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熱強化や化学強化、製造方法から試験法、測定法を、
基礎からわかりやすく解説!
はじめて学ぶ方、入門・初級者に最適な講座!
セミナー趣旨
ガラスは脆性破壊を示す代表的な材料であり、強度に対する信頼性は決して高くはありません。一方、ガラスは種々の物性を容易に得ることができる材料でもあります。ガラスの破壊を理解し、強度を高めることや安全性を向上させることにより、ガラスの用途は大きく広がります。
ガラスとはどのようなものか、ガラスの破壊に対してどのように考えるべきか、このような疑問に対し、破壊の基礎知識も含め、機械物性を中心に分かりやすく解説します。また、ガラス破壊時の安全性に対する考え方、熱強化ガラスや化学強化ガラスの主な特徴とその製造方法、反力試験法やQuasi-static試験法等の研究開発中の測定方法を含めたガラスの強度測定法も紹介します。さらに、曲げ負荷を与えたときに発生する応力緩和現象や曲げ負荷が小さくなった後の破壊現象等、近年得られた新たな知見についても、今回は入門レベルや初級レベルの方々を対象として簡単にお話します。
これらの知識はガラスの研究・開発のみではなく、ガラスを製造する上でも大いに役立つことでしょう。
受講対象・レベル
入門レベルおよび5年以下の初級レベルを想定しています。
習得できる知識
- ガラスおよび脆性破壊の基礎概念
- 新しい方法も含めたガラス強度測定法
- 強化ガラスの特徴とガラスの強化手法
セミナープログラム
- ガラスと機械物性・破壊の基礎
- 板ガラスの長所と短所
- 板ガラスの製造と主な利用分野
- ガラスの機械物性
- ガラスの破壊(応力拡大係数,ワイブル解析)
- ガラスの強度と安全性
- 破壊に寄与する因子
- 表面欠陥
- 応力
- 負荷モード
- 雰囲気
- ガラス組成
- 強化ガラスと強化方法
- 熱強化ガラスとその強化メカニズム
- 熱強化ガラスの製造と問題点
- 化学強化ガラスとその強化メカニズム
- 化学強化ガラスの製造と問題点
- 易強化性とガラス組成
- ガラス強度測定方法
- ガラス強度測定の基礎
- 曲げ強度 (4点曲げ法,3点曲げ法,同心円負荷曲げ法)
- 衝撃強度 (ボールテスト,ショットバッグテスト,シャルピー試験)
- 熱的破壊強度 (熱割れ試験,水中投下法)
- Securityレベルの試験方法 (ミサイル試験,衝撃波による試験)
- 新しい強度測定法 (反力試験法,Quasi-static試験法)
- ガラス・強度に関する新たな知見
キーワード:ガラス,強度,強化,測定,セミナー,研修,講習
セミナー講師
GMS研究所 代表 博士(工学) 荒谷 眞一 氏
元セントラル硝子株式会社・元帝京大学
日本学術振興会 先端強度材料 第129委員会委員(2012/4~)
東京都立産業技術研究センター エンジニアリングアドバイザー(2012/4~)
ISO規格作成委員(1994/3~2002/5) TC160 SC2 WG7(security) Japanese Delegate
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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受講について
【配布資料】
- 開催前日までにお送りいたします。
無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
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