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可視光応答形光触媒とその抗菌・抗ウイルス効果を解説し、
空港や病院での実証試験や最新の応用事例について紹介!
高透明光触媒コーティング液の特長と、透明フィルムへの塗工などの実用例と応用方法を紹介!
近年、高感度な可視光応答形光触媒が開発され、
安全・安心空間を提供できる抗菌・抗ウイルス部材として実用化されつつある光触媒についてのセミナー!
セミナープログラム
【13:30-14:45】
第1部 住宅室内環境の改善への要求特性・可視光応答型光触媒への要望
(株)LIXIL 井須 紀文 氏
【キーワード】
防汚・抗菌技術、表面処理、セラミックス
【講演趣旨】
2050年にCO2総排出量の80%削減を目指した研究開発を進めている。住宅用部材はライフサイクルが長い事から、「つかう」段階でいかにエネルギーを使わずに快適な生活を実現するかが重要な課題である。水まわり用材料は汚れ易い環境にあるため、材料自体の防汚技術開発は、「つかう」場面での洗浄水量の低減と同時に、手入れが容易であるというユーザーメリットを実現するために重要である。本講演では低環境負荷で防汚・抗菌を実現する住宅用材料技術およびその技術課題について述べる。
- これからのモノづくり
- 地球環境の現状
- これからのモノづくり
- サステナブルデザイン
- 水の使用量と防汚・抗菌
- 日本の生活用水使用量
- 家庭用水の内訳
- トイレのLCE試算
- トイレの防汚・抗菌技術
- 水アカ汚れを防ぐ防汚技術
- 細菌汚れを防ぐ防汚・抗菌技術
- 抗菌性能試験法
- 銀を用いた抗菌釉薬
- 抗菌技術の課題
- 抗ウイルス性への要望
- 可視光応答型光触媒への要望
- まとめ
【質疑応答 名刺交換】
【14:55-16:05】
第2部 可視光応答形光触媒の抗菌・抗ウイルス機能
東京工業大学 宮内 雅浩 氏
【講演キーワード】
新型コロナウイルス、抗ウイルス、光触媒、可視光
【講演趣旨】
感染症拡大のリスクが広まる中、公共施設や病院などの人が多く集まる施設における抗菌・項ウイルス技術に関心が高まっている。近年、高感度な可視光応答形光触媒が開発され、安全・安心空間を提供できる抗菌・抗ウイルス部材として実用化されつつある。
本講演において、可視光応答形光触媒とその抗菌・抗ウイルス効果について解説し、空港や病院での実証試験や最新の応用事例について紹介する。
- 光触媒のしくみと屋外用途での応用事例
- 室内で機能する光触媒とその抗菌・抗ウイルス効果
- 酸化銅(CuO, Cu2O)の暗所での抗ウイルス効果
- Cu(II)/TiO2 可視光応答形光触媒
- CuxO/TiO2 室内環境(暗所&可視光照射)での抗ウイルス材料
- 病院、空港での実証試験
- 将来展望
【質疑応答 名刺交換】
【16:15-17:30】
第3部 高透明光触媒コーティング液を用いたフィルムへの抗菌・抗ウイルス機能の付与
信越化学工業(株) 井上 友博 氏
【講演キーワード】
可視光応答型光触媒、酸化チタン、抗菌、抗ウイルス、衛生、現場施工、透明フィルム
【講演趣旨】
信越化学では、独自の製法により透明性に優れた光触媒コーティング液を開発・上市している。光触媒である酸化チタンに改良を施すことで可視光応答性を付与することにも成功しており、特に最近では、その抗菌・抗ウイルス性能を活かし、衛生課題の解決に取り組んでいる。本講演では、このコーティング液の特長を詳しく解説するとともに、透明フィルムへの塗工などの実使用例を挙げながら、応用方法について紹介する。
- 光触媒について
- 光触媒の原理
- さまざまな光触媒応用事例の紹介
- 信越化学光触媒コーティング液について
- コーティング液のナノ微粒子分散液としての特長について
- 透明性と活性が両立できる仕組みについて
- 性能測定データ:親水性、ガス分解能力、抗菌・抗ウイルス性能
- コーティング液の応用事例~透明フィルムへの塗工の実例~
- 透明体に塗工する際の課題
- 適切な表面処理方法、下地コーティング剤の選定について
- 塗工の実際:成功性・失敗例の紹介
- 用途展開
- 最近の用途展開のご紹介
- 将来の展望について
【質疑応答 名刺交換】
セミナー講師
第1部 (株)LIXIL Technology Research本部 分析・材料研究所 所長 博士(工学) 井須 紀文 氏
第2部 東京工業大学 物質理工学院 教授 博士(学術) 宮内 雅浩 氏
第3部 信越化学工業(株) 塩ビ・高分子材料研究所 開発部 主任研究員 井上 友博 氏
セミナー受講料
【1名の場合】44,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
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