタル印刷関係の技術者、企画担当者

習得できる知識

【1日目】

  • インクジェットプリンターの技術と市場の歴史(技術の発展と市場の形成)
  • インクジェットの基礎(インクジェットヘッド、インク、メディア)
  • 高画質化技術(噴射の原理と液滴の微小化)

【2日目】

  • インクジェット技術の最新動向
    (インクジェットヘッド、オフィスプリンター、産業用プリンター)
  • 種々のインクジェット応用
    (インクジェットの特徴:グラフィクス、エレクトロニクス、3D造形、バイオ応用)
  • 将来展望
    (デジタルファブリケーションの実装)

セミナープログラム

1月25日 13:00~16:00(質疑含む)

1日目:「インクジェットの基礎技術と高画質化」

  1. インクジェットプリンターの技術と市場の歴史
    1. 黎明期:インクジェットプリンターの市場投入
    2. 発展期:カラーそしてフォトプリントへ
    3. 普及期:フォトプリントの成熟、ホームユース市場の飽和
    4. 展開期:フォトプリント後へ
  2. インクジェットの基礎
    1. インクジェットヘッド
      1. インクジェットヘッドの分類
      2. 連続噴射型
      3. サーマルインクジェット
      4. ピエゾインクジェット
        1. ピエゾ効果とインクジェットヘッド
        2. Shear Mode型インクジェットヘッド
        3. Bend Mode型インクジェットヘッド
        4. Direct Mode型インクジェットヘッド
    2. インクジェットインク
    3. インクジェットメディア(用紙)
  3. 高画質化技術
    1. インク滴サイズの微小化
    2. 駆動波形と液滴噴射の応答

1月26日 13:00~16:00(質疑含む)

2日目:「インクジェットの最新動向、応用、将来展望」

  1. インクジェット技術の最新動向
    1. インクジェットヘッド
    2. オフィスプリンター
    3. 産業用プリンター
  2. インクジェット応用
    1. インクジェットの特徴
    2. インクジェットの課題と対策
    3. 種々のインクジェット応用
      1. デジタルファブリケーションとは?
      2. グラフクス分野
      3. プリンテッドエレクトロニクス
      4. ディスプレイ応用
      5. 3Dプリンター
      6. バイオプリンティング
  3. インクジェットの将来展望

スケジュール<両日とも>
 13:00~14:25 講義
 14:25~14:35 休憩
 14:35~16:00 講義
※多少前後する可能性がございます。

キーワード:インクジェット、ヘッド、インク、動向、産業用、エレクトロニクス、バイオプリンティング

セミナー講師

山形大学 インクジェット開発センター
センター長 産学連携教授 博士(工学) 酒井 真理 氏

<ご専門>
 インクジェット、流体シミュレーション、プリンテッドエレクトロニクス
<学協会>
 日本画像学会理事、技術委員会副委員長、フェロー
<ご略歴>
・学歴
 昭和58年(1983年)3月東京工業大学工学部機械工学科卒業
 昭和60年(1985年)3月東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了
 平成17年(2005年)3月東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了
・職歴
 昭和60年(1985年)4月エプソン(株)入社
 (同10月にセイコーエプソン(株)に社名変更)
 平成24年(2012年)6月東京大学大学院染谷生体調和エレクトロニクスPJ 研究推進主任
 平成26年(2014年)5月染谷生体調和エレクトロニクスPJ 総括補佐(兼任)
 平成28年(2016年)8月科学技術振興機構ACCEL-FS プログラムマネージャー
 平成29年(2017年)12月より現職

セミナー受講料

66,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合55,000円、
  2名同時申込の場合計66,000円(2人目無料:1名あたり33,000円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
  メールまたは郵送でのご案内となります。
  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

【配布資料】

  • 事前にお送りいたします。
    無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

印刷技術   メカトロ・ロボティクス   3Dプリンタ

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

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受講料

66,000円(税込)/人

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印刷技術   メカトロ・ロボティクス   3Dプリンタ

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